山形県河北町の地域商社かほくらし社とさとゆめが、食と農をテーマに地域や人をつなぎ事業を生み出す「野菜がきっかけ」プログラム造成を開始
内閣府「関係人口創出・拡大のための対流促進事業」のモデル事業に採択。事業の一環としてのイベントを11月6日に東京・大手町で開催。
当モデル事業として、「山形県河北町のくらしと産業を支える」ことを目的とする株式会社かほくらし社(本社:山形県西村山郡河北町、代表取締役社長:前田賢之、以下「かほくらし社」)と共に、食と農をテーマに山形県河北町と都心・河北町外との接点を生み出し、価値共創を目指すプログラムを造成していきます。
プログラム起点となる接点の創出として、11月6日に東京大手町の3×3Labにて「めぐるめくプロジェクト」と連携したイベントをオンラインとのハイブリッドで開催します。
プログラム概要・背景
「生産者の顔が見える」「生産者・生産地を応援」という言葉はよく聞くものになりつつある一方で、実際に生産地を訪れ、例えば地域に眠る豊かな食文化や生産者の想い、面白さといった地域の可能性や、また担い手不足や温暖化による生産条件の悪化といった課題も含め、生産者や地域を実際に知る消費者は少ないことが現状です。
また生産者側も、消費者が生産物をどのような思いで購入し消費しているのかまでは見えていないことに加え、地域内資源のみでは現状の課題解決に向けた取り組みが困難となっています。
そこで生産者と消費者間の、提供・消費という限定的な関係を越え、生産地域と消費者の接点を拡げる、深めるプログラムの造成を目指します。
さとゆめとかほくらし社がリアルとオンラインのハイブリッド形式で、河北町の生産者と、食や農に関心のある都心や河北町外のワーカー・プレーヤーとのつながりを生み出し、関係人口の創出を図ります。さらに長期的には、プログラムを通じた農産物生産の担い手づくり、供給体制の強化に向けたソリューション創出や導入、生産物や商品の販路拡大アイデア創出などを目指します。
■内閣府 中間支援組織の提案型モデル事業「関係人口創出・拡大のための対流促進事業」とは
デジタル田園都市国家構想総合戦略(令和5年12月23日)における「人の流れをつくる」施策として「関係人口の創出・拡大」が位置づけられている中、内閣府地方創生推進室は、都市住民等と地域のマッチングや地域課題に関わるための自走可能な仕掛けづくりなどを進める中間支援組織を支援しています。特に実現性及び自立性の高い取組に対し、モデル事業として早期の自立・自走化を促進し、関係人口の創出・拡大に資する事業を社会実装していくことを目指しています。
さとゆめは、食や環境に関する取組を対象とした令和4年度補正予算事業のモデル事業者として採択されました。
▼令和4年度(補正予算)「中間支援組織の提案型モデル事業」について
https://www.chisou.go.jp/sousei/about/kankei/r04_teian_model_hosei.html
▼令和4年度(補正予算)「中間支援組織の提案型モデル事業」採択について
https://www.landbrains.co.jp/sousei/kankeiR4ho.html
▼内閣官房・内閣府総合サイト「地方創生」 関係人口の創出・拡大
https://www.chisou.go.jp/sousei/about/kankei/index.html
■採択事業「野菜をきっかけに地域の生産者と都市部の消費者の暮らしをつなぐプログラムづくり事業(野菜がきっかけ)」について
さとゆめが中間支援組織として地域の農家と都市部のワーカーをつなぎ、関係人口の創出を通じた都市と地域の双方向での価値提供・共創を目指します。当モデル事業として、さとゆめが伴走支援を行なっている山形県河北町と長野県小海町を対象地域とし、河北町がマルシェ出店する丸の内エリアのワーカーや、小海町との活動に取り組む食品メーカー社員などを中心にプログラム参加を募り、オンラインでのワークショップ、現地訪問による農業の現場体験や町民との交流を複数回実施するプログラムを実証します。
本プログラムを通じて、地域と企業による新たな事業・価値の共創を目指すことに加え、参画企業・ワーカーにとってもエンゲージメントの向上やイントレプレナーシップの醸成、チームビルディングやネットワーキングなどの価値提供を図ります。
東京・大手町から「めぐる河北町・デスティネーションとしての食と農業」トークセッションを開催
「野菜がきっかけ」プログラムの起点となる、河北町との新たな接点創出の場として、11月6日に東京大手町の3×3Labにて「めぐるめくプロジェクト」と連携したイベント「めぐる河北町 デスティネーションとしての食と農業〜山形県河北町からマーケットインで農産業の再定義に挑む!」をオンラインとのハイブリッドで開催します。
また12月14・15日には現地フィールドツアー「めぐる河北町食卓会議」を開催予定です。
イベント概要・お申し込みは以下のサイトをご覧ください。
https://megurukahoku.peatix.com/
■めぐるめくプロジェクトについて
食生産の分業化や経済合理性の追求に伴い、生活者は生産者と分断され、食を総合的・多面的に理解する機会を失いつつあります。一方で、人生100年時代を迎え、生活者のウェルビーイングの追求が進む中、食に対するニーズは多様化しており、既存のバリューチェーンに依存しない個性豊かで多彩な生産・加工の在り方が求められています。
このような背景から三菱地所株式会社、株式会社シグマクシス、70seeds株式会社、株式会社ロフトワークはこれからの食産業や農業・水産業・畜産業を担う地域の生産者や加工者等(以下「チャレンジャー」)とともに、「めぐるめくプロジェクト」を2022年に始動させ、食の生産・加工を「タベモノヅクリ(=食べ物+モノづくりの造語)」と定義し、都市の生活者がタベモノヅクリに関与する機会を提供することで地域チャレンジャーと繋がり、食に纏わる想いや資源がめぐる、豊かな社会づくりを目指します。また、エネルギー等を含めた持続可能な地域づくりも目指し、食と農を通じた地域と都市の豊かな関係づくりに取り組んでいます。
U R L:https://megourmake.studio.site/
実施主体など
■株式会社さとゆめについて
さとゆめは「Local Business Incubator 〜人を起点として、地域に事業を生み出す会社〜」をコーポレートアイデンティティとする、地方創生に特化した伴走型の事業プロデュース会社です。全国約40エリアで計画策定から事業の立上げ・運営まで地域に伴走しています。
町単独のアンテナショップ&地域商社事業「かほくらし」(山形県河北町)、地域と企業の協働による保養地づくり「憩うまちこうみ Re・Design Therapy事業」(長野県小海町)、“700 人の村がひとつのホテルに。” をコンセプトとする「NIPPONIA小菅 源流の村」(山梨県小菅村)等、人を起点に様々な事業創出に取り組んでいます。
また地域と企業の価値共創を目指し、地域と企業の共同事業創出にも取り組んでいます。JR東日本との沿線活性化共同事業「沿線まるごとホテル」の他、兵庫県宍粟市の営業部として民間企業と市のマッチング支援なども行っています。
ご関心いただける企業様、個人様、自治体様などは是非お気軽にお問合せ下さい。
所 在 地:東京都千代田区九段南3-4-5 ビラ・アペックス市ヶ谷801
代 表 者:代表取締役 嶋田俊平
設 立:2012年4月17日
事業内容:地方創生に特化した事業プロデュース、伴走型コンサルティング
U R L:https://satoyume.com/
■株式会社かほくらし社について
「河北町の暮らしと産業を支える」ことを通して、町の持続的発展を目指す山形県河北町の地域商社です。
河北町の産業を、マーケットインの視点で再構築・再発展を促すことを目指し、事業を展開しています。町単独のアンテナショップ「かほくらし」(東京都世田谷区三軒茶屋)にて物販とレストランを運営、飲食店向けに国産イタリア野菜等の販売など、河北町の地域資源やヒトの想いを活かした様々な事業創出に取り組んでいます。またアンテナショップ「かほくらし」は河北町の関係案内所としても機能し、町のファンコミュニティ形成に寄与しています。
所 在 地:山形県西村山郡河北町谷地字月山堂654-1
代 表 者:代表取締役 前田賢之
設 立:2021年4月14日
事業内容:河北町の地域産品の販路拡大、加工品製造・販売、河北町の産業に関わる人の活動支援・育成、その他河北町に地域活性化のために必要な事業
U R L:https://www.kahokurashisha.jp/
山形県河北町アンテナショップ かほくらし
U R L:https://kahokurashi.com/
問い合わせ先
株式会社さとゆめ 担当:八間川(やまかわ)
TEL:03-5275-5105
MAIL:yamakawa@satoyume.com
株式会社かほくらし社 担当:菊地(きくち)
TEL:0237-84-1777
MAIL:k_kikuchi@kahokurashisha.jp
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