SHIFTが<AI×ニューロテック>のアラヤと協業し、企業の生産性向上、ビジネス革新を目指した共同R&Dを開始
幅広い産業の発展と、人の能力の飛躍的な拡張による価値提供を目指す取り組み
お客様の売れるソフトウェアサービス/製品づくりを支援する株式会社 SHIFT(本社:東京都港区、代表取締役社長:丹下 大、プライム市場:3697、以下 SHIFT)は、人工知能(AI)・脳神経科学の研究・研究開発支援を行う株式会社アラヤ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金井 良太、以下 アラヤ)と協業し、AIに脳神経科学を組み合わせた先端技術を、各産業の幅広いニーズに応える製品・サービスとして市場に提供することを目指した共同研究・開発(R&D)を開始します。
この度の取り組みは、両社の異なる特長的な技術やノウハウを融合させ、対象とする業界・業種を共有しあえることで、両社のさらなる事業展開に有益であると同時に、これまでにない価値を市場に提供出来るという判断から実現したものです。
協業に至った背景
(SHIFTについて)
SHIFTは、ITに事業の主軸を据えた2009年以降、ECサイト、スマートフォン向けのアプリ・ゲームを対象としたソフトウェアテストを皮切りに、金融機関や通信、流通業界から公共、自動車業界など、幅広いお客様に対する品質保証サービスを担ってきました。その後、ソフトウェア開発の全工程において必要とされる品質の専門企業として、お客様のニーズに応えるなかで数々のソリューションが生まれ、これらを必要とする産業へと事業領域を拡げてきました。また、事業拡大にともない、技術的な優位性向上や、営業力、サービス開発力などの強化を目指し、技術や各業界特有の業務知見などを有する人材を採用やM&Aによって確保し、現在では、ビジネスモデルの構築からシステ厶の企画、開発、運用、テスト、セキュリティやマーケディング、さらにはDX推進まで、お客様のビジネス課題や社会課題を解決に導く、数々のサービスを展開しています。
SHIFTの強みは、多様な業界に対する営業力と、数多の実績から得たプロジェクト推進のノウハウ、また使い勝手や使い心地など細部にまでこだわり、ユーザーに使われ続けるための高品質なプロダクトを生み出す開発力です。SHIFTは、今後、年々加速度的に変化を続けるだろう市場ニーズにいち早く対応すべく、可能性を秘めた先端技術を新たに取り込み、市場に届けていきたいと考えていました。
(アラヤについて)
アラヤは、脳神経科学の研究者である金井氏が2013年に設立した、脳技術をあわせ持ったAI開発企業です。金井氏自身が、情報科学と神経科学を融合させ、汎用人工知能の研究開発に取り組む意識研究の第一人者であり、またアラヤには全従業員の70%を超える研究者、技術者が在籍するなど、AI/ニューロテックの分野における技術力および研究実績では、国内有数の企業といえます。
アラヤは、<AI×ニューロテック>の分野で、企業へのAIソリューション提供や、大学・研究施設への脳・認知神経分野のソリューション提供・共同研究など、数多くの実績から積み上げた先端技術力を強みとしています。これらの技術は、製造、建設、物流、農・漁・畜産業など、幅広い産業分野の業務効率化や生産性向上に役立ち、また介護や医療といったヘルスケア業界、スポーツの分野に革新をもたらすなど、その応用範囲と効果に各業界、企業が注目しています。アラヤは、人類の能力を飛躍的に拡張する自社の技術を、現代のニーズに合致させた製品、サービスとして世の中に提供する業界知見や、開発を実現するプロジェクト推進力、また実運用に向けたAI技術の品質保証ノウハウを必要としていました。
以上を背景に両社は、それぞれの強みを生かし、幅広い産業の発展と、人の能力の飛躍的な拡張による市場への新たな価値提供を目指し、協業による実用的なR&Dに着手することを決定しました。
SHIFTは、幅広い産業領域におけるお客様のビジネス課題、成長に向けた技術投資の意向を吸い上げ、アラヤのもつ先端技術を取り入れたプロダクト、サービスの開発を推進します。また両社のさらなる発展に向け、SHIFTはアラヤに対してプロジェクトマネジメントの分野で支援をすると同時に、開発プロダクトに安心・安全という付加価値を提供するAIシステム、プロダクトに特化した品質保証ノウハウを提供し貢献していきます。一方でアラヤは、自社の圧倒的な優位性であるAIやニューロテックを活用した技術研究の成果を、企業がもつより具体的な課題やニーズに応えるプロダクトへと昇華させるための技術提供を実施します。
R&Dの狙いと期待する効果
SHIFTは、アラヤのもつAIとニューロテックを融合させた先端技術は、今後、幅広い産業の業務を変革すると同時に、企業の事業課題や社会課題の解決にも寄与し、その汎用性、影響度は多大なものであると捉えています。一例として、アラヤが得意とする、脳データの解析や人の思考をデータ情報として機器に伝達するBMI(ブレイン・マシン・インターフェース、Brain-machine Interface)技術は、航空機やドローンのほか、小型の精密機器の操作精度を向上させるものであり、医療や防衛などの多様な分野への技術活用への展開が期待されています。また脳特性分析の応用は、スペシャリスト人材の育成や、PTSD・鬱といった心的疾患のケアなどにも活用できるとされており、その技術が企業、社会課題の解決に寄与できる可能性は計り知れません。また、SHIFTがこれまでグループ各社と連携し開発、提供を行ってきたAI関連サービスに、ニューロテックという新たな技術価値を付与することができれば、自社のさらなるサービス力向上にも寄与するものと期待しています。
<株式会社アラヤ 代表取締役社長 金井 良太 氏のコメント>
アラヤは、AIおよびニューロテックの分野で先進的な技術を開発しているエンジニアやリサーチャーを擁しており、これまでに数々の革新的なソリューションを生み出してきました。しかし、事業開発や営業力といったビジネス面での技術活用の推進には課題があり、そのポテンシャルを十分に事業に反映できていないと感じております。
今回のR&Dの協業においては、SHIFT様の優れた営業力とプロジェクト推進力を活かし、当社の技術力と組み合わせることで、AIおよびニューロテック分野における新たなソリューションやプロダクトの創出・実装を目指します。この協力を通じて、幅広い分野のお客様のビジネス課題を解決し、業界全体に新たな価値を提供することを期待しています。また、急成長を続けるSHIFT様のノウハウから多くを学び、当社の成長の糧とさせていただきたいと考えております。今後とも、共に新しい挑戦に取り組んでまいります。
SHIFTおよびアラヤは、この度の協業を通じて、<AI×ニューロテック>といった新たな技術を実用性の高いサービスとして世の中に送りだすことで、各産業のさらなる発展、躍進に貢献していきます。本R&Dは、両社のさらなる成長に向け、大いなる可能性を秘めた活動であり、DXによる各産業の生産性向上により日本全体の底上げに貢献していくものと捉えています。今後の両社の協業による新たな取り組みと成果にご期待ください。
会社概要
<株式会社アラヤ>
アラヤはAI x ニューロテックを活用した最先端の研究開発、ソリューション/プロダクト開発・販売を行っています。脳技術/エッジAI/自律AIなどの技術的尖りを強みとしながら、個社課題との摺合せ力との掛け合わせにより、バリューチェーンの上流から下流まで幅広く貢献可能です。業務で“本当に使えるAI”を実現するために、お客様の課題に寄り添った提案・開発を行います。
-
会社名:株式会社アラヤ
-
代表者:代表取締役 金井 良太
-
設 立:2013年12月
-
所在地:東京都千代田区神田佐久間町1-11 産報佐久間ビル6F
-
事 業:ディープラーニング、エッジAI、自律AI、ニューロテック、研究受託
<株式会社SHIFT>
SHIFTは、金融機関などのエンタープライズ領域におけるミッションクリティカルな基幹システムから、ECサイト、スマートフォン向けのアプリ・ゲーム検証まで幅広い分野のお客様に対するテスト・品質保証サービスで事業基盤をつくり成長を続けてまいりました。現在は、「無駄をなくしたスマートな社会の実現」を目指し、ビジネスの構築からシステ厶の企画、開発、運用、セキュリティやマーケティング領域、さらにはDX推進まで、お客様のITにまつわるあらゆるビジネス課題の解決をご支援しています。
-
会社名:株式会社SHIFT
-
代表者:代表取締役社長 丹下 大
-
設 立:2005年9月
-
所在地:東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ森JPタワー
-
URL:コーポレートサイト https://www.shiftinc.jp/
サービスサイト https://service.shiftinc.jp/ -
事 業:ソフトウェアの品質保証、テスト、DX推進事業
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像