木材の「環境負荷」を可視化し、実効性のあるデューデリジェンスを実現へ。株式会社森未来、東京農工大学と木材サプライチェーンのLCA共同研究を開始
東京都のスタートアップ支援事業「Tokyo NEXT 5G Boosters Project」を通じて構築された連携のもと、次世代通信技術によるデータ収集の省力化も検討

「Sustainable Forest」をミッションとする株式会社森未来(本社:東京都港区、代表取締役:浅野 純平、以下「森未来」)は、国立大学法人東京農工大学 大学院グローバルイノベーション研究院の加用千裕教授(以下、「加用教授」)と、木材製品のサプライチェーンにおける環境負荷の可視化、および実効性のあるデューデリジェンス(DD)基準の構築を目指した共同研究を開始することをお知らせいたします。今回の取り組みは、東京都「Tokyo NEXT 5G Boosters Project」内の共創プログラム 「Next 5G Social Innovation Program」の支援・連携により実現したものです。
※「Next 5G Social Innovation Program」
東京都が実施する「Tokyo NEXT 5G Boosters Project」の枠組みのもと、開発プロモーターである株式会社eiicon(エイコン 本社所在地:東京都港区虎ノ門、代表取締役社長:中村 亜由子、以下 「eiicon」)が採択スタートアップと共創パートナーとなる連携事業者との協働を推進するスタートアップ共創プログラム。次世代通信技術(5G/Beyond 5G)を活用し、都民の暮らし(QOL)向上に資する技術・サービスを有するスタートアップを3カ年で事業開発・社会実装まで伴走支援することを目的としています。
■ 共同研究の背景と目的
現在、世界的にカーボンニュートラルへの関心が高まる中、建築資材や家具に用いられる木材についても、その製造工程における環境負荷(CO₂排出量等)の透明性が強く求められています。しかし、複雑な木材流通において、原木調達から最終製品に至るまでの正確なデータを把握することは容易ではありません。
本研究では、森未来が持つ木材流通の知見と、東京農工大学が持つLCA(ライフサイクルアセスメント)の高度な専門性を掛け合わせ、流通経路に即した算出を可能にするモデルを構築します。これにより、信頼性の高い環境負荷の可視化と、実効性のあるデューデリジェンス基準の策定を目指します。
■ 共同研究(フェーズ1)の主な内容
本研究は段階的に実施され、フェーズ1では以下の3点を中心に取り組みます。
1.研究の位置づけ
実効性のある木材デューデリジェンス基準の策定に向け、第一段階として、加用教授が長年にわたって研究結果を積み上げているLCAに着目します。
2.研究内容
サプライチェーンのフロー図策定とシステム境界の厳密化
森未来における過去の納品事例を詳細に分析し、原木調達から製品納品に至るまでのサプライチェーン・フローを策定します。実際の流通経路を正確に把握した上で、LCAの対象範囲(システム境界)を設定することで、精緻な算出の基盤を築きます。
LCA算出におけるデータ項目の明確化と収集手法の検討
設定されたシステム境界に基づき、各工程で収集すべきデータ項目を特定します。そのうえで、既存のデータベース(IDEA等)で補完可能な項目と、現場から直接収集すべき独自データを選別します。特に、独自データの収集については、通信技術(次世代通信等)を活用した省力化・自動化の可能性についても検討を行います。
フェーズ2以降に向けた検証と研究内容の策定
フェーズ1の研究結果を踏まえ、フェーズ2以降では実際の案件に基づくLCA算出方法の比較検証や、算出結果の表示が市場においてどのような優位性(価値)を持つかの検証を行う想定です。

■「次世代通信技術活用型スタートアップ支援事業(Tokyo NEXT 5G Boosters Project)』とは

東京都では、都内スタートアップ企業が、都心部から郊外・山間部、離島を持つ東京というフィールドを活かしながら、世界で通用する競争力を磨き、5Gをはじめとした次世代通信技術を活用した新たなビジネスやイノベーションを創出し、都民のQOL(Quality of life)向上に寄与する有益なサービスを創出するとともに、各スタートアップ企業の企業価値向上を目指しています。
本事業は、東京都と協働して支援を行う事業者を開発プロモーターとして募集・選定し、スタートアップ企業に対し多角的な支援を行います。開発プロモーターは、3ヶ年度にわたり支援先スタートアップ企業等の開発・事業化を促進するため、連携事業者(通信事業者や実証フィールド提供者、研究機関、VC・金融機関等)と連携しながら、資金的、技術的な支援やマッチング支援等を行います。支援先スタートアップ企業は、開発プロモーター等の支援を受けながら、次世代通信技術等を活用した製品・サービスの開発及び事業上市を目指します。
▼詳細はこちらをご参照ください(本事業Webサイト):
https://next-5g-boosters.metro.tokyo.lg.jp/
■ プロフィール
国立大学法人東京農工大学 大学院グローバルイノベーション研究院
教授 加用 千裕(かよう ちひろ)
森林経営学、木材利用学、環境システム学を専門とし、LCAを用いた森林・林業・木材産業の環境影響評価において国内屈指の研究成果を持つ。
研究室URL:https://sites.google.com/go.tuat.ac.jp/rinkei/
株式会社森未来
「Sustainable Forest」をミッションに掲げ、木材のプラットフォーム運営やBtoBマッチングを展開。持続可能な木材調達の支援を通じて、森林経営と社会を繋ぐDXを推進している。
コーポレートサイト:https://shin-mirai.co.jp/
◾️ 会社情報
会社名:株式会社森未来
代表者:代表取締役 浅野 純平
住所:〒108-0014 東京都港区芝5-27-6 泉田町ビル6階
設立:2016年4月
コーポレートサイト:https://shin-mirai.co.jp/
「Sustainable Forest」をミッションに、森林・林業・木材に関するITビジネスを展開。
BtoB向け木材プラットフォームeTREE:https://www.etree.jp/
木材特化型AIアシスタント Laurel:https://laurel-ai.jp/
■本リリースに関するお問い合わせ先
株式会社森未来 広報担当
pr@shin-mirai.co.jp
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