ベクターとMicrochip Technologyが協業体制を拡大: 事前統合済みの組み込みソリューションを共同で開発

MicrochipのdsPIC33AにベクターのMICROSAR IOを事前統合

ベクター・ジャパン株式会社

シュツットガルト(ドイツ)/チャンドラー(米国アリゾナ州)2026年3月5日 – Vector Informatik GmbH(ベクターグループ本社、在ドイツ、以下ベクター)と Microchip Technology Inc.(以下Microchip)は、組み込みソフトウェアとマイクロコントローラプラットフォーム分野における協業をさらに拡大します。目的は、リソースが限られた小型制御ユニット用に、事前に統合、調整済みのハードウェアおよびソフトウェアのソリューションをお客様に提供することにあります。すでに初期段階の成果が出ており、ベクターはMicrochipのdsPIC33A DSC向けに、MICROSAR IOをすぐに利用できる形で提供しています。

MICROSAR IO – 小型ECU向け軽量ソフトウェアベースレイヤー | 画像提供元:Vector Informatik GmbH

開発を加速するために最適化された統合ソリューション

ベクターとMicrochipは、ハードウェアとソフトウェアの早期段階での互換性を確保し、共同でさらなる開発を進められるよう、両社の製品を緊密に連携させています。これにより、お客様は統合作業の手間を減らし、プロジェクトのリスクを低減し、アプリケーション開発を早期に開始できるようになります。

ベクターのMICROSAR IOは、限られたリソースで動作するセンサー/アクチュエータ制御ユニット向けに特化して開発された軽量ソフトウェアベースレイヤーで、このたび、MicrochipのdsPIC33A DSCマイコンに対応いたしました。その結果、迅速なプロジェクトの立ち上げが可能となり、立ち上げの準備期間および、実装までの期間が短縮されます。

MicrochipのdsPICビジネスユニット担当コーポレートバイスプレジデントであるJoe Thomsen氏は、次のように述べています。「ベクターとの協業は、相互運用が可能で実運用に対応した組み込みソリューションを提供する、というMicrochipのコミットメントを示すものです。ベクターのMICROSAR IOが当社のdsPIC33Aデジタルシグナルコントローラ(DSC)向けに構成されたことで、お客様は開発を加速し、SDV向けのコスト最適化されたECUの構築が可能になります。dsPIC33Aは、センシング、モーター制御、電力変換のための周辺機能を統合した高性能なリアルタイム制御のために設計されたデバイスであり、システム設計の簡素化と全体効率の向上に貢献します」

SDV (Software-Defined Vehicle) における付加価値の向上

この共同ソリューションは、SDVアーキテクチャにおけるコスト重視でコンパクトなセンサー/アクチュエータ制御ユニットに特化して設計されています。SDVアーキテクチャにおける機能分割によって、複雑なロジックはHPCやゾーンレベルへ集約され、一方でエッジノードはスリム化されたソフトウェアを用いて必要最低限のタスクに専念する構成となります。これにより、大量導入が可能なコスト効率の高いハードウェアを活用しつつ、システム全体の複雑性を抑えられます。

dsPIC33AプラットフォームへのMICROSAR IOの事前統合は、お客様に明確なメリットをもたらします。

  • 市場投入までの時間を加速:すぐに使えるテスト済みプラットフォームで開発をすぐに開始可能

  • インテグレーション工数の削減:ハードウェアとソフトウェアが事前整合済み

  • アプリケーション開発の簡素化:センサー/アクチュエータ制御ユニット向けの軽量ソフトウェアで実装を容易に

  • 効率的な顧客要件の実装:パートナー企業間の緊密な協業によって迅速な適用が可能

さらに、ベクターは、オープンで標準化されたハードウェア抽象化インターフェイスを定義しており、MICROSAR IOは将来的に他のMicrochipハードウェアプラットフォームへも容易かつ迅速に移植でき、メーカーをまたいだ相互運用可能なソフトウェアソリューションの実現を促進します。

ベクターのソフトウェアビジネスユニットのシニアバイスプレジデントであるJochen Reinは、次のように述べます。「当社のMICROSAR IOをMicrochipのdsPIC33Aに事前統合することは、ハードウェアとソフトウェアの整合が小型制御ユニットの開発プロセスをいかに大幅に簡素化できるかを示す良い例となりました。Microchipとの協業により、顧客要件に迅速に応え、最適なソリューションを提供できています」

評価バンドルの提供

ベクターとMicrochipは、MICROSAR IO評価バンドルを提供し、お客様をサポートします。このバンドルにはサンプルアプリケーションやMicrochipのdsPIC33Aプラットフォーム向けのサポートが含まれており、まもなくベクターのVector Download Centerから無償提供される予定です。

embedded world 2026での共同展示

ここでご紹介した組み込みソリューションは、2026年3月にドイツのニュルンベルクで開催される「embedded world 2026」で初めて公開されます。Microchipのブースでは、ベクターとMicrochipが共同で、dsPIC33Aハードウェア上で動作するMICROSAR IOの代表的なユースケースを紹介するデモ展示を行います。さらに、ベクターのブースでは、MICROSAR IOに関する詳細な技術解説を行います。両社のエキスパートが会場に常駐し、技術的な相談に対応します。


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本件の内容に関するメディア・報道関係

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Microchip Technology Inc.について

Microchip Technology Inc.は、産業、車載、民生、航空宇宙、通信アプリケーション向けに幅広いポートフォリオを持つ、半導体ソリューションのリーディングプロバイダーです。使いやすい開発ツール、包括的なシステムソリューション、強力な技術サポートを提供し、コンセプト段階から量産に至るまで、顧客の開発プロセス全体を支援しています。

ベクターについて

Vector Informatik GmbH(ベクターグループ本社、在ドイツ、以下ベクター)は、Software-Defined System(SDS/ソフトウェア・デファインド・システム)の開発とネットワーク化のためのソリューションを提供するリーディングカンパニーであり、お客様の信頼あるパートナーとして実績を重ねています。ベクターは35年以上にわたり、世界中のメーカーならびにサプライヤーをサポートし、最高基準の機能性、安全性、サイバーセキュリティ、効率性を備えた複雑な電子製品の開発プロジェクトを成功に導いてきました。主に自動車分野において、また近年は医療技術、IoT、鉄道、航空宇宙の分野でもベクターのソリューションが活用されています。ベクターの製品ポートフォリオの核を成すのは包括的なソフトウェアエコシステムで、ツール、組み込みソフトウェア、クラウドサービス、エンジニアリングの専門知識を高パフォーマンス開発環境にシームレスに統合することができます。卓越した技術力、そしてお客様とパートナー企業との緊密なコラボレーションを軸に、ベクターは複雑な課題をシンプルにし、開発を加速し、将来を見据えたイノベーションを可能にするカスタマイズされたソリューションを提供しています。

独立系企業として世界に32拠点、4,500名以上の従業員を擁し、2024年には10億ユーロを超える売上を達成しました。本社はドイツのシュツットガルトにあり、オーストリア、ブラジル、中国、フランス、インド、イタリア、日本、韓国、ルーマニア、スウェーデン、スペイン、イギリス、アメリカに支社を展開しています。

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ベクター・ジャパン株式会社

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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス 31F
電話番号
03-4586-1800
代表者名
丹野 清嗣
上場
未上場
資本金
-
設立
1998年08月