マカフィー、McAfee Labsの最新調査「2025年のホリデーシーズンに最も偽装されたブランド」と偽装ブランド品を見分ける方法を発表

1年で最も買い物需要が高まる時期に、詐欺師が信頼できるブランドを偽装する手口と、買い物客が対策できる方法を紹介

マカフィー株式会社

オンラインのセキュリティ対策製品を提供しているマカフィー株式会社(本社:東京都千代田区)は、本日、McAfee Labsの最新調査「2025年のホリデーシーズンに最も偽装されたブランド」の結果を発表しました。本調査では、ホリデーシーズンに詐欺師が最も偽装したブランドを明らかにし、詐欺師がいかに巧妙に信用できるブランドになりすまし、本物にそっくりなオンラインストア、偽のメール通知、誤解を招くSNS上の広告を作成しているかを解明しました。1年で最も買い物が集中するこの時期に、詐欺師が消費者をだまそうとする一方、マカフィーは、大切な人への贈り物を購入する際の安全性を高め、より安心できるお買い物体験を提供することを目指しています。

 

主な調査結果は次の通りです。

  • 最も偽装された製品はIT系のブランド:詐欺師は主に大手のテックブランドを偽装しており、特にApple、任天堂、サムスン、ディズニー、スチーム(PCゲームプラットフォーム)など、人気デバイスやゲームプラットフォームに関連する企業を標的にしています。Appleは詐欺師が最も頻繁に偽装するブランドであり、本物に似せた偽サイトが頻繁に作成されています。

  • 高級ブランドも主要な標的対象:コーチ、ディオール、グッチ、ロレックス、ラルフローレンなどのハンドバッグやスニーカー、限定品の偽オンラインストアが45%増加し、ブランドの画像が使用されたり、ホリデープロモーションと書かれたりしています。

  • ショッピング関連詐欺への警戒の高まり:日本の消費者の57%が「昨年よりAI生成の詐欺を懸念している」と回答し、「ホリデーシーズンの詐欺を見抜ける」と自信を持っている者はわずか39%に留まる。

近年の買い物体験は、日々のタスクの合間にスマートフォンでソーシャルメディアのフィード上を眺めながら瞬時に完結することが増えています。しかし、その便利さの一方で、巧妙な詐欺にひっかかるリスクが生じているのも事実です。詐欺師が最も偽装するブランドを把握することで、警戒心を高め、危険なサインを見極め、より安全に対処できるようになります。McAfee Labsは、ショッピングシーズンに伴い悪意のある活動が急増していることを確認しており、特に人気ブランドを装った詐欺サイトやメールが10%増加していると報告しています。

2025年に最も偽装されたブランド

詐欺師が今年最も偽装したブランドは、人気のテクノロジー製品や高級ギフト、需要の高い限定商品など、ホリデーシーズンに頻繁に購入されるアイテムに関連しています。彼らは信頼性の高いブランドをターゲットにし、買い物客の期待に応えるような現実的なビジュアルやメッセージを巧みに活用します。偽サイトの多くには、コピーされた商品画像や類似したレイアウトが含まれるほか、購入者に支払い情報を入力させるためのリアルなカスタマーサービス用語が含まれていることが特徴です。

最も偽装された一般消費者向けブランドトップ5

  1. Apple

  2. 任天堂

  3. サムスン

  4. ディズニー

  5. スチーム

今回の調査では、一般消費者向けブランドの中で最も多くの詐欺サイトが確認されたのはAppleでした。任天堂も、2025年の年末商戦期におけるSwitch 2の膨大な需要を背景に、僅差でそれに続いています。サムスンのなりすましは主に携帯電話やアクセサリーに関するものが多くみられ、ディズニー関連の詐欺の多くは、偽のDisney+アカウントに関連した広告やお知らせでした。スチームに関する詐欺サイトも多く確認されており、特にPCゲーム用ギフトカードや、現在ゲーマー向けハンドヘルドPCとして人気の高いSteam Deckに関する詐欺が多く見受けられました。

最も偽装された高級ブランドトップ5

  1. コーチ

  2. ディオール

  3. ラルフローレン

  4. ロレックス

  5. グッチ

高級ブランドを装った詐欺はごく少数のブランドに集中しており、その中でもコーチが圧倒的に多く首位を占めています。コーチに関連する詐欺サイトの数は、次に多く偽装される高級ブランドであるディオールよりも約45%多いことが明らかになりました。

ホリデーセールの開始に伴いブランド偽装も増加

ホリデーシーズンが盛り上がりとともに詐欺も増加しており、多くの買い物客が偽のオンラインストアや配送通知など、本物そっくりに精巧に作られた詐欺に遭遇しています。マカフィーの調査によると、57% が AI 詐欺への不安が昨年より多いと回答しており、約5人に1人(18%)は「詐欺を恐れてホリデーシーズンの買い物をすでに中止した」と回答しました。

人々は買い物を楽しむ一方で、多くの人がフィードやメールに表示される内容を再確認するようになり、喜びにあふれるはずの時期が警戒を要する時期へと変化しています。前掲のマカフィーの調査によると、77%が「ホリデーシーズン中のオンラインショッピングで安全を確保するために具体的な対策を取る予定」と回答しています。具体的には、「不明なリンクは絶対にクリックしない」(40%)、「信頼できるサイトのみを利用する」(34%)、「不明な送信者からの情報は無視する」(32%)ということが明らかになりました。多くの方は警戒心を抱いている一方で、詐欺を見抜く自信がある人は少なく、ホリデーシーズンに関連した詐欺を見抜く自信があると回答した人は39%にとどまっています。年齢層別にみると、若年層は高齢層よりも見抜く自信があるようで、18~24歳では46%が「自信がある」と回答し、65~74歳では31%にとどまるという結果になりました。

マカフィーは、今年のホリデーシーズンに皆様がより安全にお買い物をするために以下を推奨しています。

  • クリックする前に一呼吸置く:お得なオファーに関するメッセージやDM、メールを受け取ったときは、直接販売事業者のホームページやアプリにアクセスして確認しましょう。

  • 信頼できる業者から購入する:知らないブランドや急なオファーが届いた場合、見送ることが安全な選択です。

  • 危険信号に注意する:急いで行動するよう催促されたり、ギフトカードや送金での支払いを要求されたり、個人情報の提供を求められたり、電話を切らないもしくは、黙っているよう指示をされたりするときは、注意しましょう。これらは典型的な詐欺の手口です。いったん立ち止まり、冷静に考えることで、お得な商品購入と詐欺を見分けることができます。

  • 買い物体験を保護する: アカウントを保護するために、二段階認証(2FA)を有効に設定し、強力で固有のパスワードを使用しましょう。安全なウェブサイト(URLが「https://」 で始まり、鍵のアイコンが表示されているもの)でのみ購入し、銀行やクレジットカードの利用明細を定期的に確認して、不審な請求がないか注意しましょう。

  • マカフィー® リブセーフや、マカフィー® トータルプロテクションMcAfee+ のような総合的なオンライン保護に投資する:これらの製品は、個人情報、プライバシー、デバイスを最大限に保護します。不審なリンクやサイトを検知・防御し、より安心してオンラインをご利用いただけます。

マカフィー株式会社 代表取締役社長 栗山 憲子は、次の通り述べています。

「詐欺師たちは、ホリデーシーズンの賑わいに乗じて、お得な商品を探している人々を巧みに狙ってきました。特に、AI技術の進化によって、信頼されているブランドを驚くほどの速さと精度で模倣することが可能になり、詐欺だと気づくのがますます難しくなっています。偽サイトや偽商品、さらには巧妙なメールやテキストといった手法が増え、現代の詐欺師たちは驚くほど精巧なソーシャルエンジニアリングの技術を使いこなしています。そうした状況の中で、最も効果的な自衛策は、焦らずに一呼吸おき、目にする情報をしっかり確認することです。そして、不審なリンクやページに対して警告を発してくれるツールを活用し、被害を未然に防ぐことが何より大切です。」

調査方法

2025年のホリデーシーズンに最も偽装されたブランド調査

マカフィーのホリデーシーズンのネットショッピング詐欺に関する調査は、2025年10月から11月にかけての実際のオンライン行動を対象に、ラグジュアリーブランドや一般消費財の偽装を中心に分析されています。McAfee Labsの研究者は 、特定のブランド名やキーワードを一般的なウェブアドレスの形式に変換した上で、マカフィー のWebレピュテーション・テレメトリーと照合し、悪意のあるURLや不審なURLを特定しました。ユーザーがこれらのフラグ付きサイトへのアクセスを試みるたびに「詐欺ヒット」としてカウントされ、同一ユーザーによる繰り返しの試行も集計に含まれます。結果は、対象期間中の総ウェブトラフィックに対する「詐欺ヒット」の割合として提示され、購買者のステータスに関わらず、オンラインで買い物をする人々がどのようなリスクに直面しうるかを明確に示しています。

2025年ホリデーショッピング詐欺に関する調査

2025年8月に、アメリカ、イギリス、オーストラリア、ドイツ、フランス、日本、インドの18歳以上の8,600人を対象に、詐欺とオンラインショッピングに関する調査を実施しました。アメリカの結果は全国的な代表性を確保するために加重して算出されました。

マカフィーについて 

マカフィーは、消費者と中小企業向けのオンライン保護のグローバル・リーダーです。デバイスだけでなく人を保護することにも重点を置くマカフィーの消費者および中小企業向けのソリューションは、常時オンラインの世界におけるユーザーのニーズに適応し、適切なタイミングとセキュリティで家族、地域社会、ビジネスを保護する、総合的で直感的なソリューションを通じて、ユーザーが安全に生活できるよう支援します。 

詳細情報については、https://www.mcafee.com/ja-jp/index.html をご覧ください。 

*McAfee、マカフィー、McAfeeのロゴは、米国およびその他の国における米国法人 McAfee, LLCまたはその関連会社の商標又は登録商標です。 

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会社概要

マカフィー株式会社

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URL
https://www.mcafee.com/jp/index.html
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区有楽町1-13-2 第一生命日比谷ファースト12階
電話番号
03-6892-5524
代表者名
栗山憲子
上場
未上場
資本金
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設立
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