【闇バイト実態調査】大学生の9割が「闇バイトは全て犯罪」と認識、前年比12.7%上昇
~詐欺中心から強盗・殺人など重大犯罪の認識へと変化~
株式会社ペンマーク(本社:東京都目黒区、代表取締役:横山直明、以下ペンマーク)は、学生向け学習管理SNS「Penmark」(https://penmark.jp/) を利用している全国の現役大学生1,575名を対象に「闇バイト」に関するアンケート調査を実施しました。
※本調査結果のご利用に際しては、以下のURLよりご連絡いただきますようお願いいたします。
※本記事を引用する場合には、出典の明記をお願いいたします。
■調査結果サマリ
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大学生の88.2%が闇バイトを「全て犯罪」と認識(前年比+12.7%)、凶悪犯罪との認識が拡大
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大学生の30.9%が闇バイトへの勧誘・接触経験あり(前年比-10.6%)
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闇バイトのSNSでの募集は82.3%が認識(前年比+12.5%)、実際の勧誘経路もSNSが89.6%で最多
■大学生の9割が「闇バイトを犯罪」と認識、身近に迫る脅威を実感
大学生の闇バイトの認知率は99.3%となり、2023年と比較して4.8%上昇しました。この背景には、SNSでの情報拡散と報道による注目度の高まりが影響していると考えられます。
「闇バイトは全てが犯罪だと思いますか?」という質問に対しては、「全てが犯罪だと思う」との回答が2023年の75.5%から2024年には88.2%へと12.7%上昇。学生間で闇バイトの違法性への理解が急速に深まっていることが明らかになりました。
また「闇バイトはどんな内容だと思うか」を尋ねたところ、認識に顕著な変化が見られました。
2023年には「高額報酬目的の犯罪行為」といった抽象的な回答が中心でしたが、2024年には「住宅への侵入・強盗」「個人情報を悪用した脅迫」「重大犯罪の実行役」など、より具体的な回答が挙げられるようになりました。学生が「高額報酬」という文言に加え、匿名性や一見安全そうに見せかけた手口が学生を引き込み、重大犯罪に巻き込まれるケースが増加している状況を反映しています。このような状況から、闇バイトが大学生にとってより現実的で深刻な脅威となっていることが浮き彫りになりました。
「闇バイトはどんな内容だと思うか」という質問に対する学生の声
・主にSNSやインターネット掲示板などで募集しており、高収入を謳って若者を勧誘するもの。例えば、「1日で10万円稼げます。」など。(福岡大学・1年)
・犯罪行為を行う対価として金品をもらうもの。依頼主の正体は知らない状態で、テレグラムで会話する。身分証や住所、家族の個人情報などを握られ、逃げることが困難(慶應義塾大学・4年)
・高額な報酬で人を釣り、個人情報などの脅しに使える弱みを予め握りつつ、バイト先で犯罪行為をさせるバイトのこと(早稲田大学・3年)
・バイト募集アプリやSNSなどを通じて、一見闇バイトとは分からないような募集内容で実行役を募集し、指示役から支持されるがままに一軒家などに強盗に入り、金品を盗み、住人を躊躇なく殺害する犯罪であると認識している。募集時に、家族などの個人情報を教える必要があったりして、簡単に辞めたいと言えば、家族の命の危険を言われ、簡単に辞めることが出来ず、言われるがまま犯罪をしてしまうことも多い。(東京藝術大学・4年)
・短時間で沢山稼げるなどの謳い文句が付いていて、応募先から指示されて人に電話をかける、人を脅す、住居や所有地に侵入する、何か物を運ぶ、住宅地のセキュリティなどを調査する、人を殺すなどが入ると思います。(立正大学・4年)
・最初は普通のアルバイト内容でも、途中からどんどん怪しい仕事内容になり、辞めたくても個人情報を握られており自身や家族に被害が及ぶと脅されて辞められないもの。最近は「ホワイト案件」などの怪しい名前で募集されていることが多いが、全て犯罪にあたると思う。(京都芸術大学・3年)
■闇バイトへの勧誘・接触経験は、前年比10.6%減少
「闇バイト(簡単に稼げる、高収入、1日で数万円)といった内容の怪しい求人を見たり、勧誘された経験はありますか?」と尋ねると、「はい」と回答した学生は30.9%となりました。2023年の41.5%と比較すると10.6%減少しています。
さらに、闇バイトや怪しいバイトの経験がある、または知人に経験者がいる学生は、2023年の6.9%から3.5%に減少しました。この背景は、行政や報道を通じた注意喚起により、一見安全そうに見せかけて犯罪に加担させる求人があるという認識が学生間でも広がり、「闇バイト」への警戒心が高まったことが理由として考えられます。
また求人の件数が減少した点においては、行政や警察の啓蒙活動やSNS上のバッシング等も踏まえて、各プラットフォームが監視を強化したことにより怪しい求人が減少したのだと捉えています。
■SNSでの闇バイト募集を知っている学生は8割、前年比13.1%上昇
闇バイトがSNSを通じて募集されていることについては、82.3%の学生が認識しており、2023年と比較すると13.1%上昇しています。
実際に「闇バイト(簡単に稼げる、高収入、1日で数万円)といった内容の怪しい求人を見たり、勧誘された経験はありますか?」の質問で【はい】と回答した学生に対し、「闇バイトの勧誘場所」を尋ねると、SNSが最多で89.6%となりました。
■総評
本調査から、2023年の調査と比較して、大学生が「闇バイト」の実態や危険性についてより具体的に理解していることが明らかになりました。この背景には、SNSを通じた犯罪手口の拡散や報道の増加が大きく影響していると考えられます。
東京都によると、闇バイトの勧誘手口は「一般的な求人を装う」「現実的な報酬設定で警戒心を緩める」など、若者を引き込むための方法が年々巧妙化しています。このような勧誘により、若者が意図せず重大な犯罪に巻き込まれるリスクは依然として高い状態が続いています。
現在、各自治体や警察が「闇バイト」に関する注意喚起を強化しています。正しい情報を収集し、怪しい求人を目にした場合や犯罪に巻き込まれた際には、家族や行政、警察に迅速に相談することが必要です。また、警察庁は闇バイトに巻き込まれた人に対し、「たとえ、自身や家族が脅迫されていても、強盗は凶悪な犯罪です。犯罪に加担する前に、勇気を持って抜け出し、すぐに警察に相談してください。警察は確実に保護しますので、安心してください」と、注意喚起とともに保護に関するメッセージを発表しています。
若年層の主要なコミュニケーション基盤であるSNSが犯罪勧誘の温床となっている現状を踏まえ、プラットフォーム事業者には求人監視の強化や怪しい投稿の即時削除など、具体的な対策が求められます。社会全体で若者を守るための包括的な取り組みが急務です。
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警察庁「いわゆる「闇バイト」の危険性について(https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/yamibaito/hanzaishaboshu.html)」
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警察庁生活安全企画課「犯罪実行者募集情報の特徴(https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/yamibaito/tokutyou.pdf)」
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東京都 特殊詐欺加害防止 特設サイト(https://www.kagaiboushi.metro.tokyo.lg.jp/)
【調査概要】
調査対象:「Penmark 公式LINEアカウント」を利用中の学生
対象エリア:日本全国
調査期間:2024年11月1日〜11月14日
調査方法:LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
有効回答数:1,575人
■ペンマークについて
当社は「学生の一生を豊かにする」ことをミッションに掲げ、「大学生活のDX」を推進しているスタートアップ企業です。大学生向け学習管理SNS「Penmark」を開発・提供しています。2024年現在、Penmarkの累計ダウンロード数は150万人を突破しています。
アプリのダウンロードはこちらから
・アプリHP:https://penmark.jp
・AppStore(iOS):https://bit.ly/3NrsKNN
・GooglePlay(Android):https://bit.ly/3LrDQSq
■会社概要
会社名:株式会社ペンマーク
設立:2018年12月21日
資本金:100,000,000円
代表取締役:横山 直明
所在地:〒153-0063 東京都目黒区目黒1-6-17 Daiwa目黒スクエア3F
■各種リンク
お問い合わせ窓口
法人向け広告掲載窓口「Penmark Ads」
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■お問い合わせ先
一般:info@penmark.jp
報道関係:press@penmark.jp
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