英科学誌「Nature」に当社社員Yoon Su-Youn共著の書籍書評が掲載 ― 言語とAIの未来を拓く知見として世界的評価
~言語、文字、テクノロジー、そして人的要因の相互作用としての「書くこと」を論じた一冊~
株式会社EduLab(本社:東京都港区、代表取締役社長:廣實 学、以下「EduLab」)は、当社のグループ会社である株式会社教育測定研究所(代表取締役社長:西田 紀子)イノベーションラボにて教育AIシステム開発(Educational AI system development)に従事する Yoon Su-Younが共著した書籍『Tools of the Scribe: How Writing Systems, Technology, and Human Factors Interact to Affect the Act of Writing』(Springer刊)の書評が、世界的に権威のある総合科学ジャーナル「Nature」オンライン版(2026年1月26日公開)に掲載されましたことをお知らせいたします。
<掲載記事URL> https://www.nature.com/articles/d41586-026-00245-0

■掲載の背景:テクノロジーと「書くこと」の変容
「Nature」は、科学技術分野において世界で最も影響力のある学術誌の一つです。今回掲載された書評記事「Technology is changing how we write — and how we think about writing(テクノロジーは私たちの「書くこと」、そして「書くことへの思考」をどう変えているか)」では、本書を、筆記システム(Writing system)がいかに言語そのものを形成してきたか、そして現代のテクノロジーがそれをどう変えているかを探求する書籍として紹介しています。
同誌に書評が掲載されたことは、Yoonらの研究が単なる技術解説にとどまらず、言語学的・認知科学的な観点から現代の重要課題を捉えていると国際的に認められたことを意味しております。
AI技術、特にChatGPTをはじめとする大規模言語モデル(LLM)が急速に普及し、AIが人間のように文章を生成できるようになった今、「人間が書くこと」の価値が改めて問い直されています。
本書は、こうした現代的な課題について、学術的な視点から考察したものであり、文字体系から最新のテクノロジーまでを俯瞰し、「人間とAIの協調」を考える上で重要な視点を提示しています。当社は、こうした「人間」という観点への深い理解こそが、当社の提供するAIソリューションを実社会で真に役立つものにするための根幹であると考えています。
■書籍の概要:言語、文字、テクノロジー、そして人的要因の相互作用としての書くこと
本書では、以下のテーマについて触れられています。
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文字体系の特性と技術的利点:
中国語やアルファベットを含む様々な文字体系の特性、相違点、およびそれらが持つ技術的な利点について論じています。 -
テクノロジーと人的要因の相互作用:
筆やインクといった物理的な道具から、デジタルデバイスへの移行、そしてAIによる自動生成まで、道具の進化が人間の思考や「書くこと」に与えた影響を論じています。 -
AI時代の「著者」の定義:
ChatGPTのような生成AIのユーザーは果たして「著者」と呼べるのか、という現代において問いを投げかけています。
■書籍情報
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タイトル: Tools of the Scribe: How Writing Systems, Technology, and Human Factors Interact to Affect the Act of Writing
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著者: Yoon Su-Youn 他
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出版社: Springer International Publishing
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URL: https://link.springer.com/book/10.1007/978-3-032-00831-2
■ソリューションへの応用:なぜ「文字の科学」がAI開発に必要なのか
当社グループが開発するAIソリューションは、単なるデータ解析技術の応用ではありません。Yoonらが本書で論じているような「人間が文字を書き、思考するプロセス」への深い科学的理解が、当社が開発する製品の高い精度を支える基盤となっています。
【学習支援AI「UGUIS.AI」への応用 】
生成AI(LLM)の普及により、誰もが流暢な文章を作成できるようになった現在、教育現場では「学習者自身の思考力」をどう評価するかが課題となっています。 UGUIS.AIの自動採点・評価エンジンには、言語学と自然言語処理の専門的知見が実装されています。これにより、LLMが出力する「もっともらしい文章」と、人間が試行錯誤して書いた文章の質的な違いを識別し、学習者の思考プロセスに寄り添った、教育的に適切なフィードバックを行うことが可能です。
【AI-OCR「DEEP READ」への応用 】
一般的なOCR(光学文字認識)が文字を単なる「画像パターン」として認識するのに対し、当社のDEEP READは「人間がどのように筆を運び、文字を形成するか」という認知的・身体的プロセスをアルゴリズムに組み込んでいます。筆跡の特徴や書き手の意図を含めた文脈解析を行うことで、従来技術では読み取りが困難だった乱雑な手書き文字や、かすれた文字に対しても、業界最高水準の認識精度を実現しています。
■当社の取り組みと今後の展望:科学的知見の実装による差別化
EduLabグループの最大の強みは、こうした高度な科学的知見を、具体的なAIソリューションとして「社会実装」できる点にあります。
今回のNature誌での評価は、日々最先端の教育AI開発に携わる当社社員が持つ「言語」「テクノロジー」「人間」の関係性に対する深い知見と専門性が、国際的な科学コミュニティにおいて評価されたものと考えております。 Yoonをはじめとする専門家チームが解明した「人間が文字を書く際の認知プロセス」や「言語構造の特性」をアルゴリズムに組み込むことで、他社にはない高い認識精度と、教育現場で信頼される評価ロジックを実現しています。
今後も、Yoonをはじめとする世界的に評価されている専門家チームの高度な専門的知見を、学習サービス「UGUIS.AI」やAI-OCR「DEEP READ」をはじめとする製品開発やサービス提供に還元し、汎用的なAIモデルでは解決できない複雑な課題に対し、科学的根拠に基づいたソリューションを提供することで、教育・社会のデジタルトランスフォーメーション(DX)に貢献してまいります。
■世界水準の研究者が活躍する「EduLabグループ」の環境
当社グループには、Yoon Su-Younのような世界的に評価される専門家をはじめ、学会・トップカンファレンスで活躍する研究開発員が多数在籍しています。私たちは「世界を変える技術は、深い研究から生まれる」という信念のもと、ビジネスへの貢献だけでなく、研究者自身のアカデミックな探究心を尊重する風土を醸成しています。
【「理論」と「実装」の高速なサイクル】
当社グループの専門家チーム最大の特徴は、アカデミアレベルの研究成果を、即座に自社プロダクトを通じて社会実装できる環境にあります。数百万人規模が利用するテストプラットフォームや教育サービスを通じて、自身の理論を実データで検証(実証実験)できることは、研究者にとって得がたい機会です。
今後も当社グループは、世界水準の才能がその能力を最大限に発揮できる環境を整備し、科学的根拠に基づいた「本物のAI技術」を社会に提供し続けてまいります。
◆当社グループについて
当社グループは、「人の能力を測定する技術の研究開発を行い、質の高いテストおよびラーニングの機会を提供することで、効果的な学びの機会を実現し、一人ひとりの能力の発展に寄与すること」を理念とし、次世代の教育ソリューションおよびAI事業を展開しております。
自然言語処理(NLP)、テスト理論、認知科学などの専門家を多数擁するチームを組織し、アカデミアの研究成果をビジネスに応用する「Deep Tech企業」として、教育・ビジネス・行政のDXを推進しています。
英語に限らず、様々な教科における学習教材との連携や、大規模採点の効率化など、多様なシーンでの活用が可能となります。自社事業等での活用などに関するご質問・ご相談は、下記URLよりお問い合わせください。
お問い合わせURL: https://www.jiem.co.jp/contact/
◆株式会社EduLabについて
EdTech(教育×テクノロジー)分野における新事業の開発・投資、教育ITソリューション・プラットフォームの提供、次世代教育の支援、スクールマネジメントなど、最新のラーニングサイエンスをベースに次世代の教育ソリューションを実現します。
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