サカ美術館、バリ島のスバック制度の中心にある神聖なつながりを探る新作ドキュメンタリー『Pasihan』を公開

本作は、バリ島を象徴する棚田の風景にとどまらず、幾世代にもわたってバリ島の古代の水の文明を支えてきた人々、伝統、そして共有される責任の姿を描き出します。

AYANA Hospitality

インドネシア・バリ島(2026年8月20日) ― アヤナ バリ内に位置するサカ美術館は、現在開催中の常設展示『Subak: The Ancient Order of Bali(スバック:バリ島の古代の秩序)』の鑑賞体験をさらに深める、13分間の新ドキュメンタリー映像『Pasihan(パシハン)』を初公開いたしました。Niskala Studioとのコラボレーションによって制作された本作は、ウルン・ダヌ・バトゥール寺院(Pura Ulun Danu Batur)からプラガン・スバック(Subak Pulagan)の棚田へと流れる水の軌跡を追いながら、バリ島の農業景観を結びつける地域社会と神聖な伝統の姿を鮮やかに映し出します。

あらゆる世代の来館者に向けたインタラクティブな常設展示では、数世紀にわたり継承されてきたスバック(灌漑と稲作を共同で管理するバリ島独自の農民自治組織のネットワーク)の仕組みを解説しています。これに続く本作『Pasihan』は、スバックが持つ精神性と社会的側面へとさらに深く光を当てます。寺院を中心とするコミュニティや農村へと親密に分け入ることで、精密な水管理と受け継がれてきた環境に関する知恵から「ユネスコ世界文化遺産」にも認定されたこのシステムの中で、儀礼、農業、自治、そして人々の絆がどのように結びついているのかを解き明かします。

タイトルである『Pasihan』は、バリ語で愛や献身を意味する「sih」という言葉に由来します。これは、湖の女神「デウィ・ダヌ(Dewi Danu)」から水と肥沃な大地という恵みを授かったスバック・コミュニティのネットワークそのものを指す言葉でもあります。ウルン・ダヌ・バトゥール寺院と共同で行われる一連の儀礼を通じて結ばれた上流・下流の地域社会は、儀式や互助の精神、共同の管理体制を通じて、その恵みの流れを未来へ護り伝えるという生涯にわたる責任を共有しています。その結びつきは、農業や精神性に留まらず、自然への感謝や、自らの暮らしを支える自然生態系そのものに対する責任の共有をも包含しています。

人類学者・複雑系科学者のJ. スティーヴン・ランシング教授(Dr. J. Stephen Lansing)との共同開発による展示『Subak: The Ancient Order of Bali』が、スバックの歴史、哲学、そしてその優れた生態学的知性を探求する一方で、『Pasihan』はその歩みを一歩進め、この文化をいまも護り続ける人々と日々の営みへと来館者を誘います。この展示とドキュメンタリーが融合することで、スバックは過去の遺産ではなく、協調性、環境保護、そして文化的継承の「生きたモデル」として現代に浮かび上がります。

本作では、寺院の秘書役を務めるイ・クトゥット・エリアディ・アリアナ氏(I Ketut Eriadi Ariana)と、プラガン・スバックのリーダーであるサン・ニョマン・アスティカ氏(Sang Nyoman Astika)の暮らしを通して、ウルン・ダヌ・バトゥール寺院における年に一度の収穫儀礼「ングサバ・カダサ(Ngusaba Kadasa)」の準備から、その最高潮である「ペパダ・アグン(Pepada Agung)」の祭列を追い、さらに下流へとゆく水の流れを辿ります。同時に、農地転用によってスバックの儀礼や人々の関係性、共同体としての責任基盤そのものが脅かされつつある、現在のバリ島の農業景観が直面する現実の課題にも視線を向けています。

『Pasihan』の根底に流れているのは、スバックを「水と土壌の文明」として捉える視点です。人々が生きるために水と土地を必要とする限り、たとえ物理的な風景が変わろうとも、連帯と結びつきというスバックの価値観は生き続けると信じられています。本作は、バリ島の農業景観を日々の営みで支える人々に焦点を当てることで、単なる美しい棚田の風景を超えて、人と自然、そして神聖なものとの間に織りなされる不変の絆へと意識を向けていきます。

本ドキュメンタリーは、バリ島の歴史を記録するだけでなく、今もなお島の文化や暮らしを形作っている知恵、コミュニティ、そして生きた伝統に光を当て、より広く伝えていくという、サカ美術館の文化遺産保全への取り組みを体現するものです。美術館は本作を通じて、バリ島が育んだ最大の文化的功績への理解をさらに深め、文化的な景観を保全する地域コミュニティへの敬意がより広がることを願っています。

『Pasihan』は、最新の5.1chサラウンドシステムを完備した50席のサカ美術館のオーディトリアム にて毎日上映され、入館料に含まれる鑑賞体験の一部としてご覧いただけます。本作は、常設展示『Subak: The Ancient Order of Bali』の理解を深める導入的な内容を補完する続きのストーリーとしてご鑑賞いただくことを推奨しております。また、バリ・ヒンドゥー教のサカ暦や最も神聖な暦日「ニュピ(Nyepi)」を紹介する既存の入門映像とも併映され、バリの文化遺産に対する複合的な視点を提供します。

サカ美術館は今後も本作を通じて、来館者がバリ島の文化遺産と交流する新たな方法を創出し、島で最も象徴的な文化システムを支える人々とその営みを、世界中から訪れる来館者により身近に伝えていきます。

サカ美術館について

サカ美術館は、バリ島の創造性、精神性、そして哲学的な表現を称える文化の拠点です。広大な屋外空間と屋内スペースを備え、多様なイベントや行事に最適なロケーションを提供しています。当館では、展示やセミナー、学習センター、そして常設コレクションを通じて来館者の探求心を刺激し、バリ文化への深い理解と愛着を育むとともに、インドネシアにおけるミュージアム運営のベストプラクティス(最良の知見や手法)の向上を推進しています。当ミュージアムの運営は、バリの地域社会へ貢献するためのアヤナの取り組みの一環です。

詳細については、公式ウェブサイト(www.sakamuseum.org)をご覧ください。

アヤナ バリについて

アヤナ バリは、バリ国際空港からわずか12km、ジンバラン湾を望むジンバラン湾を見渡す全長1.3kmの壮大な断崖沿いに位置し、90ヘクタールの広大な敷地内に4つの受賞歴あるホテルを有しています。

  • アヤナ リゾート バリ:294室の客室とスイートは、クラシックな優雅さとバリの伝統美を融合させ、各室に大理石のバスルーム、家具付きバルコニー、コネクティング対応客室を備えています。

  • アヤナ セガラ:223室の客室とスイートが、屋内外をシームレスにつなぐ現代的な設計で、伝統的なアヤナ体験に新風をもたらしています。 

  • アヤナ ヴィラズ バリ:73棟のラグジュアリーヴィラは、プライベートプランジプールと息をのむオーシャンビューが特徴です。

 リンバ by アヤナ:全403室を備えるファミリー向けリゾートです。

アヤナ バリではガイドポスト モンテッソーリおよびグリーン キャンプ バリとの提携により、没入感のある体験型教育プログラムを提供しています。アヤナの広大な自然環境の中で、お子様が実践的なアクティビティを通じて学び、発見できるユニークな機会を用意しています。特に7歳から12歳のお子様を対象とした終日型のアウトドア・アドベンチャー「グリーン キャンプ アヤナ(グリーン キャンプ バリとのパートナーシップ)」では、世界で最もサステナブルで目的意識を持ったキャンプ体験をお届けしています。

さらに敷地内には、5つ星リゾートと一体化したバリ島初の純住宅用コミュニティ「アヤナ レジデンス」や、「スパ オン ザ ロック」を含む47のトリートメントルームと、インド洋を見下ろす崖の上に位置する世界最大級の海水ハイドロセラピープールを備えた受賞歴のある「アヤナ スパ」も展開しています。

リゾート内には、17のミーティング・イベント・ウエディング会場、お子様用プールや崖の麓に位置する海水インフィニティのオーシャンビーチプールを含む14の淡水プール、プライベート感あふれる人里離れたビーチ、31のダイニング、ビジネスセンター、18ホールのパッティングゴルフコース、テニスコート2面、ジョギングトラック、フィットネスセンター3箇所、そして2箇所のキッズプレイグラウンドを完備しています。

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会社概要

AYANA Hospitality

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URL
https://www.ayana.com/
業種
飲食店・宿泊業
本社所在地
Jalan Karang Mas Sejahtera, Jimbaran,Bali Indonesia
電話番号
-
代表者名
Michi Sonoda
上場
未上場
資本金
-
設立
1996年11月