給食がない夏休み、食事に困るひとり親世帯など150世帯へ食材配送「子どもが大喜び!元気出た!」との声
特定非営利活動法人キリンこども応援団(大阪府泉佐野市、代表 水取博隆)では、2024年8月上旬より夏休み中の子ども達の食事を応援するため、さまざまな事情で食事に困っているひとり親等の子育て世帯150世帯に向けて無償の食材配送を行いました。
受け取り後のアンケートでは「物価高騰のうえに、夏休みはいつも以上に食費がかかるので本当に助かります!子どもも大喜びしています!」など、嬉しいお声がたくさん届いております。
特定非営利活動法人キリンこども応援団は、安心できる居場所を通して子ども達が自らの希望を持ち未来に踏み出せるよう支援を行っており、子ども食堂「キリンの家」・フリースクール「キリンのとびら」・オンラインフリースクール「clulu」などの居場所を運営しています。
このたび、夏休み中の子ども達の食事を少しでも応援したいと考え、2024年8月上旬より、ひとり親等の子育て世帯へ向けて無償の食材配送を行いました。
なお、当取り組みは、一般社団法人コミュニティシンクタンク北九州における「こども家庭庁 ひとり親家庭等のこどもの食事等支援事業(※参照)」の採択を受けております。
※「こども家庭庁 ひとり親家庭等のこどもの食事等支援事業」
一般社団法人コミュニティシンクタンク北九州が中間団体としてこども家庭庁の助成を受けており、当団体はその実行団体として採択されております。
7月下旬に配送希望の申し込みを募り、現在までに150世帯から申し込みがありました。そのうち、65%を超える世帯が申込時のアンケートで「昨年と比べて食事に困る頻度が多くなった」と回答しています。
長期休暇は、学校の給食もなくなるため各家庭で昼食の準備が必要となり、また近年の物価高騰も相まって経済的に困窮する子育て世帯にとっては非常に厳しい期間となります。
配送する箱には、値上がりしていて手が出しにくくなっているものを中心に、子育て世帯に喜んでもらえるような米やレトルト食品・パスタ・ツナ缶・調味料・お菓子等の食材、日用品を詰め込めました。
「困っている子育て世帯に喜んでもらいたい。せっかくの夏休み、家計や気持ちに少しでもゆとりができることで、子どもと一緒に夏休みを楽しんで欲しい」との願いを込めて、スタッフが一つひとつ丁寧に箱詰め作業を行いました。
<受取り後に行ったアンケートで寄せられたコメント>
・届いた箱の重さ、食品や日用品の数にびっくり!子ども達と一緒に箱を開け、「うわぁ~!すごい!」と大喜びしながら一つひとつ手に取りました。
・お米や調味料、生理用品が値上がりしているので、助かりました。いつもは安いものばかりで、子ども達にもあまり質の良いものは買ってあげられずにいました。両親はすでに亡くしていますが、お盆に両親が私や子ども達の喜ぶものを送ってくれたような気持ちになり、涙が止まりませんでした。暑く大変な中、素敵なプレゼントをどうもありがとうございました。
・以前は毎日おやつがあるのが当たり前でしたが、ひとり親世帯になってからは毎日のおやつを買うことができず、特にカルピスは買うのになかなか勇気が要ります。今回、お菓子やカルピスが入っていて、これで子ども達が大好きなシャーベットを作ったりできます。ありがとうございました。
・取り組みの向こう側にはたくさんの人達の善意があり、それが形となって届いているのだと思うと、なかなか厳しい世の中だけど素敵な世の中でもあるなと感激しています。ありがとうございました。
・母にも子ども達にも嬉しい“キリンさんからの応援物資”、元気が出ました!化粧品のサンプルも入っていて、キリンさんの優しいお気遣いが嬉しかったです。これで残りの夏休みも乗り切ります!
<代表 水取のコメント>
キリンこども応援団では、2021年より長期休暇中におけるひとり親世帯への食材支援を行ってきました。
物価高騰が続き、継続的に困窮している子育て世帯にとって夏休みは生活苦を深刻化させる時期となります。
年末年始も食材支援を行いましたが、今年の夏休みは支援量を年末年始の2倍に増やしました。
出来るだけ多くの困っている子育て世帯、子ども達に支援できるよう、今後も精一杯努めていきたいと思っています。
<夏休み食材DELIVERY>ひとり親世帯等の子育て世帯への食材支援
支援対象:泉佐野市・貝塚市・熊取町在住の18歳以下の子どもがいる、
ひとり親世帯等さまざまな事情で長期休暇の食事に困っている家庭
支援世帯数:150世帯
支援内容:米・レトルト食品・調味料・お菓子等の食材、日用品
◇発送後、配送業者から支援世帯の各ご自宅へ支援食材が配達されます
■特定非営利活動法人 キリンこども応援団について
キリンこども応援団は、大阪府泉佐野市において、子ども第三の居場所(コミュニティモデル)「キリンの家」を運営しています。キリンの家は、小学校低学年~高校生の子どもを対象として、課題を抱えた子ども一人ひとりに寄り添った支援を行う居場所です。子ども食堂やフリースクール、フードバンク事業(フードバンク泉佐野)などを展開し、子ども達が子どもらしくいられる居場所です。キリンこども応援団は日本財団の助成を受けて運営しています。
■法人概要
法人名:特定非営利活動法人キリンこども応援団
代 表:代表理事 水取博隆
設 立:令和3年10月26日
事 業:子ども食堂事業(子ども食堂キリンの家)、フリースクール事業(フリースクールキリンのとびら、オンラインフリースクールclulu)、フードバンク事業(フードバンク泉佐野)、パントリー(食材配布)事業等
※キリンの家は、日本財団「子ども第三の居場所」の助成を受けて運営しています
住 所:〒598-0055 大阪府泉佐野市若宮町9番3号
URL :https://kirin-npo.com/
■「子ども第三の居場所」とは
「子ども第三の居場所」は、すべての子どもたちが将来の自立に向けて生き抜く力を育むことを目的として、日本財団が中心となって2016年より全国に開設しています。「子ども第三の居場所」では、特にひとり親世帯や親の共働きによる孤立や孤食、発達の特性による学習や生活上の困難、経済的理由による機会の喪失など、各々の置かれている状況により困難に直面している子どもたちを対象に放課後の居場所を提供し、食事、学習習慣・生活習慣の定着、体験機会を提供しています。同時に、学校や地域、専門機関と連携し、「誰一人取り残されない地域子育てコミュニティ」のハブとしての機能を担っていきます。現在全国に228ヵ所設置されています。(2024年4月30日時点)
https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/child-third-place
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