管清工業、東ティモール能力開発プログラムにおける第2回技術習得研究終了と次回実施に向けて

東ティモールの公衆衛生や環境衛生の向上に寄与

管清工業株式会社

当社の下水道研究・研修施設「厚木の杜環境リサーチセンター」で排水管の基礎知識を学んでいる様子

管清工業株式会社(本社:東京都世田谷区 代表取締役:長谷川健司 以下、管清工業)は、昨年2024年10月7日(月)~12月22日(日)の期間、東ティモール 国立職業訓練センター(以下、CNEFT-Tibar)および現地CWP GLOBALより派遣された4名(社員1名、学生2名、教師1名)を対象に実施した「第2回 技術習得研修」が無事に終了したことをお知らせいたします。また今月、CWP GLOBAL株式会社(本社:福井県大野市 以下、CWPG)とともに「第3回 技術取得研修」についてのミーティングを開始しております。

■第2回現地研修生の研修報告

ワイヤー清掃機の実演研修
バキューム車の実演研修
酸素濃度測定の研修

まず導入として、生活環境や管路管理における基礎知識を学びながら、下水道に関連する施設へ見学に出向き、管路状況を視察するなど下水道管や排水設備に必要な維持管理の知見を広める内容より開始しました。

次に、下水道研究・研修施設「厚木の杜環境リサーチセンター」にて、排水設備を使用した排水管の清掃方法や作業手順、排水管内の調査方法、高圧洗浄車などの基本操作を習得していきました。

機材操作に慣れてきたら、実際の作業現場へ出向き、作業の流れや安全管理の重要性などを視察しました。

埋まっている不明マスを発見した様子
発見したマスからの清掃を施す様子

■当社が提供した研修内容

目的

 下水道管や排水設備の維持管理に必要な技術を習得することで自国の排水設備(トイレ、流し、暖

 房、お風呂)や側溝、下水道管、雨水管等の維持管理を確立し公衆衛生や環境衛生の向上に寄与する

 ことを目的とします。

期間

 2024年10月7日(月)~12月22日(日)

研修方法

 当社指導員による指導計画表に沿い、社内研修(机上基礎、下水道関連施設見学など)、フォローアッ

 プ研修、現場研修、最終試験

研修場所

 厚木の杜環境リサーチセンター、現場研修

習得する技術/知識

 排水管の基礎知識、排水管の清掃方法(電動式ワイヤー、高圧洗浄機)、排水管内

 の調査方法(管内調査用カメラ)、調査報告書の作成、高圧洗浄車や汚泥吸引車の操作、使用機器のメ

 ンテナンス方法、安全管理(酸素欠乏症の予防、安全設備の重要性、保安設置方法)など

2回目の取り組みとなった本研修は、昨年の12月22日(日)を持って無事に終了いたしました。参加したマニュエル先生は「学んだ研修内容をCNEFT-Tibarのみんなへ早く伝えたい」、また研修生のフェリスミーナさんとロマリオさんは「今回たくさんのことを学ばせてもらえ、大変に感謝しています。この技術を自国の発展のために活用していきたい」と希望を述べました。

研修生らは帰国後、CWP GLOBALの現地事務所にてインターン生として清掃ビジネスに携わる予定です。

当社の指導員と一緒に記念撮影

今月、「第3回目の技術取得研修」(2025年秋~冬を予定)を進めていくために、今後の事業展開を含めCWP GLOBALと意見交換を行いました。締結したMOUに基づき、当社は技術協力を5年間継続することで、今後も引き続きCWP GLOBALと連携した水技術人材の交流を推進してまいります。

(招聘経緯について)

当社は、2023年4月に東ティモール民主共和国のCNEFT-TIBARと、東ティモールの水分社における産業や雇用抄出に協力関係を強化するため「能力開発プログラム」の確立に向け5年間の協力覚書(MOU)を締結し、第1回目の研修受け入れを2024年1月に先月実施しました。

■CWP GLOBAL株式会社

https://cwpglobal.ltd

2022年8月、管清工業と個人出資者らにより設立。CWP GLOBALは湧水のまち福井県大野市の市民の思いである「水を通じて世界とつながり、助け合い、分かち合う」ことを原点に始まった。最初の活動国は東ティモール。現地の若者との共生を通じた「国づくり・人づくり・水づくり」を活動テーマに、現地の水環境の向上や人材育成、雇用の創出、日本国内における技術人材の確保などを目指し、水分野をはじめとしたSDGs達成を実現するとともに、”共創共栄”な未来を構築します。

社名:CWP GLOBAL株式会社( CWP GLOBAL,LTD.)

本社所在地:福井県大野市

設立日  :2022年8月8日

事業目的 :発展途上国における水環境の向上に向けた事業

      若者人材による起業支援および専門家人材の育成事業

      日本との交流を通じた育成や地域活性化に関する事業 等

※記載されている内容は発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なっている場合がありますのでご了承願います。

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管清工業株式会社
https://www.kansei-pipe.co.jp/

1962年設立。以来、一貫して「管」(パイプ)の維持・管理を行い、半世紀にわたり日本の下水道インフラを支えてまいりました。下水道の管路網を専門的に管理、清掃することが当社の社名=管清工業の由来。下水道点検・調査・清掃の分野で、上下水道施設の基盤維持管理を軸にKPRO®、グランドビーバー、グランドスウィーパーなどの機材を自社で開発、事業展開し、下水道における問題解決を提供しています。管清工業は、“常に上下水道を使用するお客様の目線に立ち、300年継続する企業を目指す”を掲げ、未来へ向けて持続可能な社会の実現に貢献します。

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会社概要

管清工業株式会社

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URL
https://www.kansei-pipe.co.jp/
業種
建設業
本社所在地
東京都世田谷区上用賀 1丁目7番3号
電話番号
03-3709-5151
代表者名
長谷川 健司
上場
未上場
資本金
2億5000万円
設立
1962年10月