生理に影響を受けた予定は「国内旅行・帰省」が7割、次いで「海・プール」が4割~中用量ピルによる月経移動の方法と注意点を医師が解説~
【月経移動に関する調査】月経移動未経験者の約6割が「生理はずらせる」ことを知らず、6割強が我慢して参加
対面診療とオンライン診療を展開する「クリニックフォアグループ」(以下クリニックフォア)は、全国の18歳〜44歳の女性を対象に「月経移動に関する調査」を実施しました。
調査の結果、月経移動(生理日をずらす目的でピルを服用すること)を使ったことがある人は20.3%で、約8割(79.7%)は未経験でした。そこで、この未経験者200名にあらためて尋ねたところ、61.0%が「生理を薬でずらせること自体を知らなかった」と回答。一方で同じ未経験者の67.0%は「生理のタイミングを自分でコントロールできたら価値を感じる」と答えており、ニーズは存在しているのに方法が知られていないという構図が浮かび上がりました。
また、生理のタイミングが重なって予定に影響を受けた経験がある人(n=198)に、影響を受けた予定を尋ねると「国内旅行・帰省」70.7%が最多。その際の対処法として最も多かったのは「我慢してそのまま参加した」59.1%で、「婦人科・クリニックに相談した」は9.6%にとどまりました。
「生理と重なったら仕方がない」と我慢する前に、医師に相談することで選べる方法があります。本リリースでは、中用量ピルによる月経移動の具体的な方法と注意点について、クリニックフォアの医師が解説します。

【「月経移動に関する調査」概要】
・調査内容:月経移動に関する調査
・調査対象:18歳〜44歳の女性 400名(全国/現在生理がある方)
※月経移動でピルを使用した経験のある方200名/経験のない方200名を均等に割り付け
・調査期間:2026/07/23(木)~2026/07/27(月)
・調査方法:インターネット調査(ネオマーケティング)
【スクリーニング調査(出現率把握)】
・調査対象:18歳〜44歳の女性 2,072名(全国/現在生理がある方)
・調査期間:2026/07/23(木)~2026/07/27(月)
・調査方法:インターネット調査(ネオマーケティング)
※調査結果をご紹介いただく際は、「クリニックフォア調べ」と注釈をご記載ください。
※構成比の数値は小数点以下第2位を四捨五入しているため、個々の集計値の合計は100%とならない場合があります。
※本調査は月経移動の経験有無で均等に割り付けているため、月経移動の認知やニーズに関する数値は「月経移動未経験者(n=200)」を母数として記載しています。
調査結果トピックス
■調査結果①:月経移動の利用経験は20.3% 約8割が未経験
■調査結果②:年間平均約3.3回も「生理と重なって予定を諦めた、十分に楽しめなかった」
生理に影響を受けた予定は「国内旅行・帰省」が7割、次いで「海・プール」が4割
■調査結果③:生理が予定に影響した際の対処法、約6割が「我慢して参加」
■調査結果④:月経移動未経験者の61.0%が「生理を薬でずらせることを知らなかった」
一方、67.0%は「生理のタイミングをコントロールできたら価値を感じる」
■調査結果①
月経移動の利用経験は20.3% 約8割が未経験
18歳〜44歳で現在生理のある女性2,072名に、月経移動(生理日をずらす目的)でピルを使ったことがあるか尋ねたところ、「ある」と回答した人は20.3%(420名)。約8割(79.7%・1,652名)は使ったことがないという結果になりました。
使用した薬の内訳(複数回答)は「低用量ピル」12.1%、「中用量ピル」7.4%、「どちらか不明」3.9%でした。
※複数回答のため内訳の合計は「ある」の割合と一致しません。
■調査結果②
年間平均約3.3回も「生理と重なって予定を諦めた、十分に楽しめなかった」
生理に影響を受けた予定は「国内旅行・帰省」が7割、次いで「海・プール」が4割
・年間平均約3.3回も「生理と重なって予定を諦めた、十分に楽しめなかった」
本調査の対象者400名のうち、過去1年間で生理のタイミングが重なって予定を「諦めた・キャンセルした」経験がある人は146名、「参加はしたが十分に楽しめなかった」経験がある人は187名、いずれかを経験した人は198名でした。
その回数を尋ねたところ、諦めた・キャンセルした回数は「1〜2回」50.7%が最多で、「3〜4回」27.4%、「5〜6回」12.3%と続き、各選択肢の中間値を用いて算出した年間平均は約3.3回。(n=146)十分に楽しめなかった回数も同様に年間平均約3.3回となりました。(n=187)予定に参加できたかどうかだけでは見えない、体調や不安を抱えたまま過ごす“楽しみきれない時間”が繰り返されていることがうかがえます。
※各選択肢の中間値を用いて平均を計算(「10回以上」は10回として算出)。
※本調査は月経移動の経験有無で均等に割り付けているため、経験率そのものは一般女性全体の値とは異なります。
・生理に影響を受けた予定は「国内旅行・帰省」が7割、次いで「海・プール」が4割
予定を諦めた、または十分に楽しめなかった経験がある方(n=198)に、影響を受けた予定のシーンを尋ねたところ(複数回答)、最多は「国内旅行・帰省」70.7%となりました。次いで「海・プール・水上アクティビティ」47.5%、「海外旅行」32.3%と、旅行・レジャー関連が上位を占めています。
旅行や水辺のレジャーは日程を動かしにくく、水着の着用や長時間の移動など生理中の負担が大きい予定でもあることから、生理と重なった際の影響が特に大きくなりやすいと考えられます。

■調査結果③
生理が予定に影響した際の対処法、約6割が「我慢して参加」
・対処法の最多は「我慢してそのまま参加した」59.1% 医療機関への相談は9.6%
予定を諦めた、または十分に楽しめなかった経験がある方(n=198)に、生理が予定に影響した際にどのように対処したかを尋ねたところ(複数回答)、最多は「我慢してそのまま参加した」59.1%でした。次いで「予定をキャンセルした」48.0%、「市販の鎮痛剤を服用して対処した」36.4%、「ナプキン、タンポン等で対処した」35.9%と続きます。
一方、「婦人科・クリニックに相談した」は9.6%にとどまりました。多くの人が我慢や市販薬・生理用品で乗り切ろうとしており、医療機関に相談するという選択に至っていない実態が明らかになりました。

■調査結果④
月経移動未経験者の61.0%が「生理を薬でずらせることを知らなかった」
一方、67.0%は「生理のタイミングをコントロールできたら価値を感じる」
・「内容まで知っていた」はわずか9.5%
月経移動でピルを使ったことがない女性200名に、「月経移動(生理日を薬でずらす方法)」という言葉や方法を知っていたかを尋ねたところ、61.0%が「知らなかった」と回答しました。「言葉は聞いたことがある程度」は29.5%で、「内容まで知っていた」はわずか9.5%にとどまりました。
約9割が方法の中身を理解しておらず、6割は選択肢の存在そのものを知らないという結果です。
また、言葉や方法を知っていた未経験者(n=78)に使用する薬を尋ねると、「低用量ピルや中用量ピルを使うことを知っている」は47.4%。月経移動がオンライン診療でも処方・診療できることを「知らなかった」人は57.7%でした。

・一方、67.0%は「生理のタイミングをコントロールできたら価値を感じる」
同じ未経験者200名に、生理のタイミングを自分でコントロールできたらどの程度価値を感じるか尋ねたところ、「とても価値を感じる」21.0%、「やや価値を感じる」46.0%を合わせて67.0%が価値を感じると回答しました。
月経移動を使っていない層でも約7割が「生理のタイミングをコントロールできること」に価値を感じている一方、61.0%はその方法を知らない。ニーズが存在しているのに選択肢が届いていない状況がうかがえます。

月経移動でピルを使ったことがない方(n=200)に、その理由を尋ねたところ(複数回答)、「費用が高そう(経済的な理由)」29.5%と「そもそも月経移動(生理をずらすこと)ができると知らなかった」28.5%が並んで上位となりました。次いで「生理と予定が重なっても、我慢することが当たり前になっていた」23.5%、「体への影響や副作用が不安・怖い」18.5%、「医療機関の受診や処方手続きの手間・ハードルが高い」16.5%と続きます。
約3割が「できること自体を知らなかった」と回答し、さらに「我慢することが当たり前になっていた」が2割を超えたことから、月経移動が“検討されないまま選択肢から外れている”状態が一定数あることが示唆されます。
【クリニックフォア医師が解説】「月経移動」の方法と注意点
結婚式・旅行・スポーツなど大事な予定の日に月経が重なってしまう場合、ピルを服用して月経を早める、もしくは遅らせる事ができます。
月経移動には、基本的に中用量ピルのお薬を使用します。このお薬は、エストロゲンというホルモンが低用量ピルよりも多く含まれているため、生理予定日を移動することができます。
スケジュールを鑑みて調整が必要なため、予定が決定したタイミングで生理が重なりそうな不安がある場合は、早めの医師への相談をおすすめします。
<次回の生理を移動させたい場合> 遅らせる方法
次回の月経を移動させるためには、中用量ピルを服用し、月経を後ろへ移動させることになります。
■服用方法
次回月経予定の5-7日前から服用を開始します。月経を避けたいイベントの最終日まで服用し、中止すると2日程度で月経がきます。やむをえず月経予定日の直前から薬を服用する場合、月経移動の成功率は低くなりますのでご注意ください。
<次々回以降の生理を移動させたい場合> 早める方法
基本的には中用量ピルをご使用いただき、月経を早める方法を推奨いたします。この方法ですと、イベント中にお薬を服用する必要がなくなります。
■服用方法
次回の月経の初日〜5日目までの間から服用を開始します。
10日間〜14日間程度服用し、中止後2日程度で月経が始まることが一般的です
(月経の初日〜5日目の間に服用を開始しないと早めることができません)。

<相談のタイミングと注意点>
月経移動は「いつ予定があるか」「現在の生理周期はどうか」によって服用を開始すべきタイミングが異なります。特に生理を早める方法は、生理の初日から5日目以内までに服用を始める必要があるため、予定の直前では間に合わないこともあります。予定が決まった段階で、できるだけ早めに医師へご相談ください。
また、体質や持病、年齢などによってはピルの服用が適さない場合もあります。自己判断ではなく、必ず医師の診察を受けたうえでご使用ください。
※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。医師の診察をうけ、診断された適切な治療方法をお守りください。
【クリニックフォア医師のコメント】
今回の調査では、旅行や海・プールなど楽しみにしていた予定と生理が重なることで「諦めた」「十分に楽しめなかった」という経験が広く共有されている一方、その対処法として最も多く選ばれていたのが「我慢してそのまま参加する」ことであるという実態が明らかになりました。
特に印象的だったのは、月経移動を行ったことがない方の約7割が「生理のタイミングをコントロールできたら価値を感じる」と答えている一方で、6割は「生理を薬でずらせること自体を知らなかった」と回答された点です。困っていないわけではなく、月経移動自体をご存じないまま我慢されている方も少なくないことが浮き彫りになりました。
月経移動は、大切な予定に合わせて生理のタイミングを早めたり遅らせたりする方法で、基本的には中用量ピルを数日間服用します。継続的に飲み続ける必要のあるお薬ではありません。吐き気や頭痛などの副作用が起こることがあります。気になる症状があった場合は再度ご相談ください。また、クリニックフォアでは吐き気止めも併せて処方する場合があります。
月経移動は予定日や現在の生理周期によって服用開始のタイミングが変わり、直前ではうまく移動できないこともあります。「生理と重なったら仕方がない」と諦める前に、予定が決まった段階で早めにご相談いただくことで、選択肢についてお話しできます。
<監修医プロフィール>
クリニックフォア監修医・産婦人科医 山田 光泰
大阪大学医学部を卒業後、産婦人科専門医として大学病院等で主に生殖医療に従事。
その後、厚生労働省に出向し、医系技官として不妊治療・出生前診断等の母子保健領域における行政施策推進に携わる。現職では女性のライフステージに応じたウェルネス向上をサポートすべく、ICT等を活用したスマートな課題解決の実現を目指す。
※自由診療
※対面診療をご案内させていただく場合があります。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
※診察の場合は、診察料1,650円/回がかかります。ただ、当クリニックで対象の決済履歴があり、オンライン自由診療を再診する場合は診察料無料です。ただし、対面診療・オンライン保険診療での再診は対象外です。また、オンライン予約を経ない対面受診のみ、オンライン検査のみの履歴は対象になりません。
※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。医師の診察をうけ、診断された適切な治療方法をお守りください。
生理開始日の入力だけで確認できる「月経移動シミュレーター」
クリニックフォアでは、大切な予定に合わせて生理日をずらせるか事前に確認できる「月経移動シミュレーター」を公開しています。次回の生理開始予定日を入力するだけで、個人のスケジュールに応じた月経移動の方法(時期を早める・遅らせる等)の選択肢が表示される仕組みです。
「受診の前に、まずは自分のスケジュールで移動が可能か目安を知りたい」という方に向け、手軽にセルフチェックができるツールとしてご活用いただけます。

※本シミュレーターは、医師監修のもと一般的な月経周期に関する情報を基に作成しています。個々の症状・体調については医師にご相談ください。
【クリニックフォアの「月経移動」のオンライン診療について】
クリニックフォアの「月経移動」のオンライン診療について
オンライン診療の場合、自宅など好きな場所からスキマ時間で受診ができます。
夏の大事な予定と生理が重なりそうな時は活用してみてください。
<受診の流れ>
①WEBブラウザまたはアプリで、診察を予約
②事前問診にご回答
③医師とオンラインで診察
④診察後に決済
⑤お薬は自宅等にお届け

※自由診療
※対面診療をご案内させていただく場合があります。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
※診察の場合は、診察料1,650円/回がかかります。ただ、当クリニックで対象の決済履歴があり、オンライン自由診療を再診する場合は診察料無料です。ただし、対面診療・オンライン保険診療での再診は対象外です。また、オンライン予約を経ない対面受診のみ、オンライン検査のみの履歴は対象になりません。
※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。医師の診察をうけ、診断された適切な治療方法をお守りください。
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