なぜユーカリの森は燃えてしまったの?この地球で本当に起きていることから生まれたお話『コアラのなみだ だれもいなくなったユーカリの森のこえ』2023年1月発売
かわいいコアラを主人公に人間と動物の共生をやさしく語る絵童話
合同出版株式会社では、2023年1月12日にAmazonや楽天ブックス、全国の書店等で『コアラのなみだ』今西乃子【著】を刊行いたします。(本体1,600円+税)
この本のテーマは、「地球はみんなのもの」
この緑豊かな地球は人間だけのものではなく、共に暮らす生き物、みんなのもの。
実際に起こったオーストラリアの大森林火災を取り上げ、親子コアラを主人公に、地球は誰のものなのかを問うおはなしをつくりました。
なぜユーカリの森は燃えてしまったのか、どうして森から誰もいなくなってしまったのかを山火事で生き残ったユーカリの視点で語りかけます。
- あらすじの紹介
◆コアラのおひっこし
私は大きな、大きな島のユーカリの木。かつて、この森にはたくさんの動物たちがくらしていました。
でも、人間が家や道路を作り、森はすがたをかえていきました。ある夜、危険な道路を渡ってコアラが私のところへ引っ越してきました。
◆赤ちゃんコアラが生まれた
小さな小さな赤ちゃんコアラが生まれました。私はこの赤ちゃんをパマと呼ぶことにしました。
◆人間とちきゅう
人間がちきゅうを病気にしてしまい、長い間、雨が降らず、大地がカラカラにひあがってしまいました。
◆森の火事
ある日、今まで見たこともない大きな大きな火事がおこりました。パマを守ろうとお母さんコアラも必死に逃げましたが、、、。
◆ひとりぼっちのパマ
◆人間のつぐない
◆生き残ったユーカリの木
◆巻末
知っていますか(著者コラム)
コアラの森の大火災 (写真つき)
コアラと南十字星のかがやく国から(水野哲男)
- 本書のポイント
写真やコラムなど、理解を深めるページを掲載!
写真提供:オーストラリア日本野生動物保護教育財団(P88、P89右上 )
iStock.com/ E4C(P89 左上)
Pixabay/TerriAnneAllen(P89下)
小学生にもわかる表現にこだわり、総ルビで1年生から一人で読める!
- 著者からのメッセージ
環境問題をテーマに小さな子ども向けの物語を書いてみたいとずっと思っていた。しかし、環境問題の多くは小さな子どもには難しい内容ばかり。
そんな時、2019年におこったオーストラリア森林火災のニュースを目にした。大火災では私たちに親しみのあるコアラや多くの動物が死んだという。
ニュースで流れるやけどを負ったコアラの姿は、あまりにも悲しく、涙なしでは見ることができなかった。気候変動や地球温暖化など、大火災の原因をつくったのは人間だ。
私は、子どもたちに、可愛いコアラや動物たちを犠牲にしたのは、私たち人間であることを知ってほしかった。
そして、キラキラ輝く地球を取り戻すためには、私たち人間が欲しいものを独り占めせず、海や森や山や動物たちと分け合うことが大切だということを伝えたいと思った。幸せを半分ずつして、誰かを幸せにできれば、結果、自分も幸せになれるのだ。
本書は「環境問題」「わけあう気持ち」「野生動物と人との共生」というメッセージを、コアラの創作物語にすることで、小学校低学年でも理解できる内容に仕上げることができた。
ぜひ、多くの子どもたちに読んでもらい「汚されてしまった地球」について、真剣に考えてほしいと願う。
今西乃子
- 書籍情報
『コアラのなみだ』
https://www.godo-shuppan.co.jp/book/b615255.html
今西乃子【著】、水野哲男【監】、サトウユカ【絵】
□定価=本体1,600円+税
□A5/96ページ
□ISBNコード:978-4-7726-1517-4
□Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4772615172?SubscriptionId=AKIAIBX3OSRN6HXD25SQ&tag=godoshuppan-22&linkCode=xm2&camp=2025&creative=165953&creativeASIN=4772615172
□楽天ブックス
https://books.rakuten.co.jp/search?sv=30&v=2&oid=000&f=A&g=001&p=0&s=0&e=0&sitem=9784772615174
- 著者プロフール
今西乃子【著】
児童文学作家。大阪府岸和田市生まれ。
『ドッグ・シェルター』(金の星社)で、第36回日本児童文学者協会新人賞を受賞。執筆の傍ら、小・中学校を中心に「命の授業」を展開。
著書に『かがやけいのち!みらいちゃん』『子うしのきんじろう』(岩崎書店)、『命の境界線』『昭和の犬・ジョンとの約束』(合同出版)など多数。
日本児童文学者協会会員。公益財団法人 日本動物愛護協会常任理事。特定非営利活動法人 動物愛護社会化推進協会理事。
著者HP:https://www.noriyakko.com
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