三重県明和町・斎宮歴史博物館で「創造の出土品展」を行います〜斎宮の歴史と文化の発信を女性の目線で〜
明和町の観光地域づくりを推進する一般社団法人明和観光商社(本社:三重県多気郡明和町、以下明和観光商社)が斎宮歴史博物館と共に、国指定史跡斎宮跡からの出土品をテーマにした、「創造の出土品展」を、11月19日から12月15日まで開催します。この企画は、斎宮歴史博物館の来館者数の向上及びの斎宮の歴史と文化の啓発を目的に行うものです。写真家の浅田政志氏のプロデュースのもと、三重県ゆかり作家9人による「創造の出土品」の作品を展示します。
斎宮跡発掘調査約50年分の出土品から、昔の斎宮に思いを馳せる
明和観光商社は、昨年度から、斎宮歴史博物館の誘客プロモーションを取り組んでいます。来館者数向上を目的とした、季節ごとのイベントの企画や、ミュージアムショップ「ルインズ」の運営を行い、斎宮歴史博物館及び斎宮の認知度向上を目指しています。今回の企画は、斎宮跡の発掘調査による出土品に焦点を当てたもので、発掘された出土品をテーマにした作成を展示することで、当時の斎宮を想像してもらいたいと考えています。
1970年に始まった斎宮跡の発掘調査は今現在も続いており、広大な斎宮跡の発掘はあと100年以上続くと言われています。現段階でも、収蔵庫には整理箱が約1万箱以上と膨大な数の出土品が保管されています。普段は見ることのできない出土品ですが、「創造の出土品」を通じて、そこから窺い知れる斎宮の歴史や文化を体感できます。
斎宮ならでは「女性の視点で魅力を伝える」
この企画は、明和町で取り組んでいる斎宮文化芸術祭のプログラムの一つでもあります。斎宮文化芸術祭は、埋蔵文化財であり、歴史的にもわかりにくい斎宮を、さまざまなプログラムを通じて知って、体感してもらう芸術祭です。
斎宮は、飛鳥時代から南北朝時代まで、天皇の代わりに伊勢神宮の天照大御神に仕えた「皇女」斎王が暮らした場所であり、斎王以外にも多くの女性が働いていました。
今回作品を作ってくれる9人の作家は皆女性です。斎宮、斎王の物語に共感し、本企画に賛同いただきました。かつて女性が活躍した斎宮で、現代の女性の視点や感性で創造される作品という視点も、斎宮ならではの魅力の伝え方と言えます。
三重県ゆかりの作家による『創造の出土品』展
会 場:斎宮歴史博物館 展示ホール(三重県多気郡明和町竹川503)
開催期間:2024年11月19日火曜日〜2024年12月15日日曜日
※月曜日休館日(祝日の場合は翌日)
開館時間:9時30分〜17時(入館は16時30分まで)
観 覧 料: 一般340円(270円)大学生230円(180円)高校生以下 無料 ※( )は団体料金
展示内容:斎宮跡にこんな出土品があったらいいな、という「創造の出土品」をテーマに製作した、
三重県ゆかりの女性作家たちによる作品展です。
参加作家:(五十音順) 植野のぞみ(立体造形)・大内麻紗子(漆芸)・太田結衣(伊勢一刀彫)・
梶浦明日香(伊勢根付)・川北友果(ガラス)・沓沢佐知子(立体造形)・田中小枝(陶芸)・
那須恵子(伊勢型紙)・藤岡かほり(伊賀組紐)
企 画:浅田政志(写真家)
主 催:斎宮文化芸術祭 斎宮歴史博物館
三重県ゆかりの作家による『創造の出土品』展と合わせて、三重県の伝統工芸を体験できるワークショップも開催します。
【伊賀組紐・藤岡かほり】
絹糸を主に金銀糸などを組糸に使い、丸台など組台を用いて繊細な美しさをもつ紐に組み上げたもので、「帯締」など和装には欠かせない工芸品です。ワークショップでは、実際に丸台を使って15cmほど組み、キーホルダーを作ります。
開催日:2024年11月23日(土) 13:30~2名・14:00~2名・14:30~2名・15:00~2名 (各回約20分)
体験料:2.000円(税込)
【伊勢根付・梶浦明日香】
江戸時代、帯に挟み巾羞や煙草入れの留め具の役割をし、お伊勢参りの土産物として人気を博した伊勢根付。木の宝石といわれる朝熊黄楊(あさまつげ)を使い、オリジナルのペンダントトップを作ります。
開催日:2024年11月30日(土) 13:30~10名 (約2時間)
体験料:1500円(税込)〜2000円(税込)
【伊勢型紙・那須恵子】
平安時代に宮中で年の暮れに行われた追雛(ついな) という鬼祓いの儀式は節分のルーツとされています。この体験では、清浄なものとされる和紙(美濃和 紙を使用)のカードに、追灘にまつわる絵柄をご自身で伊勢型紙で彫り上げて塑染めし、新しい年の平安を願うあなただけの最強のカードを作ります。職人制作の型紙も自由に組み合わせて染めて頂けます。
開催日:2024年12月7日(土) 13:30~6名・14:30~6名(各回約50分)
体験料:1500円(税込)
いずれも、お問い合わせは一般社団法人明和観光商社(TEL 0596-67-6850)まで。
一般社団法人明和観光商社について
明和観光商社は三重県・明和町の観光資源や地域資源をより効果的に連携させた観光施策を推進する中心的存在として観光地域づくりや、ふるさと納税支援などに取り組む観光庁に登録されている地域DMO&地域商社です。
代表理事:千田良仁 住所:三重県多気郡明和町斎宮3039-2
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