「第17回中村キース・ヘリング美術館国際児童絵画コンクール」作品募集が6月7日からスタート

― 今年のテーマは「やさしさ」 ―

中村キース・ヘリング美術館

 中村キース・ヘリング美術館(山梨県北杜市小淵沢町)では、2025年6月7日[土]より、「第17回 中村キース・ヘリング美術館国際児童絵画コンクール」の作品募集を開始いたします。(応募締切:2025年9月9日[火]必着)

 本コンクールは、アートを通じて社会活動に取り組んだアーティスト、キース・ヘリング(1958–1990)の遺志を継承し、自由な世界観を持つ子どもたちが、その思いを隔たりなく表現する場を提供することを目的に、2009年より毎年開催されています。本コンクールは、ニューヨークのキース・ヘリング財団の認定を受けた国際的な取り組みとして、これまで約50の国と地域から累計15,000点を超える応募が寄せられています。

 キース・ヘリングの没後35年にあたる本年、当館ではコレクション展「Keith Haring: Arching Lines 人をつなぐアーチ」(会期:2025年6月7日[土]〜2026年5月17日[日])を開催いたします。彫刻作品を軸に、ヘリングの造形表現の変遷と、人と人とをつなぐアートの可能性を紹介する本展の開催にあわせ、本年の絵画コンクールのテーマを「やさしさ」と設定いたしました。

  なお本コンクールは、継続的な取り組みが評価され、「メセナアワード2022」(公益社団法人企業メセナ協議会主催)において優秀賞を受賞しています。未来を担う子どもたちが、自分自身の声を自由に表現し、そのメッセージを社会に届けるための場として、本コンクールがより多くの参加者にひらかれることを願っています。

本コンクールの特徴

1. 世界で唯一キース・ヘリング財団公認の国際児童絵画コンクール

 キース・ヘリング財団は、HIV/AIDSに関する教育・予防・ケアを行う団体への支援をはじめ、アーティストの遺志を受け継ぎ、子どもたちの創造性を育む活動を世界各地で支援しています。本コンクールは、同財団が認可する世界で唯一の国際児童絵画コンクールであり、子どもたちが自由に表現し、その作品を通して社会とつながる場を提供することを目的としています。中村キース・ヘリング美術館は、このコンクールを通じて、ヘリングの社会貢献の精神を次世代へと伝えています。

All Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation   Courtesy of Nakamura Keith Haring Collection.

2. 今年のテーマは「やさしさ」

多くの子どもたちが地球環境に強い関心を抱いていることに、本コンクールに寄せられる数々の作品を通して気づかされました。その問題意識に動かされ、2022年からは「環境(サステナビリティ)を考えるコンクール」と新たなコンセプトを掲げ、毎年このコンセプトに沿ったテーマを設けています。

 2025年のテーマは「やさしさ」。戦争や災害、気候変動による影響など、不安を抱える現代社会において、人と人とが思いやりをもってつながる大切さを、子どもたちの純粋な感性で表現してもらい、大人たちも含め多くの人に、改めて、やさしい気持ちを持って人が人を思いやることの大切さを伝えたいと考えます。また、医療・経済・福祉・教育・情報など、さまざまな分野における格差やアクセシビリティの課題に対しても、「やさしさ」の視点は必要不可欠です。相手の立場に立って考える想像力や、見過ごされがちな声に耳を傾ける感受性こそが、多様な人々が共に生きる社会の礎になると、私たちは考えています。

3. 世界各地の子どもたちと多彩な審査員による国際的なコンクール

本コンクールには、これまで日本国内のみならず、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、中東など約50の国と地域から累計15,000通を超える応募がありました。毎年1,000通以上の応募作品から選ばれる受賞作品は、授賞式から1週間にわたり当館の「希望の展示室」にて公開し、ヘリングの作品とともにご覧いただけます。

 また、アートの専門家だけでなく多様な分野で国際的に活躍する審査員を迎え、多角的な視点で選考を行い、各審査員の視点によって選ばれたすべての作品が受賞作品となる点も本コンクールの大きな特徴です。

募集要項・前回の受賞作品

今年のテーマ:やさしさ

平和や自由のまんなかには「やさしさ」があります。

地球にやさしくすること。動物にやさしくすること。人にやさしくすること。

やさしさにはいろいろなかたちがあります。

あなたにとって「やさしさ」はどんなふうに見えますか?

 

本コンクール公式ウェブサイト

https://www.contest.nakamura-haring.com/[1] [2] 

応募対象 4歳〜18歳(部門①4〜10歳、部門②11〜18歳)

出品規定

・サイズA4(21.0×29.7cm)以内。厚み3mm以内。平面作品に限ります。

・画材や技法は自由です。

・応募作品は本人が制作した、未発表のものに限ります。

・作品の裏面には天地を明記してください。

・エントリーシートを印刷のうえ、必ず作品の裏に貼り付けてください。

応募方法

エントリーシートをダウンロードし、必要事項をご記入のうえ作品の裏に貼り付けて下記住所までお送りください。

〒408-0044 山梨県北杜市小淵沢町10249-7 中村キース・ヘリング美術館宛

審査員

大石 圭子(シミックホールディングス株式会社代表取締役 社長COO)

北川原温所(東京藝術大学名誉教授)

葛井克亮、フラン・ルベール・クズイ

中村 和男(中村キース・ヘリング美術館 館長)

西野慎二郎(ガスアズインターフェイス株式会社 代表取締役/ガスボン メタボリズム ディレクター)

ハウス・オブ・フィールド

ギル・バスケス(キース・ヘリング財団ディレクター)

梁瀬 薫(中村キース・ヘリング美術館 顧問/美術評論家)

吉井 絵梨子(ミス・グランド・ジャパン運営代表)

吉井 仁実(清春芸術村吉井財団 理事長)

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社 

審査方法・注意事項

・11名の審査員が、各部門から1点ずつ合計2点の作品を選出いたします。

・複数の審査員が同じ作品を選出した場合、再審査は行いません。

・応募作品の所有権並びに著作権は主催者に帰属いたします。

 

 

前回の受賞作品(抜粋)
2024年のテーマ:わたしの平和

左:ハウス・オブ・フィールド賞《Hope the white dove brings peace》Zhu Jiayu(中国/8歳)

中:アートクリティック賞《分からない》小島颯将(長崎県/6歳)

右:中村キース・ヘリング美術館賞《Saturday night》Liliana Brito Sánchez(キューバ/13歳)

開催概要

イベント名

第17回中村キース・ヘリング美術館国際児童絵画コンクール

作品募集期間

2025年6月7日(土)ー 9月9日(火)

スケジュール

6月7日(土) 募集開始
9月9日(火) 応募締め切り
9月30日(火) 受賞者発表
10月26日(日) 授賞式
10月26日(日)ー 11月2日(日)中村キース・ヘリング美術館での受賞作品展示

公式サイト

https://www.nakamura-haring.com/

主  催

中村キース・ヘリング美術館

共  催

シミックホールディングス株式会社

特別協賛

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社

協  力

キース・ヘリング財団、ミス・グランド・ジャパン

後  援

文化庁、山梨県、山梨県教育委員会、北杜市、北杜市教育委員会

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会社概要

株式会社アルテミス

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URL
http://www.nakamura-haring.com
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都渋谷区広尾3丁目8-8
電話番号
0551-36-8712
代表者名
中村 健人
上場
未上場
資本金
1150万円
設立
1989年03月