バレエ作品にオマージュを捧げた新作「レディ アーペル バレリーヌ ミュージカル ウォッチ」発表
ヴァン クリーフ&アーペルは何十年にもわたってダンスの世界から無限のインスピレーションを汲み取ってきました。メゾンとダンスの世界とのつながりを紐解くと、その関係がいちだんと深まったのは1950年代のことです。創業者一家の一人であるクロード・アーペルが、著名な振付家でニューヨーク シティ バレエ団の共同創設者でもあるジョージ・バランシンと親交を結んだことがきっかけでした。ふたりが共感した宝石への情熱から芸術的な絆が花開き、バランシン作のバレエ「ジュエルズ」に結実します。1967年4月にニューヨークで初演されこの演目は全3幕から成り、それぞれひとつの宝石とひとりの作曲家に結びつけられています。第1幕「エメラルド」はガブリエル・フォーレ、第2幕「ルビー」はイーゴリ・ストラヴィンスキー、第3幕「ダイヤモンド」はピョートル・イリイチ・チャイコフスキー、という構成です。
この度メゾンは本バレエ作品にオマージュを捧げ、新作「レディ アーペル バレリーヌ ミュージカル ウォッチ」を発表し、時計制作において初めて音楽と動きを真に融合させました。
舞台の魔法
バレエの魅惑を余すことなく描き出すために、ヴァン クリーフ&アーペルは実際の舞台の場面を立体的に再現しました。文字盤の上部にはダイヤモンドがセットされ、煌めくシャンデリアと豪華なカーテンを表現しています。そして、彫刻、エングレービングが施され手作業で色が描かれた幕が開くと、ミニアチュール ペインティングによる舞台に、世にも優美なバレリーナが姿を現すのです。タイムピースはそれぞれ、バレエ作品「ジュエルズ」のジョージ・バランシンにインスピレーションを与えた各幕を意識した宝石とモチーフの組み合わせを特徴としています。
動きと音楽が紡ぐ詩情
「ジュエルズ」の3つの章と響き合っている各作品は、衣装と音楽が綴る詩を、視覚と聴覚に訴えかけるアニメーションで表現しています。文字盤に命が宿り、メロディが奏でられ、目と耳を魅惑溢れるバレエの世界へといざないます。操作に応じて、幕が開くと、5人のバレリーナたちが美しいチュチュを纏って登場し、音楽が流れ始めます。「ジュエルズ」の3幕に対応したメロディが、カリヨンとオルゴールの澄んだ音色で奏でられます。ふたつの楽器の革新的な組み合わせが美しい調和を生み、ガブリエル・フォーレ、イーゴリ・ストラヴィンスキー、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーによる曲の主旋律が耳に心地よく響きます。
時計のケースは、カリヨンとオルゴールが奏でるメロディを増幅し、ダイヤモンドを精緻に敷き詰めた表面を介して音を外に伝えます。
10年前に構想されたこのプロジェクトは、手巻き機械式ムーブメントとオンデマンド アニメーションの開発に7年もの歳月を費やしました。メゾンが大切にしてきた伝統を受け継ぎ、このウォッチにはレトログラード式の時間表示が搭載されています。
ふたつの楽器が共に奏でる類稀な音色
このオルゴールの振動板は、10本の櫛歯で構成されています。視覚的なアニメーション効果を生む回転ディスクの底面に取り付けられたピンが、この櫛歯をはじくことで音が鳴ります。カリヨンの4つの鐘が同じ数のハンマーに叩かれると、そこに別の音色が加わります。このふたつの楽器が、20秒から25秒のメロディを完璧な音程で演奏するには、ピアノのように綿密に調律される必要がありました。またそれぞれの編曲のリズムを尊重するため、遠心力式の調速機構が、アニメーションの香箱内の張力に関係なく、一定の速度を維持します。こうして、完成された美しい旋律を3回連続して演奏することが可能となりました。
サヴォアフェールの融合
ヴァン クリーフ&アーペルは、ひとつの時計のケースの中でふたつの異なる楽器を演奏するという技術的な偉業に加え、3つのクラシック音楽の複雑なメロディを再現することにも挑みました。ガブリエル・フォーレの「ペレアスとメリザンド」(1898年)、イーゴリ・ストラヴィンスキーの「ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ」(1929年)、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーの「交響曲第3番」(1975年)の3曲です。メゾンはミシェル・ティラボスコと緊密に協力し合い、これらの作品を簡略化することでふたつの楽器に合うように、編曲しました。ローマ生まれのスイス人演奏家でパンフルートの名手として知られるミシェル・ティラボスコは、開発の全過程に深く関わりました。各タイムピースの中心部で、カリヨンとオルゴールの豊かな音色が、正確に、そして優美に、メロディとハーモニーを奏でます。
この度メゾンは本バレエ作品にオマージュを捧げ、新作「レディ アーペル バレリーヌ ミュージカル ウォッチ」を発表し、時計制作において初めて音楽と動きを真に融合させました。
舞台の魔法
バレエの魅惑を余すことなく描き出すために、ヴァン クリーフ&アーペルは実際の舞台の場面を立体的に再現しました。文字盤の上部にはダイヤモンドがセットされ、煌めくシャンデリアと豪華なカーテンを表現しています。そして、彫刻、エングレービングが施され手作業で色が描かれた幕が開くと、ミニアチュール ペインティングによる舞台に、世にも優美なバレリーナが姿を現すのです。タイムピースはそれぞれ、バレエ作品「ジュエルズ」のジョージ・バランシンにインスピレーションを与えた各幕を意識した宝石とモチーフの組み合わせを特徴としています。
動きと音楽が紡ぐ詩情
「ジュエルズ」の3つの章と響き合っている各作品は、衣装と音楽が綴る詩を、視覚と聴覚に訴えかけるアニメーションで表現しています。文字盤に命が宿り、メロディが奏でられ、目と耳を魅惑溢れるバレエの世界へといざないます。操作に応じて、幕が開くと、5人のバレリーナたちが美しいチュチュを纏って登場し、音楽が流れ始めます。「ジュエルズ」の3幕に対応したメロディが、カリヨンとオルゴールの澄んだ音色で奏でられます。ふたつの楽器の革新的な組み合わせが美しい調和を生み、ガブリエル・フォーレ、イーゴリ・ストラヴィンスキー、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーによる曲の主旋律が耳に心地よく響きます。
時計のケースは、カリヨンとオルゴールが奏でるメロディを増幅し、ダイヤモンドを精緻に敷き詰めた表面を介して音を外に伝えます。
10年前に構想されたこのプロジェクトは、手巻き機械式ムーブメントとオンデマンド アニメーションの開発に7年もの歳月を費やしました。メゾンが大切にしてきた伝統を受け継ぎ、このウォッチにはレトログラード式の時間表示が搭載されています。
ふたつの楽器が共に奏でる類稀な音色
このオルゴールの振動板は、10本の櫛歯で構成されています。視覚的なアニメーション効果を生む回転ディスクの底面に取り付けられたピンが、この櫛歯をはじくことで音が鳴ります。カリヨンの4つの鐘が同じ数のハンマーに叩かれると、そこに別の音色が加わります。このふたつの楽器が、20秒から25秒のメロディを完璧な音程で演奏するには、ピアノのように綿密に調律される必要がありました。またそれぞれの編曲のリズムを尊重するため、遠心力式の調速機構が、アニメーションの香箱内の張力に関係なく、一定の速度を維持します。こうして、完成された美しい旋律を3回連続して演奏することが可能となりました。
サヴォアフェールの融合
ヴァン クリーフ&アーペルは、ひとつの時計のケースの中でふたつの異なる楽器を演奏するという技術的な偉業に加え、3つのクラシック音楽の複雑なメロディを再現することにも挑みました。ガブリエル・フォーレの「ペレアスとメリザンド」(1898年)、イーゴリ・ストラヴィンスキーの「ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ」(1929年)、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーの「交響曲第3番」(1975年)の3曲です。メゾンはミシェル・ティラボスコと緊密に協力し合い、これらの作品を簡略化することでふたつの楽器に合うように、編曲しました。ローマ生まれのスイス人演奏家でパンフルートの名手として知られるミシェル・ティラボスコは、開発の全過程に深く関わりました。各タイムピースの中心部で、カリヨンとオルゴールの豊かな音色が、正確に、そして優美に、メロディとハーモニーを奏でます。
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