大宮国際中等教育学校の生徒と株式会社ＥＱが開発した全国初の子ども向け「新ＥＱ診断『EQ for Students』」の成果物発表会を行います

さいたま市

2024年10月1日 14時39分

EQとは、「Emotional Intelligence Quotient」の略称で、日本語で「感情能力」や「心の知能指数」と解釈され、非認知能力の尺度として、大人のビジネス能力として社会で認知されています。その所以は、ビジネス社会での成功者の多くは、EQが高く、自分や他社の心の状態を把握し、調整できる能力に長けているという事が挙げられます。そのため、ビジネス社会の人材育成や研修などに取り入れられてきました。

このたび、さいたま市教育委員会と株式会社EQが相互に連携、協力するための協定を締結し、教育委員会と企業と学校の3者が協働して、全国初の子ども向けの「新EQ診断」を開発しましたので、成果発表会を行います。社会人向けのEQ診断をベースに、子どもたちにも理解しやすいEQ診断を開発するプロジェクトを市立大宮国際中等教育学校で立ち上げました。成果物である新EQ診断「EQ　for　students」は、子ども向けにできた全国初のEQ診断です。

「ＥＱとは何か？」パンフレット

新EQ診断「EQ for Students」とは

「EQ」は「Emotional Intelligence Quotient」の略称で、協調性や共感力、思いやり、創造力、状況把握能力等、いわゆる「非認知能力」を測る指標とされています。現在、「EQ」を測定するテストや診断は、主に会社組織で活用され、人材採用や人材育成の研修などに取り入れられています。

一方、学校教育においては、子どもたちの「非認知能力」を可視化することで、子どもたちの自己認識・自己理解を促し、ポジティブな行動変容につなげるとともに、データに基づいた教職員の適切な指導・助言を可能にし、将来、子どもたちが多方面にわたって活躍できるためのキー・コンピテンシーを育むことができると考えています。

そこで、全国に先駆けて、さいたま市教育委員会と株式会社EQは、相互に連携、協力するための協定を令和５年３月に締結しました。

令和５年７月に、市立大宮国際中等教育学校で、社会人向けのEQ診断をベースに、子どもたちにも理解しやすいEQ診断を開発するプロジェクトが立ち上がりました。その後、プロジェクトミーティングで議論を重ね、全国初の子ども向けのEQ診断「新EQ診断『EQ　for　students』」が開発されました。

プロジェクトミーテングの様子