YOMIKO、大阪にて「YOMIKO都市生活研究所 関西フォーラム2023」を開催~イベントレポート~
当イベントは、6月に東京都内で行われた「YOMIKO都市生活研究所フォーラム2023」同様に「THE FUTURE IS ALREADY THERE IN THE CITY.」をテーマに、オープニング・セッション/都市インサイト・セッション/生活者フォーサイト・セッションの構成のもと、一部プログラム内容を変更の上、都市と生活者の新たな潮流や都市生活者の価値観や行動の変化を捉えた新たな兆しについて発表や提言を行ないました。
【イベントレポート】
オープニング・セッション
■シビックプライド社会へと向かう都市とイノベーションの潮流
都市生活研究所 所長の城 雄大が、大きな社会変革期における都市の構造変化と新しい生活者の潮流について説明しました。益々、人間中心の都市へと変化・進化してゆく中で「シビックプライド」という概念の重要性が増しており、フィンランドで行なったフィールドリサーチの様子も交えながら、人々が個性を発揮しつつ多様なつながりを生む「都市や場のデザイン」とシビックプライドの関係について、研究所の視点を提示しました。
都市インサイト・セッション
■多様化社会と「解放」される生活者
都市生活研究所 都市生活ビジネスデザインルームの西川 検斗が、「新カテゴリーニーズ」を研究するチームとその考え方、手法について説明しました。ビジネスの成長スピードが格段に速くなっている時代だからこそ、いままでにない新たな市場を開拓することが重要であり、そのヒントとして海外ビジネス事例を社外パートナーとも連携して分析。また新カテゴリーニーズを探るためには「解放」という視点が大切であることをいくつかの海外事例の分析も交えながら提示しました。
生活者フォーサイト・セッション
■アルファ世代ファミリーの消費を紐解く
統合クリエイティブセンター ブランドデザインルームの大屋 翔平が、注目されはじめているα(アルファ)世代とそのファミリーの価値観や特徴について説明しました。超デジタルネイティブと言われるα世代と財布のひもを握る親も対象に、ユニークなワークを通じてその裏に隠された消費のキーファクターを紐解き、これからのマーケティングのヒントについて研究結果とともに提示しました。
■これからの消費を牽引していく 令和リッチ研究Part2
マーケットデザインセンター 第3マーケットデザインルームの大塚 輝久が、今後の消費を牽引する20~40代の若年富裕層「令和リッチ」について説明しました。令和リッチ層は単なる富裕層ターゲットとしての観点だけでなく、一般消費財においてもマス市場を牽引したり、市場創造につながる「イノベーター」としての存在であることと、その価値観について調査結果をもとに紐解きました。また令和リッチ層へ直接アプローチする当社オリジナルのソリューションメニューについても紹介しました。
■「Well-ME消費」人生100年時代を生きる新しい消費価値観
関西支社 関西マーケットデザインルームの岩下 響が、当社がオリジナルで提唱する消費観「Well-ME消費」について説明しました。Well-ME消費とは、近年拡大する自己投資消費を、長く先の見えない人生という長期視点で価値をもたらす商品・サービスを選ぶ"ライフパフォーマンスを重視した自己投資"消費と紐解き、「Well-ME消費」と命名した新しい消費観です。また自己投資の楽しみ方に着目し、商品・サービスをWell-ME消費へと導くためのソリューション「Well-ME診断」についても紹介しました。
6月開催「YOMIKO都市生活研究所フォーラム2023」の模様は以下をご覧ください。
https://www.yomiko.co.jp/special/3950/
都市生活研究所について
~The Future Is Already There In The City.~
日々刻々と変化する都市の中から未来の兆しを探る研究と、新しい時代のビジネスのあり方について多様なパートナーとともに共創してゆくリサーチ&トライアル集団です。
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