在庫分析クラウドのフルカイテン、合計7億円のシリーズB資金調達が終了
プロダクト開発と採用強化に投資
在庫の効率を上げる在庫分析クラウドシステム『FULL KAITEN』を開発し小売企業等へ提供するフルカイテン株式会社(本社・大阪市福島区、代表取締役・瀬川直寛)は、株式会社新生銀行(本店・東京都中央区、代表取締役社長・工藤英之、証券コード:8303)から新株予約権付融資によって2億円の資金調達を実施したことをお知らせします。今回の調達は2021年6月に実施したジャフコ グループ株式会社を引受先とする第三者割当増資(5億円)のエクステンションラウンドの位置づけであり、弊社のシリーズBの資金調達は合計7億円で終了しました。
- 世界の大量廃棄問題の解決に向けプロダクト開発は新たなステージへ
初年度に当たる2021年は、機能を大きく刷新したFULL KAITENバージョン3.0をリリースしました。その後、小売の現場から要望の多かった新機能を順次実装するなど機能改良を続けており、「小売の在庫効率を上げる在庫分析クラウド」という事業として完成度を上げた1年でした。
続く2022年はFULL KAITENを導入する小売企業を大きく延ばすことで、「在庫分析ツール」の市場でシェアを一気呵成に獲得します。
そして2023年からは、世界の大量廃棄問題の解決に向けた第2のフェーズに事業が入っていく計画です。
具体的には、サプライチェーンの川下に位置する小売だけでなく、川中(卸売、商社、メーカー)へ遡って余剰在庫の問題を解決できるよう、サプライチェーンの川下と川中に散在する販売・生産・在庫に関するデータを集約するためのプロダクト開発を本格化させます。
このため、プロダクト開発と採用強化に向けた投資の原資として、シリーズBラウンドの資金調達を2021年に実施してきました。そしてこの度、エクステンションラウンドとして新生銀行による2億円の新株予約権付融資が完了しました。
- 新生銀行ベンチャービジネス部 田中悠樹様コメント
今回の調達資金によって、開発・採用・認知等が一層進み、FULL KAITENが在庫を有する企業のデファクトスタンダードとなることに期待します。弊行は、資金提供に加えて今後、顧客紹介等を通じてフルカイテンを強力にサポートしていきます。
※参考:フルカイテン、ジャフコから第三者割当増資で5億円を調達(2021年7月6日発表/https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000054.000025713.html)
- 「粗利経営」の実践に必要不可欠なツール
粗利経営を実践するには、在庫の効率を上げることが効果的です。在庫効率の向上とは、在庫1単位あたりの利益を増やすことを指します。しかし在庫効率の向上は、大量のデータを人力で集計・分析する労働集約型の業務フローでは実行が困難です。このため弊社はデータ集計・分析を自動化するツールとして『FULL KAITEN』を開発し小売企業に提供しています。
そして、導入企業では具体的には下記のような効果が出ています。
・売上高が前年比25%増加
・在庫高は前年比20%減少した
・客単価が前年比8%上昇
・バランスシートの現金2.13倍
・実務担当者の業務負荷軽減
つまりFULL KAITENを導入して得られる最大のメリットは、少ない在庫で売上・粗利・キャッシュフローの最大化が可能になるということです。
- 在庫分析クラウド『FULL KAITEN』概要
このほど追加リリースしたディストリビュート分析機能は、在庫移動によって最適な在庫配置を実現し、売上・粗利・キャッシュフローを最大化するという全く新しい切り口の機能となります。
FULL KAITENを導入する企業が増えれば増えるほど、無駄な在庫が減り粗利が増え、必要な商品が必要な量だけ流通する経済に近づきます。
今後もさらに多くの企業にFULL KAITENを導入していただくことで、世界の大量廃棄問題は解決に向かい、私たちの世代は子供たち・孫たちの世代により良い地球を残すことができるはずです。弊社は2022年もテクノロジーの力で社会を変革し続けます。
【会社概要】
社名: フルカイテン株式会社
URL: https://full-kaiten.com
本社: 大阪市福島区福島1-4-4 セントラル70 2階
設立: 2012年5月7日
代表者: 代表取締役 瀬川直寛
【本件の問い合わせ先】
フルカイテン株式会社
戦略広報チーム 南
電話: 06-6131-9388
Eメール: info@full-kaiten.com
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