物件仕入管理サービス「TASUKI TECH LAND」新機能「生成AI-OCR読取」を提供開始ソフトウェア関連発明特許を出願

～生成AIを活用し非定型フォーマットのOCR読取りを実現～

タスキホールディングス

2023年11月21日 16時03分

株式会社タスキ（本社：東京都港区、代表取締役社長：柏村雄、証券コード：2987）の子会社である「株式会社ZISEDAI（本社：東京都港区、代表取締役社長：柏村雄）」は、物件仕入管理サービス「TASUKI TECH LAND」に生成AIとOCRを組み合わせた新たな機能「生成AI-OCR読取」を実装いたしました。これにより、物件情報の入力が自動化され、生産性の向上を実現。また、情報データベースとしての機能が強化されます。なお、本機能についてソフトウェア関連発明特許の出願もいたしました。

◆ 機能開発の背景

　従来、ユーザー各社が保有しているPDFベースの物件情報をTASUKI TECH LAND上に登録するためには、1枚ずつすべての項目を手作業で登録画面上へ入力する必要がありました。日ごろ多岐に渡る業務に追われている仕入担当者には登録作業が負担となってしまう場面もあり、この登録作業が参入障壁となっていたことは、導入検討ユーザーやZISEDAIの開発組織内でも大きな課題と認識されていました。この課題の解決策として、OCRでの自動読取りサービスをオプション機能として実装いたしました。この機能を利用することで、毎日数多届く物件概要書や物件情報の登録も、入力工数を少なく実施することができます。

　また、TASUKI TECH LANDには周辺成約事例・賃貸事例の登録もでき、地図上に情報をプロットすることで周辺物件の過去事例を閲覧できる自社だけのデータベースとして活用することができます。この周辺成約事例・賃貸事例の登録にも、この「生成AI‐OCR読取」を適用することができます。手軽に情報登録ができることにより、ますますTASUKI TECH LANDの情報集約力が高まります。

◆ 開発のポイント　

　今回の新機能について、一番のポイントは生成AIとOCRの合わせ技により、どんなフォーマットでも読取りを可能にしたところです。従来、OCRは統一フォーマットでなければ読取りが難しく、不動産企業各社がそれぞれ作成する物件概要書やマイソク（販売用資料）は独自に作成されたものでありフォーマット統一の実現は不可能でした。

　そこで、OCRで読取ったデータを、自動でフォーマットに反映できる機能を開発いたしました。生成AIを活用することで、文字抽出範囲の選択などの読取りルールの設定が不要になるなど、OCR読取りにおける必要な準備作業もすべて省いての利用が可能です。

◆ TASUKI TECH LAND プロダクト価格表

◆ 「TASUKI TECH LAND」について

　「TASUKI TECH LAND」は、これまで不動産業界において、紙ベースによる管理が一般的だった土地所有者や仲介事業者から提供される土地・物件情報を、PCやスマートフォンからクラウド上で一元管理・運用ができるSaaS型サービスです。すべての仕入情報をクラウドで管理することで、業務効率化が可能です。　

　「TASUKI TECH LAND」には、最新の都市情報を自動学習するTASUKI TECH AIが活用されています。TASUKI TECH AIの学習データと独自の地理情報システム（GIS：Geographic Information System）によって、用地情報を入力するだけで、建ぺい率、容積率、日影規制などの都市情報が自動で地図上に表示されるため、スピーディーに事業用地の事業性の評価を行うことが可能です。

　また、BI（Business Intelligence)ツールとしての機能も充実しています。営業担当者や取引先ごとの仕入状況や傾向を分析し、属人的になりやすい不動産営業を可視化し、効果的な営業戦略の策定に活用いただけます。

「TASUKI TECH」サービスサイト

https://tasuki-tech.jp/

◆ 株式会社ZISEDAIの会社概要