【学生起業に関する意識調査】起業家の6割が「学生時代に戻れるなら、学生起業をしてみたい」── 学生起業経験者の8割は「起業してよかった」と回答

── 学生起業の壁は、資金より「知識と仲間の不足」。

株式会社ANOBAKA

シード期スタートアップに特化したベンチャーキャピタルである株式会社ANOBAKA(東京都港区、代表取締役社長/パートナー:長野 泰和、以下 ANOBAKA)は、起業家・学生など103名を対象に「学生のキャリア選択に関する実態調査」を実施しました。

調査の結果、学生時代に起業を経験しなかった社会人起業家の58.1%が「学生時代に戻れるなら、学生起業をしてみたい」と回答した一方、学生時代に起業という選択肢を具体的に考えていた人は14.5%にとどまり、「当時は選択肢として見えていなかったが、いま振り返れば挑戦したかった」という意識のギャップが浮き彫りになりました。

また、実際に学生起業を経験した学生起業家の77.8%が「起業してよかった」と回答しています。学生起業をしなかった理由の上位は「起業に関する知識不足」(59.7%)と「事業アイデアが定まっていない」(51.6%)で、「資金不足」(25.8%)を大きく上回っています。

なお、ANOBAKAが運営する25歳以下対象のアクセラレーションプログラム「ANOBAKA U-25 AI Accelerator」は、現在第2期の参加者を募集しています(応募締切:2026年8月16日(日))。

(図表1:学生起業への意識ギャップ)

調査サマリー

●      起業家の6割が「学生時代に戻れるなら、学生起業をしてみたい」──学生時代に起業を経験しなかった社会人起業家の58.1%が回答。一方、当時起業を「かなり具体的に考えていた」人は14.5%にとどまる

●      学生起業家の77.8%が「起業してよかった」──理由の1位は「若い今の時期なら、大失敗してもリカバリー可能だと感じるため」(44.4%)

●      学生起業をしなかった理由は「知識不足」59.7%・「事業アイデアが定まっていない」51.6%が上位──「資金不足」(25.8%)より、知識・アイデア・仲間といったソフト面の壁が大きい

●      回答者全体の81.6%が「今の学生は起業しやすい環境にある」──起業経験のある学生起業家では100%が同意。他方、「大学のキャリア教育はもっと起業を推奨すべき」への賛同は31.1%にとどまり、環境整備と「無理に勧めない」姿勢のバランスを求める声がうかがえる

調査背景:「学生起業」が視野に入りにくい理由とは

政府のスタートアップ育成5か年計画をはじめ、若手の起業を後押しする環境整備が進み、米国ではMercor、Scale AI、Anysphere(Cursor)など、若くして創業した生成AIスタートアップが急成長を遂げています。本調査でも、回答者全体の81.6%が「今の学生は起業しやすい環境にある」と回答し、「起業は自分にとって遠い存在である」を否定する回答も66.0%に達しました。

一方で、環境が整ったいまも、実際に学生起業へ踏み出す人は限られています。ANOBAKAは、起業を経験した人・しなかった人・これから選ぶ人の3つの視点から「なぜ一歩目が出ないのか」を明らかにするため、社会人起業家62名、学生起業家(現役・準備中・元学生起業家含む)27名、起業経験のない学生14名の計103名を対象に本調査を実施しました。

(図表2:学生の起業環境に対する評価)

調査結果① 起業家の6割が「学生時代に戻れるなら、学生起業をしてみたい」。
当時、視野に入れていた人はわずか15%

学生時代に起業を経験しなかった社会人起業家(n=62)に「もし学生時代に戻れるなら、学生起業をしてみたいと思いますか」と尋ねたところ、58.1%が「はい」と回答しました(「いいえ」33.9%)。

一方、同じ回答者に学生時代の意識を尋ねると、「起業という選択肢を全く意識していなかった」が45.2%、「少しだけ意識していた」が40.3%を占め、「かなり具体的に考えていた」人は14.5%にとどまりました。起業家として歩み始めた人でさえ、学生時代には起業がキャリアの選択肢として十分に「見えていなかった」実態がうかがえます。

調査結果②学生起業の壁は「資金」ではなく「知識・アイデア・仲間」

同じく社会人起業家(n=62)に学生起業をしなかった理由を尋ねたところ(複数回答)、最も多かったのは「起業に関する知識不足」(59.7%)、次いで「事業アイデアが定まっていない」(51.6%)でした。「資金不足」は25.8%と3位にとどまり、「起業家仲間がいない」(14.5%)、「共同創業者がいない」(6.5%)と合わせると、資金よりも知識・アイデア・仲間といったソフト面の不足が、一歩目を妨げる主要因となっています。

(図表3:学生起業をしなかった理由ランキング)

 

また、「学生時代にやっておくべきだったと感じること」(複数回答)では、「長期インターンや起業・副業などの実践的なビジネス経験」が64.5%で最多となり、「海外留学や旅、学外活動など視野や価値観を広げる多様な体験」(37.1%)、「プログラミング、デザインなどの専門スキル・ツールの習得」(27.4%)が続きました。

(図表4:学生時代にやっておくべきだったと感じること)

調査結果③ 学生起業家の8割が「起業してよかった」。最大の理由は「若いからこそ、失敗してもリカバリーできる」

実際に学生起業を経験した学生起業家(n=27)では、77.8%が「起業してよかった」と肯定的に評価しました(「そう思う」63.0%、「少し思う」14.8%)。

「起業してよかった」と感じる理由の1位は「若い今の時期なら大失敗してもリカバリー可能だと感じるため」(44.4%)で、「素晴らしい仲間や投資家との出会いがあったため」(22.2%)、「社会人では得られない圧倒的な成長機会があるため」(14.8%)が続きます。起業経験のない学生からはリスクや収入の不安定さへの不安の声が多く挙がった一方、経験者は「若さ」自体を最大のリスクヘッジと捉えている点が対照的です。

(図表5:学生起業家による学生起業の評価)

なお、「あまり思わない」「全く思わない」と回答した学生起業家(合計11.1%)からは、「金策に追われて生活も苦しくなっている」「資金がなくやりたいことができていない」「学生起業をしている人が周りに少なく孤立している」といった声が挙がりました。これは、起業を肯定的に評価した層が挙げた「資金繰り・開発資金の調達」や「社会的信用や経験・ノウハウの不足」といったハードルとも重なっており、同じ壁が評価の分かれ目になっている実態がうかがえます。

一方、学生起業家が最もハードルに感じたことは「社会的信用や経験・ノウハウの不足」(40.7%)、「チーム作り・人材採用」(25.9%)が上位となり、ここでも資金面(「資金繰り・開発資金の調達」14.8%)を上回りました。ハードルを乗り越えるためにVCや外部の支援機関に最も提供してほしいサポートとしては、「事業資金」(33.3%)に続き「経営メンター」(25.9%)、「物理的・技術的なリソース」(18.5%)、「投資家などとのネットワークの提供」(14.8%)が挙げられています。

調査結果④ 起業経験のない学生の声 ──「興味はあるが、現実的な選択肢は就職」

起業経験のない学生(n=14)では、7割超が起業に「かなり興味がある」と答えた一方、現実的なキャリアの選択肢としては「就職」を選ぶ回答が「起業」を上回りました。理由としては「起業にはリスクがつきものだと思っている」「失敗したときのリスクや収入が不安定などの課題があり不安」など、リスクへの不安を挙げる声が目立ちます。挑戦したい事業領域としては「生成AI領域」が最多でした。

自由記述では「漠然とした不安で行動できない(何をしたらいいのかわからない)」(学生)、「スタートアップの世界だと難しい言葉がたくさん出てきてついていける自信がない」(学生起業家)といった声が寄せられ、興味と行動の間にある「知識と伴走者の不在」という壁が、ここでも確認されました。

考察:学生起業の壁は、伴走・仲間・資金が揃えば埋められる

本調査から見えたのは、「学生にとって今の日本は起業しやすい環境が整っている」という認識が広がる一方で、知識・事業アイデア・仲間というソフト面の壁が学生の一歩目を妨げている構図です。そして起業家の6割が「学生時代に戻れるなら起業したい」と振り返るように、その壁は年月が経ってから「越えておけばよかったもの」として認識されています。

 

ANOBAKAは、この3つの壁に対応する伴走型のアクセラレーションプログラム「ANOBAKA U-25 AI Accelerator」を運営しています。現役投資家が経営メンターとして知識面を、同世代の採択者同士のコミュニティが仲間面を、そして最大100万円の返済不要な支援金が資金面をそれぞれカバーし、半年間にわたって学生の一歩目を後押しします。第1期では16名を採択し、2026年6月のデモデイでは6名が投資家の前で事業を発表しました。現在は第2期の参加者を募集しています

代表コメント

株式会社ANOBAKA 代表取締役社長/パートナー 長野 泰和

今回の調査で印象的だったのは、起業家の6割が『学生時代に戻れるなら起業したい』と答えたことです。挑戦しなかった後悔は、時間が経ってから気づくものなのだと思います。

そして資金ではなく知識不足や志を共にする仲間がいないことが大きな壁でした。

それは、私たちVCが伴走することで埋められる壁です。学生起業家の多くが語るように、若さは失敗を恐れない最大の武器です。

生成AIで世界を変えようとする"夢見るバカ"の一歩目を、ANOBAKAは全力で後押しします

「ANOBAKA U-25 AI Accelerator」第2期 参加者募集中(8月16日締切)

半年間で最速でプロダクトを立ち上げ、資金調達まで一気に駆け上がる。

第2期は、生成AIを駆使して未来のユニコーン企業を目指す学生・若手を対象としたアクセラレータープログラムです。現役投資家がメンターとなり、市場選定や事業アイデアの検証、MVP開発、ピッチ練習などを6ヶ月にわたって徹底的にサポートし、約半年後のデモデイでの成長資金の調達につなげることを目指します。

募集概要

●      対象:25歳以下の起業家・起業家候補、または学生(大学生・大学院生・専門学校生等)

●      プログラム実施期間:2026年9月1日〜2027年2月28日(半年間)

●      応募締切:2026年8月16日(日)

●      応募方法:特設ページ(https://aiaccelerator.anobaka.jp/)よりエントリー

主な提供内容(予定)

●      最大100万円の返済不要な資金支援

●      一泊2日のキックオフ合宿

●      毎月2回の個別メンタリング

●      毎月1回の勉強会

●      毎月1回の進捗共有のための全体会

●      採択者向けの単発イベントの実施

参加条件

●      東京都で登記を行う予定であること

●      25歳以下、もしくは学生であること(学生以外でも25歳までの方は応募可。修士課程・博士課程で25歳を超える方も応募可)

●      プログラム実施期間(2026年9月1日〜2027年2月28日)は日本国内に滞在し、対面で実施する各種プログラムに原則参加できること

ANOBAKA U-25 AI Accelerator とは

「ANOBAKA U-25 AI Accelerator」は、25歳以下の起業家・起業家候補を対象とした半年間のアクセラレーションプログラムです。ネクストユニコーンの芽となる若手起業家の育成を目的に、2026年1月に始動しました。米国のMercor、Scale AI、Anysphere(Cursor)など、若くして創業した生成AIスタートアップが世界的に台頭する潮流を受けて立ち上げられています。

ANOBAKAは "Empowering Mad Dreams" をビジョンに掲げ、「チャレンジ」を至高の概念として、夢に挑む起業家を支援しています。本プログラムは、年齢や経験にとらわれず挑戦する若手起業家に、事業を加速させる機会を提供する取り組みです。

調査概要 

●      調査名:学生のキャリア選択に関する実態調査

 

●      調査対象:起業家・学生など103名(社会人起業家62名/学生起業家〈現役・準備中・元学生起業家含む〉27名/学生〈起業経験なし〉14名)

 

●      調査方法:インターネット調査(Googleフォーム)

 

●      調査期間:2026年7月23日〜8月5日

 

●      調査主体:株式会社ANOBAKA

 

※構成比は小数第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。 

※本リリースの調査結果を引用いただく際は、出典として「ANOBAKA調べ『学生のキャリア選択に関する実態調査』」と明記をお願いします。

【株式会社ANOBAKAについて】 

"Empowering Mad Dreams"をビジョンとして、シード期のスタートアップを対象としたベンチャーキャピタルファンドを運営。「チャレンジ」を至高の概念とし、起業家に勇気を与え、夢を実現させるプロフェッショナルファームです。また、生成AIをはじめとする先端分野に特化したファンドを通じて、革新的な技術やビジネスモデルを持つ企業の成長を支援し、社会変革をリードするスタートアップの創出を目指しています。

【会社概要】

社名:株式会社ANOBAKA

本社:〒105-0001 東京都港区虎ノ門5丁目9-1 麻布台ヒルズガーデンプラザB 406

設立:2015年10月21日

代表者:代表取締役社長/パートナー 長野 泰和

URL:https://anobaka.jp/

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会社概要

株式会社ANOBAKA

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URL
https://anobaka.jp/
業種
金融・保険業
本社所在地
東京都港区虎ノ門5-9-1 麻布台ヒルズガーデンプラザB406
電話番号
03-6161-3020
代表者名
長野泰和
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2015年10月