2024年は異業種買収ニーズが高まる1年に。成長に繋がる最適な相手とのマッチングを実現できるかが重要
〜買手企業へ「2023年の買収実績と2024年の買収意向」を調査〜
調査背景
近年、M&Aは企業の存続・発展の手段として広く活用されるようになってきています。2023年は様々な企業によるM&Aが実施され、2024年の税制改正では、一定の条件のもと、買収した株式取得額の最大全額を税務上の損金に算入できることが予定されているなど、さらに買収が検討しやすい仕組みとなるため、M&Aが数多く実施されることが考えられます。そこで当社では、買手企業が2023年に実施した買収実績と2024年の買収意向を明らかにする調査を実施し、買収のトレンドや動向を分析しました。
調査結果サマリ
1)約8割の買手企業が2023年に企業買収を実施
2)買収を実施した企業のうち約8割が異業種買収を実施
3)買収に至らなかった理由で最も多かったのは「最適な相手が見つからなかった」
4)2024年の買収検討状況は2023年とほぼ同様
5)2024年に買収を検討している企業の9割以上が異業種買収を視野に
総括
今回の調査結果から、2024年は異業種買収のニーズが2023年から引き続き高いことがわかりました。2023年と2024年の買収実績及び検討状況を比較すると、検討度合い、費用、目的がほとんど同じであったなか、2024年の「異業種の買収」については9割を超える企業が検討しており、買収そのもののニーズは大きな変化がないものの、異業種の買収についてはニーズが引き続き高まっていることがうかがえます。
一方で、2023年に買収を検討したものの買収に至らなかった理由として「最適な相手が見つからなかった」が最も多く挙げられていたことから、買収するにあたり重要な要素として「マッチング」が鍵となることがうかがえます。
異業種買収が今後増えていくことが予想されるなか、本当に自社の成長に繋がる相手企業を見つけることができるかが、買手企業にとって肝要になってくることが考えられます。
調査結果詳細
1) 約8割の買手企業が2023年に企業買収を実施
買収にかかった費用は1億円から50億円にかけての割合が特に高くなっていますが、100億円を超える買収も1割近く実施されており、企業によって幅広い規模で買収が実施されたことがわかります。
2) 買収を実施した企業のうち約8割が異業種買収を実施
自社の成長手段として、異業種の買収が活発に行われていることがうかがえます。
3) 買収に至らなかった理由で最も多かったのは「最適な相手が見つからなかった」
買収が成功するかどうかは、「条件調整」や「リスクヘッジ」も重要ではあるものの、それ以前の「マッチング」に最も大きく左右されることがうかがえます。
4) 2024年の買収検討内容は2023年とほぼ同様
買収の検討度合いや目的は2023年と2024年でほぼ違いはなく、買収費用については2023年と比べてやや拡大していることがわかります。
5) 2024年に買収を検討している企業の9割以上が異業種買収を視野に
2023年は買収を実施した企業の約8割が異業種買収を実施していましたが、2024年に買収を検討している企業は9割を超えており、2024年はより異業種買収がより活発になることが考えられます。
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「fundbook cloud」は、2022年11月21日のリニューアル以降、数多くの譲受企業に活用されています。
調査概要
調査期間:2023年12月22日〜1月9日
調査機関:株式会社fundbook
調査対象:M&A担当者
有効回答数(サンプル数):420名
調査方法:①「fundbook cloud」利用者に対するアンケート調査
②インターネット調査
株式会社fundbook 会社概要
fundbookは、全国約25,000社の譲受候補企業とのネットワークをもとに、自社開発プラットフォーム「fundbook cloud」と経験豊富なアドバイザーによる独自のマッチングモデルを強みとするM&A仲介会社です。
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M&Aを通じ、あらゆる企業の存続と成長を支え、希望にあふれた社会の実現を目指してまいります。
設立 :2017年8月7日
代表者 :代表取締役 畑野幸治
事業内容 :M&A仲介事業
本社 :東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー25階
資本金等 :20億円(資本剰余金含む)
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