IoT、AI、ロボティクス技術に強みを持つ株式会社ASTINAに対しHybrid Technologies Capitalを通じた支援開始のお知らせ
日本とベトナムを拠点にグローバルIT総合サービスを展開する株式会社ハイブリッドテクノロジーズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:平川 和真、証券コード:4260、以下当社)は、IoT、AI、ロボティクス技術を用いて幅広い業界のDXを支援する株式会社ASTINA(本社:東京都台東区、代表取締役:儀間 匠、以下ASTINA社)に対し、Hybrid Technologies Capitalプロジェクトによる支援を開始いたしましたので、お知らせいたします。

1.支援先の概要
ASTINA社は、多数のハードウェア開発・量産の実績、及びAI・IoTソフトウェアシステムの開発実績を併せ持つテックカンパニーです。AIとIoTはどちらも次世代のDX推進において重要な役割を担う技術であり、ASTINA社はこれら両方の技術領域に深い知見を有する点で、独自の強みを発揮しています。ソフトとハードの両面から先進的な技術支援を可能とする独自のポジションから、株式会社東海理化やカシオ計算機株式会社等の大手企業の新規事業開発支援、室内空調モニタリングや現場作業員の安全管理に資するデバイス等、幅広い規模、業種のクライアントに対する支援実績を有しています。

2.支援に至った背景
当社は当期からの成長戦略の中で、「既存事業における開発対応領域の拡大」「顧客に提供するソリューションの拡大」「サービスを提供するマーケットの拡大」の3つの成長軸を掲げており、それぞれの成長軸にリーチする施策を推進しております。今回ASTINA社とパートナーシップを構築することで、AI、IoT領域に対し提供できるサービスの多様化、品質向上が促進され、「顧客に提供するソリューションの拡大」を実現できると見込んでおります。また、日本国内のエンジニア不足という社会課題が深刻化する中、当社の強みであるベトナムの豊富なIT人材を活用した機動的な開発リソース提供力を活かし、ASTINA社の事業拡大機会の最大化に寄与できると考えております。
この結果、双方の事業発展に貢献できると判断し、またそれにコミットできる関係性を築くべく、この度Hybrid Technologies Capitalによる資金と開発の支援を決定しました。
3.想定している両社の取組
当社とASTINA社は既にハイブリッド型サービスの取引実績があり、ASTINA社が手がけるIoT製品に導入するソフトウェアのMVP開発等を支援させていただいております。これを出発点として、両社の連携体制を一層強固なものとし、以下の取組を推進してまいります。
・当社グループの既存顧客に対し、ASTINA社の知見を活かしたAI、IoTサービスの提供
当社及び当社子会社の既存顧客は多種多様な業種、業態に及んでおり、その中には、AIやIoTデバイス領域に展開する、あるいは展開を図るお客様の需要を確認しております。今後これらの需要に対して、当社とASTINA社が協働することで、提案できるソリューションの専門性や品質を高めつつ、ASTINA社の事業拡大に寄与することを図ります。
・ASTINA社のソフトウェア開発の支援
日本国内のエンジニア不足という社会課題が深刻化する中で、ASTINA社は事業拡大と共に、携わるプロジェクトの規模拡大、件数増加が見込まれます。これに対し、人材供給力に強みを持つ当社が、ASTINA社に対し適切なスキルを備えた開発人材を機動的に供給することで、同社の成功に貢献いたします。
・両社が持つソリューションを活用した新規顧客の開拓
当社グループのソフトウェア開発やUI/UX設計力と、ASTINA社のIoTデバイス・ファームウェア・通信技術、AI技術を掛け合わせることで、製造、建設/インフラ、物流等当社が従来積極的にリーチしてこなかった業界に対し、PoC(概念実証)から事業化までを一気通貫で支援する柔軟な体制の構築、提供を目指します。
本提携を通じて、両社は「日本のものづくり産業」におけるDXを現場レベルで前進させるパートナーとして、より実効性のある技術提供を実現してまいります。
4.ASTINA社のコメント
株式会社ASTINA
代表取締役社長 儀間 匠氏
この度、ハイブリッドテクノロジーズ様との資本業務提携を締結することができ、大変光栄に思っております。
弊社は創業以来、IoT・AI・ロボティクス技術を活用し、製造業を中心とした現場の課題解決に取り組んでまいりました。特に、従来の汎用技術では対応が困難とされてきた繊維類や不定形物体の処理に特化したAI技術の開発において、独自のポジションを築いてまいりました。一方で、エンタープライズ企業様の新規事業創出においては、ハードウェアとソフトウェアを統合したワンストップソリューションの提供が不可欠であり、特にWebアプリケーションやクラウドシステムの開発力強化が課題でした。 ハイブリッドテクノロジーズ様は、ベトナムの豊富なIT人材を活用したアジャイル開発手法により、高品質なソフトウェア開発を得意とされており、まさに弊社が求めていた技術領域における理想的なパートナーです。
本提携により、弊社の強みであるIoTデバイス・ファームウェア・AI技術と、ハイブリッドテクノロジーズ様のソフトウェア開発力を融合することで、PoCから事業化まで一気通貫でサポートできる体制が構築されます。これにより、大手企業様の新規事業創出をより迅速かつ高品質に支援し、日本のものづくり産業のDX推進に貢献してまいります。
今後も両社の技術力を結集し、製造業・建設・物流といった現場起点のDXが求められる領域において、真に価値のあるソリューションを提供し続けてまいります。
5.Hybrid Technologies Capitalの概要
Hybrid Technologies Capitalは、多くのスタートアップ企業にて挙げられる資金調達の難航や社内リソースの枯渇という課題を解決し、スタートアップ企業の事業成長を目的として立ち上がった投資プロジェクトです。
当社の強みであるベトナムと日本のエンジニアリソースを融合させた機動的な開発リソースの提供と、資金の提供を行うことで、支援先企業のDX支援と事業拡大を目指します。
支援先となる対象企業の事業領域や投資開発領域は無制限とし、シードからレイタ―のすべての投資フェーズのスタートアップ企業を対象としております。
今後は、より積極的にスタートアップ企業への出資と開発リソースの提供を行い、事業拡大の支援を行うとともに、支援先企業のネットワークを活用した企業間の協業体制も強化していくことで、各企業における包括的でスピーディな事業成長とDX推進を促進いたします。また、日本のスタートアップの成長の課題となっている、「デジタル化・DX化」の解決を当社のリソースを用いて行っていくことで、国内の経済成長への貢献を目指してまいります。

【Hybrid Technologies Capitalにおける提供価値】
①Investment(投資):支援先企業の資金調達支援を実施。
②ハイブリッド型サービス:プロダクト開発、グロース開発のための開発リソースとナレッジの提供。
③パートナー企業との連携:投資先、営業体制構築など提供可能なネットワークを活用し、出資先との協業を支援。
【業績に与える影響】
今後、継続的な取引拡大を目指してまいりますが、今期の当社グループの業績へ与える影響は軽微と見込んでおります。今後、変更の必要が生じた場合には適時にお知らせいたします。
【株式会社ASTINA 概要】

所在地 |
東京都台東区今戸2-16-11 ABEアネックスビル |
代表取締役社長 |
儀間 匠 |
事業内容 |
・産業用IoT製品の提供、デザイン、設計開発、試作、量産、運用 ・AI外観検査ソフトウェア/ロボット装置開発導入 |
URL |
【株式会社ハイブリッドテクノロジーズ 概要】

所在地 |
東京都中央区新川 2-22-1 いちご新川ビル 5F |
代表取締役社長 |
平川 和真 |
資本金 |
915,547千円 |
事業内容 |
ハイブリッド型サービス |
URL IR サイト |
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