八重洲ダイビル LEED認証「GOLD」取得のお知らせ

ダイビル株式会社

2025年12月18日 10時00分

ダイビル株式会社（社長：丸山卓、本社：大阪市北区、以下「当社」）は、2025年6月30日に竣工した「八重洲ダイビル」において、米国の建物環境認証システムLEED 認証建物新築カテゴリーである「LEED v4 Building Design and Construction: Core and Shell（LEED v4 BD+C: CS）」にて「LEED GOLD®」を取得しましたのでお知らせします。

八重洲ダイビルは、東京駅至近かつ八重洲地下街と地下で直結するプレミアム立地で、東京地区における当社のフラッグシップオフィスビルです。外観は旧ビルを継承し、周辺再開発が進むこれからの八重洲でも変わらぬ存在感を示しながら、品格のあるデザインと街と人に開かれた緑で新たな八重洲の景観を創出しました。また、気候変動対策として環境負荷の抑制や、中間層免震構造の採用等による災害時の BCP 対策も講じており、構造・環境計画との合理性を兼ね備えています。

■LEED®（Leadership in Energy & Environmental Design）とは

LEEDは、米国グリーンビルディング協会（USGBC）によって開発された国際的な認証制度で、建築物と敷地利用の環境性能（省エネと環境）に配慮した建築プロジェクトを推進するためのビルト・エンバイロメント（建築や都市の環境）の環境性能評価システムです。このたび八重洲ダイビルでは、LEED建物新築カテゴリーである「LEED v4 Building Design and Construction: Core and Shell（LEED v4 BD+C: CS）」において「LEED GOLD®」認証を取得しました。新築物件における「LEED GOLD®」認証の取得は当社初となります。

■主な評価ポイント

評価された具体的な取り組み例は以下の通りです。

立地	東京都心の徒歩圏内に多様な施設を備える高密度区域に位置し、東京駅に地下通路で直結する公共交通機関の利便性の高い立地。
質の高い眺望	建物のコアに設備を集約しテナントエリアに窓を多く設置することで採光と眺望を最大限確保。
省エネ性能	高効率設備機器（中央＋個別熱源方式、外気冷房、LED照明、自動調光制御など）や優れた外皮性能（Low-E複層ガラスなど）の採用により、エネルギーコストを削減。
グリーン電力	日本国内のトラッキング付非化石証書の調達により、エネルギー消費量の100％をCO2フリー電力で賄う。
環境負荷が低い冷媒の利用	空調設備機器には、オゾン層破壊係数（ODP）がゼロで、地球温暖化係数（GWP）が低い冷媒を使用。
室内空気質向上	LEED基準に基づき、最低換気量を30%増で設計。
ヒートアイランド対策	駐車場を全て地下に設置することで、地表面の舗装面積を減らし、熱の吸収・放出を抑制。
屋外節水	自生・適応植物の選定による散水頻度や水量の大幅削減に加え、高効率潅水システムを導入。雨水、空調ドレンを潅水に再利用することにより、上水量のゼロ利用が可能に。
屋内節水	節水器具の採用により、水使用量を削減。
コミッショニング	LEED要件に基づき、空調・給湯・電気・再生可能エネルギー設備のコミッショニングを実施。
建設廃棄物の高いリサイクル率	建設廃棄物のリサイクル率でLEED基準50％に対して約90％を達成。
革新性	グリーンビルディングに関するデジタルサイネージを設置。