凸版印刷とクラフル、手芸メディア事業で協業

手芸レシピサービス「クラフルレシピ」を開始するクラフルと、資本業務提携、DMP事業およびEC事業や広告事業において順次協業を開始

　凸版印刷株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：金子眞吾、以下凸版印刷）は、手芸品などのハンドメイドメディア「Craful」（クラフル）、「Handful」（ハンドフル）を運営するスタートアップ企業の株式会社クラフル（所在地：東京都台東区、代表取締役社長：大野拓海、以下クラフル）の一部株式を取得し、資本業務提携しました。
　凸版印刷は「クラフルレシピ(※1)」上のアクセスデータを、独自に保有するShufoo!DMP(データマネジメントプラットフォーム　※2,3)に連携します。チラシの閲覧履歴等の日常買い物行動情報に加え、新たにハンドメイドに関するコンテンツの閲覧情報や購買情報を蓄積することで、日常の趣味に関するデータを付加し、独自のセグメントや分析が可能なDMPとして強化していきます。昨年秋よりリリースした、ターゲティング広告配信サービスにおいても、当データを活用することで、より多彩で効率的な配信を可能とするサービスに進化させます。
　また、凸版印刷は、ハンドメイドに親和性の高いユーザーを保有する「Shufoo!」からの送客や広告事業のサポート、梱包・発送業務の代行等のリソースを提供することで、クラフルの事業拡大を支援します。
■取り組み全体像
 

取り組み全体像

■今後の予定
　2018年夏に「クラフルレシピ」正式版をリリースし、サービス拡大と共にDMP上でのデータ連携を開始します。また、両社でハンドメイドに関するオンライン動画講座や店舗への送客サービスの開発を進め、ハンドメイド市場（約5,000億円※4）における「物販領域」「出版領域」「教室・講座領域」のデジタル化をねらいます。
■株式会社クラフルについて
会社名 株式会社クラフル
設立 2015年3月
資本金 5,010万円
従業員 10名　※2018年2月現在
代表取締役社長　大野拓海
事業内容　ハンドメイドに特化したWebサービスおよびスマートフォンアプリの企画・開発・運営 
所在地 東京都台東区浅草橋3丁目8-11
URL:http://craful.co.jp/

※1） 「クラフルレシピ」について
　クラフルレシピは「手芸・ハンドメイドに特化したレシピ掲載」と「レシピの作品を作るのに必要な素材・道具購入」を組み合わせたWebサービスです。2018年2月27日にβ版をリリースし、2018年夏以降に正式版をリリース予定です。手芸用品は、専門性の高さや材料のラインアップの多さから、店頭で商品を見ながら購入するのが一般的であり、WEB上で検索するための「商品名」を思い出すことが困難なため、ECには不向きとみられてきました。「クラフルレシピ」ではハンドメイド作品の作り方と、それに紐づく材料の販売を組み合わせることでこのような課題を解決します。
https://craful-recipe.jp/

クラフルレシピ

※2） 「Shufoo!」について
　凸版印刷が2001年8月より運営を開始し、20-40代の女性を中心に利用されている国内最大級の電子チラシサービス。大手流通各社、地域主力スーパーなど約3,600法人、約110,000店舗が参加。PV数は月間3.7億PV、ユニークユーザー数は月間1040万（2017年12月現在）となっています。チラシの閲覧数や閲覧部分のデータを収集・分析するマーケティング機能も備えています。また、生活者は、PCに加え、携帯電話やデジタルテレビ、拡大するスマートフォンやタブレット端末など様々なデバイスから日本全国の電子チラシを閲覧することができます。
・PC　http://www.shufoo.net
・iPhone　http://itunes.apple.com/jp/app/id373909230?mt=8
・iPad　http://itunes.apple.com/jp/app/id373911706?mt=8
・Android　https://play.google.com/store/apps/details?id=com.toppan.shufoo.android&hl=ja
※3）Shufoo!DMPについて
　凸版印刷独自のプライベートDMP。DMPとはData Management Platform（データマネジメントプラットフォーム）の略。サイトアクセスログや、購買データ、広告出稿データなどの様々なデータの管理と、それらを活用して企業のマーケティング活動の最適化を図るためのプラットフォーム。凸版印刷ではShufoo!における月間1,000万人以上のユーザーデータと、約11万店舗のチラシの閲覧情報を蓄積し、自社のユーザー育成や、広告商材の開発に活用中。

※4）手芸市場について
教室　約2,600億円「お稽古・習い事市場に関する調査結果：矢野経済研究所」より
材料道具　約2,700億円「レジャー白書：公益財団法人日本生産性本部」「ホビー白書：ホビー協会」より

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