Cloudflare、大規模で包括的かつ継続的なリスク管理を提供する「Unified Risk Posture」を発表
高度なリスク管理機能によってアプリケーション、データの損失や漏洩、人為的ミスなどの脅威をシームレスに発見および軽減
誰もが接続しやすいコネクティビティクラウドのリーディングカンパニーであるCloudflare(クラウドフレア)は、本日、組織にリスクをもたらすサイバー脅威を特定、評価、管理するプロセスを合理化するためのリスク管理ソリューション「Cloudflare for Unified Risk Posture」(以下、「Unified Risk Posture」)を発表しました。「Unified Risk Posture」は、SASE(Secure Access Service Edge)やアプリケーションセキュリティ機能を含むCloudflareの豊富なセキュリティスイートを搭載し、CrowdStrikeなどのエンドポイントおよびアイデンティティ保護プロバイダーとのパートナーシップを組み込んでいます。ユーザーは、単一のプラットフォーム上で、手作業によるプロセスなく、サイバーリスクの全体像をより詳細に把握し、効率的に修復をおこなうことができます。
新たなテクノロジーの誕生と最先端のサイバー攻撃手法が、脅威アクター側とそれを防御する側の関係に大きな地殻変動をもたらしています。今日の企業は、これまで以上にセキュリティの運用維持に必要な手間を減らしつつ、リスク環境全体の可視性を高める必要に迫られています。しかし、単体のセキュリティツールやポイントソリューションでは、リスクを総合的に評価し、修復することは不可能に近いのが現状です。企業の最高情報セキュリティ責任者(CISO)は、従業員による脅威やフィッシング詐欺のような内部脅威からゼロデイ攻撃やデータ漏洩のような外部脅威まで、あらゆる攻撃ベクトルに対して制御を取り戻すためのシンプルかつ包括的なアプローチを必要としているのです。
Cloudflareの共同創設者兼最高経営責任者(CEO)であるマシュー・プリンス(Matthew Prince)は、「サイバー攻撃はますます巧妙化し、その被害も拡大しています。Cloudflareは、過去12か月の間に、インターネット史上最大かつ最も複雑なオンライン脅威を発見し、緩和してきましたが、それと同時に、悪質な脅威アクターがかつてない速度で新たな脆弱性を武器にするのも目撃してきました。今日のセキュリティ環境は非常に複雑ですが、企業・組織は、その環境の内外に存在するすべての脅威とリスクを明確に把握する必要があります。Cloudflareの『Unified Risk Posture』は、急速な進化を遂げている脅威にも負けないスピードで継続的に脅威の特定・対処をおこない、安全を維持することができる唯一のツールのひとつです」と述べています。
Cloudflareのグローバルネットワーク上にネイティブに構築された「Unified Risk Posture」は、脅威を評価し、兆候を交換し、ビジネス全体における動的なコントロールを実現する単一のプラットフォームを通じて、企業のCISOが環境内に存在する脅威をロックダウンするまでの過程をシンプルにするとともに、あらゆる規模の組織に対して以下の内容を提供します。
ユーザーおよびアプリケーションを包括する独自のリスクスコアに基づいてポリシーをカスタマイズ
AIと機械学習を掛け合わせ、ネットワークを通過するリアルタイムのユーザーアクティビティと不審なトラフィックを分析し、異常な動作や侵害の可能性を示す兆候を特定します。これによってセキュリティチームは、不審な行動をロックダウンし、リスク要因や脅威の動向にセキュリティ体制を適応させることができます。
脅威の状況を全体的かつ完全に把握
エンドポイント保護プラットフォーム(EPP)およびアイデンティティプロバイダー(IDP)のパートナーからリスクスコアを取り込み、SIEMやXDRプラットフォームとテレメトリーを共有します。「CrowdStrike Falcon Next-Gen SIEM」をはじめとするツールとの統合によって、ユーザーは、統合されたAPIから得られる深い分析を活用して潜在的なリスクを調査することができます。ファーストパーティデータとサードパーティデータ、ネイティブの脅威インテリジェンス、AI、ワークフローの自動化を統合することによって、脅威に対して総合的かつより優れた防御を実現しました。
グローバル規模でのローカル制御
地域ごとにコントロールの設定や管理をおこなう必要なく、ネットワーク全体そしてあらゆるタイムゾーンで即座に新しいリスクコントロールを導入することができます。「Unified Risk Posture」は、世界最大級のCloudflareグローバルネットワークを基盤としているため、ユニークなリアルタイムテレメトリーを提供することで長期的なリスク管理体制を強化します。
多くのセキュリティチームが膨大なリソースを費やし、まるで干し草の山から針を探し出すように途方もない量のデータを選別して脅威の特定・対処をおこなう中、「Unified Risk Posture」が誕生しました。
IndeedのSVPであり、最高情報責任者(CIO)兼最高セキュリティ責任者(CSO)のAnthony Moisant氏は、「Cloudflareのおかげで、より少ない労力でより効果的にリスクを軽減することができ、組織全体でゼロトラストを展開する方法をよりシンプルにすることができています」と述べています。
クラウドストライクの最高ビジネス責任者(CBO)であるダニエル・バーナード(Daniel Bernard)氏は、「CrowdStrike Falcon Next-Gen SIEMは、レガシーなSIEMおよびSIEMの代替品として位置付けられている製品と比較して、最大で150倍も高速な検索パフォーマンスを提供します。弊社の革新的なテレメトリーとCloudflareの堅牢なゼロトラスト機能の融合によって、これまでにないパートナーシップを提供します。私たちは、増大を続ける今日の脅威に対抗するためにあらゆる規模の組織が取り組まなければならないリスク管理というパズルの最も重要なふたつのピースを協力して組み立てようとしているのです」と述べています。
詳細は、以下のリソースをご覧ください。
Introducing Cloudflare for Unified Risk Posture
https://blog.cloudflare.com/unified-risk-posture/
Cybersecurity risk management
https://www.cloudflare.com/ja-jp/cybersecurity-risk-management/
Cloudflare(クラウドフレア)について
Cloudflare, Inc.(NYSE:NET / https://www.cloudflare.com/ja-jp/ )は、より良いインターネットの構築の支援を使命に掲げる、誰もが接続しやすいコネクティビティクラウドのリーディングカンパニーです。Cloudflareのコネクティビティクラウドは、世界中のあらゆる組織や個人、アプリケーション、ネットワークを高速かつ安全にするとともに、複雑性やコストの削減を実現する、フル機能かつ統一された業界最先端のクラウドネイティブ製品と開発者ツールプラットフォームを提供しています。
世界最大規模かつ最も相互接続されているネットワークのひとつであるCloudflareは、日々何十億もの脅威をオンラインでブロックしており、大企業からスタートアップ、中小企業、非営利団体、人道支援団体、政府機関まで、世界中の何百万もの組織から信頼されています。
Cloudflareのコネクティビティクラウドの詳細については https://www.cloudflare.com/ja-jp/connectivity-cloud/ 、インターネットの最新トレンドとインサイトについては https://radar.cloudflare.com をご覧ください。
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