<研究助成先発表> 日本フィランソロピック財団 第1回「がん研究フロンティア基金」研究助成の採択先10件を発表(総額9,990万円)
「がん研究フロンティア基金」は、若手研究者による、がんの基礎研究を支援することで、がんの新たな予防・診断・治療に資することを目指します。助成金の年間予定総額1億円。
採択研究課題(採択者五十音順)
研究課題名:ミクログリアによる脳転移がん細胞への細胞死誘導機構の解明と治療への応用
氏 名 :石橋 公二朗
所属機関:国立大学法人金沢大学
助成金額:1,000万円
研究課題名:抗GITR抗体をがん特異的に薬物送達し悪性黒色腫での薬効を改善する
氏 名 :石原 純
所属機関:国立がん研究センター
助成金額:1,000万円
研究課題名:AML細胞競合に対する骨髄微小環境制御の探索と新規治療法の開発
氏 名 :雁金 大樹
所属機関:国立大学法人東京科学大学
助成金額:1,000万円
研究課題名:胚細胞変異を有する前がん細胞と周囲微小環境の相互作用の理解に基づく新規治療の開発
氏 名 :昆 彩奈
所属機関:国立大学法人東京大学
助成金額:1,000万円
研究課題名:細胞内局在と遺伝子発現変化の統合による変異体機能解析手法の確立
氏 名 :斎藤 優樹
所属機関:国立がん研究センター
助成金額:1,000万円
研究課題名:がんにおけるRNA:DNAハイブリッド構造の解析
氏 名 :町谷 充洋
所属機関:国立がん研究センター
助成金額:1,000万円
研究課題名:骨肉腫の時空間的進展を暴く1細胞barcoding技術の開発
氏 名 :箭原 康人
所属機関:国立大学法人大阪大学
助成金額:1,000万円
研究課題名:SASP因子放出機構を標的とした肝がん新規治療法の開発
氏 名 :山岸 良多
所属機関:大阪公立大学大学院
助成金額:990万円
研究課題名:上皮幹細胞記憶に基づく発がん機構の解明
氏 名 :渡邉 美佳
所属機関:国立大学法人北海道大学病院
助成金額:1,000万円
研究課題名:単一細胞リアルタイム代謝解析法を活用した造血器腫瘍の代謝制御解明と新規治療法開発
氏 名 :綿貫 慎太郎
所属機関:国立大学法人東北大学
助成金額:1,000万円
岸本代表理事のコメント
「この度は、第1回の募集に122件の応募がありました。寄附者のおもいを受けて設立した本基金による助成が、若手研究者にとって大きく飛躍するきっかけになることを願っています。今後も、我が国のがん研究に貢献できるよう息の長い運営を続けてまいります。」と代表理事の岸本和久は意気込みを語りました。
「がん研究フロンティア基金」とは
「がん研究フロンティア基金」は、国内の若手研究者によるがんの基礎研究を支援する基金として設立されました。将来がん研究の新しい一領域となりうるような、がんの新たな予防・診断・治療に資する基礎研究を支援します。博士課程取得から10年以内の若手研究者による新規性、独自性、学術性の高い基礎研究に対し、2年間で最大1,000万円の助成を行います。
本基金は、以下のアドバイザリー・ボードの助言を受けています。
堀田 知光◎ 国立がん研究センター 名誉総長、国立病院機構名古屋医療センター 名誉院長
中釜 斉 ○ 国立がん研究センター 理事長
北川 雄光 慶應義塾 常任理事、慶應義塾大学医学部 外科学教授
佐谷 秀行 藤田医科大学 腫瘍医学研究センター長、慶應義塾大学 名誉教授
南 砂 読売新聞東京本社 常務取締役調査研究担当、一般社団法人読売調査研究機構 理事長
(2024年4月現在、敬称略 ◎委員長 ○副委員長 その後五十音順)
公益財団法人日本フィランソロピック財団について
公益財団法人 日本フィランソロピック財団は、2020年に設立、社会貢献事業への資金提供を目的として、寄附を募り、それを基金として管理運営し、助成や奨学金・顕彰などを行う事業を行っています。寄附者おひとりおひとりの「おもい」を「意義ある寄附」として大きく育み、未来への投資としてより豊かな社会の創造を目指しています。2024年10月1日現在、20本の基金を設立しています。
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代表メールアドレス:info@np-foundation.or.jp
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