デジタルを活用した脳の健康の見える化により持病者の健康意識や認知機能テストスコアが向上

～浜松市での大規模健康促進実証結果について学会にて発表～

株式会社ベスプラ（東京都渋谷区、代表取締役CEO：遠山 陽介、以下：べスプラ）と、一般社団法人ブレインインパクト（京都府京都市、理事長：山川 義徳）はサービス学会第11回国内大会(2023年3月8日～10日)にて、学会発表を行いました。

　脳科学に基づいた脳の健康維持・増進を目的としたスマートフォンアプリを提供しているベスプラは、浜松市の協力のもと実施した「脳と体の健康維持/促進に向けた健康管理アプリの大規模効果検証」の取り組みやその解析結果に関して、「公民連携によるBHQドックを活用した脳の健康推進スキーム」として、発表いたしました。

■発表に関する概要
[大会名]
サービス学会第11回国内大会(2023年3月8日～10日)
http://ja.serviceology.org/events/domestic2023.html

[演題]
公民連携によるBHQドックを活用した脳の健康推進スキーム

[本発表のポイント]
　2025年には認知症患者は700万人に達するとも想定され、高齢化社会における日本において認知症患者の増加は社会の医療費・介護費の増加をもたらすとされ、重要な社会課題となります。

　このような現状に対し、「脳にいいアプリ」と、脳の健康を示し国際標準にも承認されている指標であるBHQ*1を活用することで、静岡県浜松市民を対象とした健康向上に向けた行動変容を促進できるか検証しました。

　本実証の結果、実証参加者のうち約半数が、健康行動変容のターゲットである持病がある方であり、特に持病あり群では、食運動習慣に関する健康意識を有意に増加することや、持病あり群・なし群の双方において認知機能テストの結果が向上することが示されました。

*1BHQ（Brain Healthcare Quotient）： MRIを活用した脳の画像データを解析して算出される、脳の健康管理のための指標です。国際標準化機関ITU-Tの勧告文書H.861において、「健康に関連する状態を示す脳の物理的特性を表す数値指標」の国際標準として承認されており、今後世界中での活用も見込まれております。

[講演論文集へのアクセス]
本演題の内容は第11回国内大会の講演論文集に収録されます。
この講演論文集は、以下のアドレスにて、サービス学会会員向けに公開される予定です。
http://ja.serviceology.org/publish/proceedings.html

［関連プレスリリース］
浜松市にて脳と体の健康維持/促進に向けて脳の健康管理アプリの効果検証を開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000007987.html

浜松市での「脳と体の健康維持/促進に向けた健康管理アプリの大規模効果検証」～中間報告～
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000007987.html

■今後について
ベスプラは、本実証の結果をもとに、脳の健康推進に貢献すべくさらなるサービスの開発や、研究機関や自治体、企業との連携による健康推進に向けた取り組みを進めてまいります。


＜参考＞
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株式会社ベスプラについて
: [ https://bspr.co.jp ]
　認知症予防に向けた脳の健康維持アプリ「脳にいいアプリ」ならびに運転免許更新時の認知機能検査が手軽に試せる運転免許の認知機能テストを提供し、ICTを使ったヘルスケアサービスを通して脳と体の健康サービスを提供しています。

一般社団法人ブレインインパクトについて
: [https://www.bi-lab.org/]
　脳の健康管理指標BHQ（Brain Healthcare Quotient）に関連する各種取り組みについての国際標準化活動を推進すると共に、脳情報のデータベースを公的共用リソースとして提供しています。

＜本件に関するお問い合わせ＞
株式会社ベスプラ　広報担当　遠山
Email： [e-mail]
URL：https://bspr.co.jp