東野圭吾「クスノキ」シリーズより初の子ども向け絵本誕生! 2023年最も売れた文庫本の『クスノキの番人』が国内累計100万部突破!
株式会社実業之日本社(本社:東京都港区 代表取締役社長:岩野裕一)は、東野圭吾氏初の子どもへ向けた絵本『少年とクスノキ』を、2025年5月1日(木)に刊行します。
また、2020年に刊行した『クスノキの番人』が、国内累計発行100万部を突破しました。

今年作家生活40周年を迎える東野圭吾氏。刊行された作品数は100を超え、2023年には国内累計発行部数1億部を突破、読者が選んだ好きな作家ランキング(選出対象の作家は国内外問わず)では10年連続で13度第1位に輝く(※)など、トップランナーとして数々の金字塔を打ちたて、世界各国で愛読され多くのファンに指示される、日本を代表する作家です。(※2024年10月読売新聞「秋の読書推進月間」全国世論調査より)
現在も精力的に作品を発表し続ける東野氏。2025年最初に世に送り出す作品は、はじめて子どもへ向けた絵本となる『少年とクスノキ』です。
2024年5月に刊行し、20万部に達したベストセラー小説『クスノキの女神』の作中で、悩みを抱えた少年と少女が共同で作った絵本が、この『少年とクスノキ』。小説では物語の一部しか書かれていませんが、それだけでも充分に心を打つものがありました。
「子どもたちに、読書の喜びや楽しみを知るきっかけとなる作品を届けたい」という東野氏のかねてから思いにより、一つの物語として完成され、実在の絵本を刊行することとなりました。
刊行にあたり、東野氏がメッセージを寄せられました。
ふと思いついた物語に素敵な絵をつけていただきました。
主人公はあなたかもしれません。楽しんでいただけたなら幸いです。
加えて重要な役割を担うのが、物語の世界観を的確に表現するイラスト。画家としてだけではなく、多方面で活躍するよしだるみ氏が、少年と女神の物語を、鮮やかで温かな筆致で全ページにわたり彩り豊かに描きました。
すべての漢字にはルビを振り、小学校中学年程度より読んでいただける内容です。『クスノキの女神』の読者にも感動が再び蘇ります。ぜひ親子で、祖父母と孫で、手に取っていただきたい作品です。
また、『クスノキの女神』の前作である、2020年に刊行した「クスノキ」シリーズ第1作『クスノキ番人』が、累計発行部数100万部を突破しました。本書は、2023年の文庫本年間売り上げ第1位です。
【『少年とクスノキ』書籍情報】
・刊行日:2025年5月1日
・定価:1,980円(税込)
・体裁:A4変形版(265mm×210mm)
・頁数:32頁
・対象年齢:小学校中学年~ 総ルビ(ふりがな)
・特設サイト:https://www.j-n.co.jp/higashinokeigo/
・内容紹介:
「僕の未来を見せてほしいんです」
少年の願いにクスノキの女神が見せる未来とは
不幸なことが続き、大切な人たちを失ってしまった少年は、将来が不安で泣いていました。その様子を心配そうに見守っていた旅人は、未来を見せてくれるというクスノキの女神に会いに行くように勧めました。さまざまな困難を乗り越え、出会えたクスノキの女神は、少年の願いを聞き未来の姿を見せてくれます。そこで見た未来の姿とは……。
【作者紹介】
作:東野圭吾(ひがしの・けいご)
1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学工学部卒業。85年『放課後』(講談社)で第31回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年『秘密』(文藝春秋)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』(文藝春秋)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、12年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(KADOKAWA)で第7回中央公論文芸賞、13年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、14年『祈りの幕が下りる時』(講談社)で第48回吉川英治文学賞、19年に第1回野間出版文化賞、23年に第71回菊池寛賞を受賞。24年第28回日本ミステリー文学大賞受賞。多彩な作品を長年にわたり発表し、その功績により、23年に紫綬褒章を受章。スノーボードをこよなく愛し、ゲレンデを舞台にした作品に『白銀ジャック』『疾風ロンド』『恋のゴンドラ』『雪煙チェイス』(いずれも実業之日本社)がある。その他『あなたが誰かを殺した』(講談社)『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』(光文社)『クスノキの女神』(実業之日本社)『架空犯』(幻冬舎)など著書多数。読者が選んだ好きな作家ランキング(選出対象の作家は国内外問わず)では10年連続で13度第1位に輝いている(2024年10月読売新聞「秋の読書推進月間」全国世論調査より)。
絵:よしだ るみ(吉田瑠美)
1983年、東京都生まれ。NYで幼少期を過ごし、青山学院女子短期大学芸術学科卒業。2017年より絵本作家として活動をはじめ、著書に『ロバのおはなし』(国土社)『おすよおすよI push and go』(エディションエフ)『あめあがりのしゃぼんだま』『ぼくのそりすべり』 (福音館書店)、『いつかはぼくも』をはじめとする『よしだるみの動物の家族絵本』(国土社)などがある。2022年に初のエッセイ『ルルオンザルーフ』(エディションエフ)を刊行。2024年公開の日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』の劇中画を担当したのを機に、近年は日本だけでなく台湾やベトナムなど各地に滞在し、その土地の物語を内包する壁画や絵画を制作、発表している。
公式サイト https://www.ruruontheroof.com/
【「クスノキ」シリーズ書籍情報】
『クスノキの番人』
刊行日:〈単行本〉2020年3月17日〈文庫〉2023年4月7日 頁数:〈単行本〉456頁〈文庫〉496頁
定価:〈単行本〉1,980円〈文庫〉990円(いずれも税込)
書籍詳細ページ: https://www.j-n.co.jp/books/978-4-408-55803-5/
内容紹介:不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。
そこへ弁護士が現れ、依頼人に従うなら釈放されるよう取り計らうと提案があった。
心当たりはないが話に乗り、依頼人の待つ場所へ向かうと伯母だという女性が待っていて玲斗
に命令する。
「あなたにしてもらいたいこと、それはクスノキの番人です」と……。
そのクスノキには不思議な言伝えがあった。
『クスノキの女神』
刊行日:2024年5月23日 頁数:320頁 定価:1,980円(税込)
書籍詳細ページ: https://www.j-n.co.jp/books/978-4-408-53856-3/
内容紹介:神社に詩集を置かせてくれと頼んできた女子高生の佑紀奈には、玲斗だけが知る重
大な秘密があった。
一方、認知症カフェで玲斗が出会った記憶障害のある少年・元哉は、佑紀奈の詩集を見てイン
スピレーションを感じる。
玲斗が二人を出会わせたところ瞬く間に意気投合し、思いがけないプランが立ち上がる。
不思議な力を持つクスノキと、その番人の元を訪れる人々が織りなす物語。
待望のシリーズ第二弾!
2作品あわせ、延べ10の言語(韓国語、中国語繁体字・中国語簡体字、英語、フランス語、トルコ語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、ドイツ語)で海外翻訳刊行決定。※韓国語、中国語繁体字、ベトナム語〈クスノキの番人〉で刊行済
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