Hydrogen Council（水素協議会）に運営会員として参加

～水素・アンモニア社会の実現に向けて～

IHIはこのたび，水素に関する世界最大級の活動体であるHydrogen Council（水素協議会）に，本協議会の戦略的な意思決定プロセスに関する中心的な役割を果たす運営会員（ステアリングメンバー）として参画いたしました。

Hydrogen Councilは，2017 年1月にダボスで開催された世界経済フォーラムで立ち上げられた世界初のCEO主導のグローバルな活動体であり，現在，水素バリューチェーンを代表する約150の企業が参加しています。水素がエネルギーシステムの脱炭素化にとって重要なツールであることの可視性と認識を高め，水素ソリューションがもたらす大きな可能性を実現するために，あらゆる障害の解決に取り組み，政策立案者など主要な利害関係者と協力し，提言を行うことを目的としています。

脱炭素燃料として火力発電や船舶に直接利用でき，水素キャリアでもあるアンモニアは，既に肥料や化学製品の原料として流通していますが，流通量は限定的です。今後，発電分野での利用が拡大したときの燃料需要に応えるためには，アンモニアを大量に生産する設備はもとより，輸送・貯蔵するインフラを整備することが不可欠であり，LNGと同様の流通形態を，国際間の連携により形成しなければなりません。

IHIは、燃料アンモニア関連技術をはじめとする先進技術で、世界の脱炭素化を支えており，その取り組みの一環として、アンモニアと水素のバリューチェーンの構築に注力しています。今回のHydrogen Councilへの参加を通じて、発電，輸送，その他主要な産業の脱炭素化を進めるための迅速・安全・安価な手段として、アンモニアと水素の広範な使用を促進していきます。


【関連URL】
Hydrogen Councilウェブサイト：https://hydrogencouncil.com/ja/about-the-council/
Hydrogen Councilニュースリリース：https://hydrogencouncil.com/four-new-
members-join-the-hydrogen-council-aligned-with-the-shared-global-goals-to-increase-visibility-promote-progress-and-foster-collaboration/