不具合予測ツールに関する産学連携プロジェクトの共同研究論文を発表 ~バルテスと京都工芸繊維大学、開発現場で実際に活用~
ソフトウェアのテスト・品質向上支援に関するサービスを提供するバルテス株式会社(本社:大阪市西区、東京都千代田区 代表取締役社長:田中 真史、以下当社)と京都工芸繊維大学(所在地:京都市左京区、学長:森迫 清貴、以下「京都工繊大」)の産学連携による共同研究論文「テキスト分類による不具合予測システムの実装と企業環境での評価」が、2021年1月26日(火)に電子情報通信学会にて発表されました。
■研究サマリー ・開発現場で実際に活用することができる不具合予測ツールの作成を目的とした研究を実施 ・京都工芸繊維大学 水野研究室が、不具合予測ツール「CodeLamp(コードランプ)」を開発 ・ツール開発にあたり、当社グループ企業自社開発のWebアプリにおける開発・テストデータを提供 ・当社グループ会社の開発現場でツールを適用し、改善点をフィードバックすることで研究に協力 ・今後は、ツールの現場適用で明らかになった課題の改善に着手 |
- 研究の背景
- 研究内容と結果
当社は、「CodeLamp」の開発に際し、当社グループ会社の開発会社であるバルテス・モバイルテクノロジー株式会社(以下、VMT)が自社開発したWebアプリの生データ及びそのテスト結果データを提供しました。また、「CodeLamp」開発後は、VMTの開発現場で実際に利用し、ツール評価を大学側に提示することで研究に携わっています。
開発現場で適用した結果、不具合予測の精度やツールのインターフェイスといった改善点が明確になりました。今後は、より実用的なツールにするべく改善に注力し、当社の企業理念である、「品質にコミットし、安心・安全なICT社会の実現に貢献」の実現に向け、研究を進めてまいります。
<用語解説>
※1 Eclipsee:Eclipseeは Javaで実装された統合開発環境であり、オープンソースソフトウェア(OSS) として提供されている。数ある統合開発環境の中でも特にユーザ数が多いと考えられるため、今回のツール開発における基盤として採用された。
※2 ソースファイル:プログラミング言語で書かれたソースコードを記録したファイル。
※3 Gitコミット:Gitとは、開発などで広く使われる「分散型バージョン管理システム」なるもので、ファイルの変更履歴を保存・追跡するための仕組み。変更を記録することは「コミット」と呼ばれ、このコミット単位ごとに履歴が管理・追跡される。
※4 テキスト分類:自然言語テキスト内のパターンを認識するようにトレーニングされた機械学習モデル
- 論文掲載概要
(An Implementation of Text-classification Based Fault-prone Module Detection and Its Application to Industrial Environment)
・著者:水野 修(1)、 黒田 翔太(1)、 石原 一宏(2)、 山下 大輔(3)
(1) 京都工芸繊維大学
(2) バルテス株式会社
(3) バルテス・モバイルテクノロジー株式会社
・発行元組織:電子情報通信学会
・論文ダウンロード先:https://se.is.kit.ac.jp/pman/pman3.cgi?D=900
※上記ページ内の、「論文電子ファイル」欄よりご覧ください。
- 京都工芸繊維大学 水野研究室について
- バルテス株式会社について
企業名 :バルテス株式会社
証券コード :4442(東京証券取引所マザーズ)
代表者 :代表取締役社長 田中 真史
本社所在地 :(大阪本社)大阪市西区阿波座1-3-15 JEI西本町ビル8F
(東京本社)東京都千代田区麹町1-10 麹町広洋ビル3F
設立 :2004年4月19日
資本金 :9,000万円
従業員数 :634名(2020 年12月末 グループ4 社計)
事業内容 :ソフトウェアテストサービス、品質コンサルティングサービス、ソフトウェア品質セミナーサー
ビス、セキュリティ・脆弱性診断サービス、その他品質評価、品質向上支援サービス
ホームページ :https://www.valtes.co.jp/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像