JR九州初!バーチャルPPAの導入により新幹線を実質再エネ化します!
九州旅客鉄道株式会社(代表取締役社長執行役員:古宮洋二 以下、JR九州)、株式会社Sustech(代表取締役:丹野裕介・飯田祐一郎、以下Sustech)は、バーチャルPPA※をJR九州で初めて活用し、西九州新幹線に使用する電力量に対応する再生可能エネルギーの環境価値を確保し、実質的に再生可能エネルギー由来の電気(以下、再エネ電気)とみなす取り組みを共同で行うことといたしました。
バーチャルPPAは、JR九州の敷地外で建設した専用太陽光発電所で発電された再生可能エネルギーの環境価値のみを仮想(バーチャル)で調達することが可能な手段であり、直接再エネ電気を供給しないことから昼夜を問わず実質的に再エネ電気とすることができます。
本取り組みは、JR九州グループ環境ビジョン2050に掲げる2035年度までのGHG排出量60%削減(2023年度対比)、そしてカーボンニュートラルの実現に向けたものです。環境負荷の少ない鉄道輸送にSustechのソリュ―ションを組み合せることでより環境に配慮した輸送を追求してまいります。
※PPA…「Power Purchase Agreement」の略で、需要家が発電事業者から長期にわたって自然エネルギーの電力を購入する契約。バーチャルPPAは、需要家が環境価値のみを購入することから仮想電力購入契約という。
1.供給期間
2026年度~2046年度(20年間)[2026年6月供給開始予定]
2.供給場所
JR九州 西九州新幹線
3.導入規模
年間供給量約300万 [kWh]
CO2排出量削減効果 約1,280[t-CO2] 一般家庭約500世帯分
4.本スキーム

5.各社の概要
商号:九州旅客鉄道株式会社
設立:1987年4月1日
代表者:代表取締役社長執行役員:古宮洋二
所在地:福岡市博多区博多駅前3丁目25番21号
事業内容:旅客鉄道事業、旅館業及び飲食店業、不動産の管理業など
URL
HP:https://www.jrkyushu.co.jp/
JR九州グループ環境ビジョン2050:https://www.jrkyushu.co.jp/company/esg/environment/pdf/Environmental_Vision.pdf
今回の役割:再エネ電気(環境価値)を調達する需要家
環境の取組み
2025年2月に環境への取組みに関する長期ビジョン「JR九州グループ環境ビジョン2050」を策定しました。「地域・お客さま・事業パートナーと共創する、自然と共生した未来」をテーマとして掲げ、環境への対応を重要な課題の一つとし、2035年GHG排出量の中間目標を2023年度比60%削減するとしています。なお、2050年長期KPIとして「GHG排出量実質ゼロ」、「脱炭素化を進めるためのお客さまと多様な事業パートナーとの協働」、「地域と共に築く、気候変動の影響を最小限に抑えた災害に強い社会の実現」を設定し、これらの達成を通じて、脱炭素社会の実現に向けた取組みを進めています。
商号:株式会社Sustech
設立:2021年6月16日
代表者:代表取締役 丹野裕介 飯田祐一郎
所在地:東京都港区芝3丁目1-14芝公園阪神ビル5階
事業内容:電力運用事業、脱炭素プラットフォーム事業、発電所投資事業、カーボンクレジット創出・取引事業等
URL
今回の役割:再エネ電気(環境価値)を供給する発電事業者
環境の取組み
Sustechは、2021年に創業し、「Design the New Era of Energy ―エネルギーの新しい未来を描く。―」を経営ミッションに掲げ、革新的な分散型電力運用プラットフォーム「ELIC」や脱炭素化支援プラットフォーム「CARBONIX」など、カーボンニュートラル化を実現する包括的なソリューションを提供しています。Sustechは、テクノロジーを活用した、真にインパクトのあるグリーンビジネスの実現を目指します。
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