初の海外作家による個展「Norris Yim - Beyond Names」展を六本木・西麻布エリアのギャラリー「9s Gallery by TRiCERA」で開催
Norris Yimとは
香港出身のNorris Yim(ノリス・イム)は、現代人の匿名性を表現した抽象的な肖像画で有名な画家です。香港理工大学でデザインを学んだのち画家に転向し、洗練されたビジュアルで現代人のディストピアを表現し高い評価を得てきました。
個展「Norris Yim - Beyond names」では、2021年から続くシリーズの「Nameless」の新展開が日本で初めて発表されます。
香港で生まれ育ったNorrisは、雨傘運動や香港国家安全維持法に抗するデモで激動する香港社会を目の当たりにしてきました。民主主義社会の保持が危ぶまれている地で制作を続ける彼だからこそ、人間がその内側に秘めている本当の愛情や複雑な心の動きを、絵画という形に落とし込みたいという切実な創作欲が湧き続けるのかもしれません。
ビジュアルイメージが非常に洗練されているため、時に表面的な部分で評価されがちなNorrisの作品ですが、非常に生身の感覚を大事にしながらも抽象度を保持しているというアンビバレントなバランス感覚こそ、彼の注目されるべき特質であると言えます。
個展「Beyond Names」について
*展示作品一覧はこちら:https://www.tricera.net/ja/artworks?exhibitionLabel=exhibition-artworks-list&preview=artworks
カラフル・モノクロなど様々な色彩を自在に駆使しながら、顔面があるはずの場所に暴力的に盛り上げられた絵の具は、まるでデジタル画像のノイズのようにも見えます。
資本主義社会の中で、私たちは生き残るために偽善的な仮面を被ることが日常になっています。オリジナルの「顔」は隠されたまま。いつの間にか、顔を隠す道具だったはずの仮面が顔それ自体になってしまい、メイクアップと同様にオリジナルの自己を忘却させてしまいます。
Norrisは、その仮面を剥ぎとり、なまの絵の具で感情を表現します。哀れみや悲しみすら感じさせる「Nameless」シリーズは、現代社会の宿痾を暴露する作品です。
私たち自身の肖像が描かれていることに、虚を突かれたような衝撃をもたらすNorrisの作品を、ぜひ会場でご高覧ください。
個展開催概要
Norris Yim - Beyond Names
会期:2023年5月27日(土)から2023年6月4日(日)
営業時間:会期中無休 12:00 〜18:00 ※最終日 〜17:00
会場:9s Gallery by TRiCERA
〒106-0031 東京都港区西麻布4-2-4 The Wall 3F
アクセス:東京メトロ日比谷線 六本木駅 徒歩10分・広尾駅 徒歩10分
東京メトロ千代田線 乃木坂駅 徒歩10分
連絡先:03-5422-8370
トライセラアートとは
トライセラアートは世界126カ国以上の現代アーティストによる絵画・写真・彫刻を取り扱うオンラインギャラリーです。国境を超えたアート取引においては、多言語での作品説明や価格交渉、出荷や配送(美術品の専門配送)、国際間決済、返品手配など数々のハードルが存在します。当サービスは、8か国語翻訳機能や多言語でのカスタマーサポート体制に加え、真贋証明書付きで全世界送料無料という明瞭なシステムを提供し、一気通貫でアートの国際間取引をサポートしています。アーティストは出品するだけで活躍のフィールドを広げられ、アートファン(ユーザー)は、これまでローカルなギャラリーでは出会えなかった世界中のアーティストやその作品を購入することができます。
◆ 会社概要
会社名:株式会社TRiCERA
代表取締役:井口 泰(いぐち たい)
本社:〒 106-0031 東京都港区西麻布4-2-4 The Wall 3F
設立:2018年11月
サイト:https://www.tricera.net/ja/
事業内容:グローバルアートマーケットプレイスの運営
■本リリースに関する報道お問い合わせ先
TEL:03-5422-8370
PR担当 栗原 裕太
e-mail:info@tricera.co.jp
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