IT業界 海外就職・転職希望者向けオンラインセミナー【レポート】
海外のIT業界では、DXに関する求人が急増
(※1) 自社調べ (アジアで人材紹介事業を展開する同業他社の売上規模を比較)
- セミナー概要
開催日時:2022年10月19日(水)
主催:株式会社ジェイ エイ シー リクルートメント(東南アジア5ヵ国、英国、日本の計7拠点合同)
- 2022年 IT業界トレンド概況
日系企業の日本本社における「海外駐在」前提の求人案件については原則ダウントレンドとなっています(図①参照)。
しかし日本国内にて就業しつつ海外をサポートする(出張ベースを含む)海外関連求人については、増加傾向にあります(図②参照)。
一方、東南アジアおよび英国における「現地採用」求人数については、2022年に入って以降、一貫して右肩上がりの推移を続けています。前年同期比ベースでみると、2022年第1四半期は22%増、第2四半期は104%増、第3四半期は63%増と、大幅な伸びとなっています(図③参照)。
IT業界に限らず、世界における「駐在員」の数は年々減少しています。コスト削減、現地マーケットイン、など背景はさまざまですが、日系企業の経営現地化の進展とともに、日本語が必要なポジションであっても、敢えて日本から人を送らず現地で採用する潮流が強まっています。
特にIT業界を鑑みた際には、日系IT企業の多くが、人がリソースであるSIビジネスを営んでおり、海外における有力なプロダクトを持っている企業が少ないため、多額のコストをかけて人材を海外へ送り出すモデルを導入し難い構造となっています。そういった要因がある中で、海外現地におけるDXを中心とする顧客ニーズの多様化の影響も有り、より多様なスキルセットが必要となる求人が増えています。「駐在員」削減トレンドに対しての「現地採用」ニーズの高まりというコントラストが、ここに反映されていると言えるでしょう。
【JAC Recruitment 自社調べ】
※実数ベースの比較では、「現地採用ポジション」:「海外駐在ポジション」が10:1ほどの割合、「現地採用ポジション」:「日本国内の海外関連ポジション」は4:1ほどの割合となっています。
※求人数データは、JAC Recruitment の受注ベース情報を元に計算しています。
デジタルトランスフォーメーション(DX)に関する求人が増加
海外関連のIT求人における代表例は下記の通りです。
「現地採用ポジション」については幅広い職種がある一方で、「駐在ポジション」については、ユーザー側(事業会社)におけるERPプロジェクト管理、蓄積されたデータ活用のためのデータサイエンティスト、DX推進のコンサル、セキュリティ関連に限られている傾向があります。全体を通じ、デジタルトランスフォーメーションに関するニーズが非常に高まっており、こうしたマーケットトレンドを踏まえ、スキルを身に着けていくことも大切です。
IT提供側(現地採用メイン)
・PM、SE、営業
・DXコンサルタント
・データサイエンティスト/AIエンジニア
・クラウド技術者、モダナイゼーションプロジェクト経験者
・セキュリティ人材
IT利用側(現地採用に加え、駐在ポジションも一部存在)
・グローバルIT戦略
・ERP導入
・データサイエンティスト
・情報セキュリティ、サイバーセキュリティ
各国(国・地域別)の詳しい情報はこちらから
https://corp.jac-recruitment.jp/press/info/221114.pdf
- 株式会社ジェイ エイ シー リクルートメント
1988年設立。スペシャリストや管理職の人材紹介に特化し、企業と人材を一人のコンサルタントが同時に担当する「両面型」のビジネスモデルとして国内最大規模の東証プライム市場上場企業です。国際ビジネス経験をもつ人材の紹介も強みの一つで、日本国内では外資系企業や日系企業の海外事業などのグローバル領域の売上が全体の50%以上を占めています。外資系企業の人材紹介に特化した JAC International、ジョブサイトの「キャリアクロス」を運営するシー・シー・コンサルティング、英国、ドイツおよびアジア8ヵ国で人材紹介業を展開するJAC Recruitment International Ltdのグループ会社、コンサルティング・金融業界に特化した人材紹介事業を展開するバンテージポイントを傘下に、世界11ヵ国、25拠点で事業を展開するグローバル企業です。
[URL]
http://corp.jac-recruitment.jp(コーポレートサイト)
http://www.jac-recruitment.jp (転職サイト)
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