渋谷区教育委員会とInspire Highが、「探究的な学び」の充実に向けた連携協定を締結。
渋谷区内の全公立中学校でInspire Highのプログラムを導入し、探究学習を促進します。
「世界とつながる探究的な学びを手軽に教室で」をコンセプトとしたEdTech教材を提供する株式会社Inspire High(本社:東京都千代田区、代表:杉浦太一)と渋谷区教育委員会は、学校教育における「探究的な学び」の充実に向けた連携協定を締結いたしました。渋谷区内の全公立中学校で「Inspire High」のプログラムを導入し、探究学習の促進を目指します。
■連携協定締結の背景
渋谷区では、グローバル社会で活躍する自律した学習者を育むシブヤモデル「未来の学校」を目指して、令和6年度から文部科学省の「授業時数特例校制度」を活用し、区内の全区立小中学校で午後の時間を主に総合的な学習の時間「シブヤ未来科」を中心とした「探究の時間」に充てる予定です。
この探究学習を実現する上では、子供たちが自ら問いを見つけていくきっかけづくりや授業を行う教員への支援が必要です。
Inspire Highは、世界とつながる探究的な学びを手軽に教室で実践できるプログラムです。世界中の多様な大人の生き方や価値観、仕事、社会課題に触れ、毎回出題される「答えのない問い」に挑戦することで、自己理解や表現力を養い、全国の10代と意見を共有することで他者を知る心も育みます。また、生徒一人ひとりの個人探究を支援する新たな機能を、2024年4月から提供開始します。
今回、渋谷区内の全公立中学校にInspire Highのプログラムを導入することで、生徒の興味関心を広げ、渋谷区の中学生が「自らの問い」を探究する支援を行います。
また、教員の準備負担を軽減しながら、各教科と接続した探究的な学びの実現を目指します。
■本連携協定における連携事項
(1)株式会社Inspire Highが提供するプログラムの渋谷区立学校における活用に関すること
(2)取り組みについての情報発信に関すること
(3)その他相互に協力が必要と認める取り組みに関すること
渋谷区教育委員会 五十嵐 俊子教育長より
子どもたちが、自分の興味の行先に向かって目を輝かせながら問い続け、学ぶことはこんなにも楽しいと思えるような時間を作りたい。それが、2024年4月からスタートする、探究「シブヤ未来科」です。
すべての子どもたちには、自ら学ぶ力が備わっていて、環境さえ整えれば、その力を発揮することができると信じています。渋谷区全てが探究空間ですが、Inspire Highプログラムでの『多様な大人との出会いの機会』は、探究で問いを立てるときの、素敵なきっかけの一つになると考えています。
子どもたちは、自分が今まで想像もしなかったような考えに出会ったり、次々とさらなる新たな問いがわき起こったりすることでしょう。この機会をきっかけとして、もっと知りたいという探究心や、こんなことをしてみたいという創造力が生まれ、子どもたちの心に灯が灯り、学びが駆動していくことを期待しています。
株式会社Inspire High 代表取締役 杉浦 太一より
この度渋谷区のみなさまとご一緒させていただけることをとてもうれしく思います。特に、午後の授業を探究に割り当てる「シブヤ未来科」の創設という、全国に先駆けたチャレンジに伴走させていただけることは、我々にとって大変光栄なことです。
Inspire Highは、生徒一人ひとりと世界をつなぐ体験を提供しています。その「世界」のはじまりは自分の周りの地域コミュニティです。渋谷という地域で探究活動をしながら、その地続きにある広大な世界を身近に感じてもらえるような時間を届けられたらと思います。
同時に、Inspire Highが多くの学校・自治体から評価いただく「教員の負荷軽減につながる」という利点を活かし、この壮大なチャレンジに立ち向かう先生方を心からリスペクトし、サポートさせていただけたらと思っています。
Inspire Highについて
Inspire Highは、世界とつながる探究的な学びを手軽に教室で実践できるプログラムです。主に中学校・高校で「総合的な探究の時間」「特別活動」「道徳」「公共」などの授業での活用や、各校独自のキャリア教育やSDGs教育などに幅広く利用されています。
Inspire Highでは世界中のクリエイティブな大人たちの多様な生き方や価値観、仕事、社会課題に触れていきます。また、毎回出題される「答えのない問い」に挑戦することで"自己表現力"を養い、全国の10代と意見や価値観を共有することで "他者を知る心" も育んでいきます。
予測不可能で不確実な時代において、新たな学習指導要領が「生きる力」を中心に改訂されたことからも、未来を生き抜くための21世紀スキルおよび非認知スキルの重要性が高まっています。その中で必要となる力を育てる機会を、オンラインでの双方向のプログラムとして、経済的・地理的要因問わず提供しています。
プログラム例:
台湾デジタル担当大臣オードリー・タンと考える「社会はどう変えられる?」
詩人 谷川俊太郎と考える「言葉ってなんだろう?」
マサイ族長老と考える「アイデンティティってなんだろう?」
国連職員と考える「平和ってなんだろう?」
失敗研究者と考える「失敗は怖いもの?」
他、起業家、科学者、ロボット開発者、漁師、消防士、映画監督、ファッションデザイナーなど多様な方々に登場いただいています。
紹介動画
会社名:株式会社 Inspire High
代表者:代表取締役 杉浦太一
設立:2019年11月
所在地:東京都千代田区平河町2-5-3
公式サイト:https://www.inspirehigh.com/
本件に関するお問い合わせ
株式会社 Inspire High
info@inspirehigh.com (担当:溝口)
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