メークデビュー若年化「大学入学・社会人から」母娘世代で半減
若年層、約8割が18歳までに「自分でメーク」デビュー。メークした顔に自信あり「4割」
2020年2月25日
メークデビュー若年化「大学入学・社会人から」母娘世代で半減
若年層、約8割が18歳までに「自分でメーク」デビュー。メークした顔に自信あり「4割」。
株式会社ナリス化粧品(代表者:村岡弘義 本社:大阪市福島区)は、新入学や就職、環境の変化などで、初めてメークをしたり、今までのメークを変えてみたくなる春の季節を前に、世代別のメークの実態調査を行いました。メークを始める年齢は、若年化していると言われていますが、今までデータとして少なかった若年層のメークに関する調査を深堀りすることで、世代による使用品目の違いや意識の違いも明確になりました。(調査方法/インターネット 調査対象/15〜54歳の全国の女性2,168人 調査期間/2019年11月1日~8日 2020年1月10日~24日)
【調査トピックス】
1、「大学入学・社会人でのメークデビュー」は約2割。母世代から半減。
母世代(45歳~49歳)のメークデビューは、18歳が41.8%に対し、その娘世代(20~24歳)は、18歳が20.6%と母世代の半分以下。この世代は、中学卒業年齢の15歳で13.7%がメークデビューしており、18歳までにメークデビューをしているのは76.3%。メークデビューの若年化が明らかとなりました。
2、メークデビューのアイテム、30年前はファンデーション・口紅、現在は多様化。
初めてメークをするときに使ったアイテムは、40代以上では「ファンデーションと口紅」が圧倒的。
娘世代は、「口紅」が1位ですが、メークデビューの時から、多様なアイテムを使用していることがわかりました。
3、メークに使用するアイテム数、年齢が上がるほど少ない。 最重要アイテムはファンデーション。
メークに使用するアイテム数は、年齢が上がるほど少ない傾向になります。最も重要なアイテムの1位はファンデーションですが、20代から30代半ばまではばらつきあり。若年層と高齢層で、特に突出して使用率に差があるのは、ハイライトとノーズシャドウ。
4、若年層、週に5日以上メークをするのは約6割。
15歳~24歳の若年層で、「毎日メークをする」のは、約4割。「週に5日以上するのは」約6割。
5、若年層、メークをする目的は、「きれいに見せるため」に続いて「身だしなみ」。
「自信を持つため」も3割。「メークした顔に自信がある」のは約4割。
「きれいに見せるため」「かわいく見せるため」といった対外的な目的以外に、「自己表現」「やる気を起こすため」といった自分に向けた目的もあることがわかりました。
【調査内容】
1、「メークデビューは、大学入学・社会人」30年で半減。
自分でメークを始めるのは、高校を卒業し、大学や専門学校に入学、または、就職して社会人になる「18歳」と答えた女性が全体の25%を占めました。
年齢別にみてみると、母世代である45歳~49歳では、「18歳」と答えた人が41.8%に対して、娘世代の女性は、20歳~24歳で20.6%、25歳~29歳で16%と、18歳までにメークを経験している女性が多く、「18歳のメークデビュー」は、半減しているということがわかりました。初めて、自分でメークをする年齢の若年化は、時代の空気感としては、イメージされていましたが、今回の調査で、母娘の世代間で半減していることが実際に明らかとなりました。
2、メークデビューのアイテム、30年前は「ファンデーション・口紅」に集中。現在は多様化へ。
初めてのメークに使用したアイテムを聞いたところ、25歳以上は、「1位 ファンデーション」と「2位 口紅」が多く、40代以上はアイテム数も少ないですが、30代以下の若年層では、メークデビュー時から、多様のアイテムを使用している女性が多いことがわかりました。また、20歳~29歳は「アイライナー」、25歳~34歳は、「アイシャドウ」、35歳~44歳は、「アイブロウ」と答えた人が多いことから、当時の目ヂカラメーク、目元メークの流行や、眉メークの流行が、初めてのメークにも大きく影響していることが、わかりました。15歳~19歳の世代では、それ以上の世代に比べて、まだメークをしている人の比率が低いので、他の世代と同じように比較することはできませんが、昨今の赤い口紅のブームや、韓流メークの影響を受けていると考えられます。
3、メークに使用するアイテム数は年代が上がるほど減少。
メークに使用しているアイテムを選んでもらったところ、下図のとおり、年齢が上がるほど使用しているアイテム数が少なくなることがわかりました。上記 2にもあるとおり、初めてメークをした時から、多様なアイテムを使用し、様々なメーク情報に触れている若年層と、高齢層では使用しているアイテムの数に大きな開きがあることがわかりました。 20歳以上で何らかのメークをしている割合は、どの世代でも約95%と僅差ですが、高齢層の必須アイテムであるファンデーションが、若年層では使用率が低く、それに代わって、フェースパウダー・ハイライト・ノーズシャドウなどのアイテムの使用率が非常に高いことから、若年層では、肌の質感づくりや、肌の立体感の演出に対するこだわりが伺えます。
4、若年層、週に5日以上メークをするのは約6割。 15歳~24歳の若年層に、メークをする頻度を聞いたところ、「ほぼ毎日」と答えた女性が、38.2%。週に4~5日メークすると答えた女性と合わせると、約6割に上ります。メークをするのは、「友達と遊びに行く時」「買い物に出かける時」「出かける時はいつも」が上位を占めていますが、「学校へ行く時」も約3割、「家の中」でも約1割の女性がメークをしています。
5、若年層、メークをする目的は、「きれいに見せるため」に続いて「身だしなみ」。「自信を持つため」も3割。
メークをする目的を聞いたところ、「きれいに見せるため」(45.9%)「かわいく見せるため」(35.0%)といった周囲の目を気にした理由が上位を占めますが、「身だしなみ」としての意識や、「自分に自信を持つため」や、「自己表現」「やる気を起こすため」など、周囲の人を意識したものだけではないということがわかりました。「盛メーク」が一般的な世代では、「SNSに投稿するため」が、もっと上位に来ることを予想していましたが、3.8%にとどまりました。 また、メークした顔に自信があるかどうかを聞いたところ、「とても自信がある」(6.7%)「まあまあ自信がある」(32.8%)を合わせて約40%。「あまり自信がない」(32.9%)「全く自信がない」(11.8%)を合わせて、約45%と拮抗していることがわかりました。
【全体を通した考察】
当社は、バラエティショップやドラッグストアで扱っている、10代の若年層のためのメーク品から、店舗や訪問販売・通信販売で扱う比較的高齢層の女性のためのメーク品まで、幅広い年代のメーク商品を開発しています。今回の調査では、若年層世代が多数のアイテムを使いこなす細かなニーズの存在や、なかなか新しいメーク品にチャレンジできない高齢層の悩みが浮き彫りとなりました。また世代によって、メークを始めた時代のメークの流行は、ある程度年齢を重ねても影響を受けていることも想像できます。そういった女性が、今後どのように、メークの変遷をしていくのか、引き続き調査をしていきたいと考えます。また、若年層のメーク悩み、高齢層のメーク悩み、それぞれに合った、商品開発や情報の提供をしていきたいと考えます。
●参考資料
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