2022年5月度 高額保険金お支払い事例「犬の肥満細胞腫に約45万円」:ペット保険「PS保険」調べ
ペット保険の「PS保険」を提供する少額短期保険会社のペットメディカルサポート株式会社(本社:東京都港区赤坂、代表取締役社長:米満 明仁、以下『ペットメディカルサポート』)は、当社ペット保険「PS保険」が、2022年5月にお支払いしました高額保険金事例についてお知らせします。
また、その中から「犬の肥満細胞腫」の診療について、「電話どうぶつ病院Anicli24」の院長、三宅亜希先生にご解説いただきました。
また、その中から「犬の肥満細胞腫」の診療について、「電話どうぶつ病院Anicli24」の院長、三宅亜希先生にご解説いただきました。
■2022年5月度 月間高額保険金お支払い事例
2022年5月度の高額保険金お支払い事例をご紹介します。
■平均的な保険金お支払い事例
保険金のお支払いは、上記のように高額なものに限りません。次に、平均的なお支払い事例としてペットのマラセチア性外耳炎の診療をご紹介します。
マラセチア性外耳炎の事例
■高額診療「犬の肥満細胞腫」を獣医師が解説
2022年5月度の高額保険金お支払い事例で取り上げた「犬の肥満細胞腫」の診療内容について、当サービス『獣医師ダイヤル』を担当されています「電話どうぶつ病院Anicli24」院長、三宅亜希先生にご解説いただきました。
肥満細胞腫とは、どんな病気なのか
肥満細胞腫は、体のいたるところに存在する肥満細胞ががん化する病気です。単発で発生する場合と、多発する場合があります。
犬の肥満細胞腫は皮膚にできるケースがほとんどです。皮膚の腫瘤(しゅりゅう:しこりのこと)やリンパ節の腫れ以外の初期症状はほぼありません。しかし、触った刺激などで肥満細胞からヒスタミンが放出されると、周囲が急に腫れたり、赤くなったりする「ダリエ徴候」が現れ、消化管潰瘍や血圧の低下が起こる場合があります。
犬の肥満細胞腫は、ボクサー、ボストン・テリアなどが好発犬種(病気にかかりやすい犬種)です。
事例の犬の肥満細胞腫の通院日数、入院日数、手術回数について
・問診、視診
飼い主さんに皮膚病変を見つけた時期やきっかけなどの問診を行います。
・触診
あごの下、脇の下など皮膚のすぐ下のリンパ節を触って、腫れの有無や腫瘍の大きさを確認します。
・血液検査
貧血や各臓器への影響や肥満細胞腫の有無を確認します。
・画像検査
レントゲン検査や超音波検査により、臓器やリンパ節への転移の有無を確認します。
・細胞診
腫瘍から採取した細胞を顕微鏡で観察し、腫瘍の原因や悪性度を鑑別します。リンパ節や各臓器の細胞診では、転移の有無を確認します。
・遺伝子検査(c-kit遺伝子検査)
腫瘍から採取した細胞の遺伝子を検査して、c-kit遺伝子※が変異したタイプの肥満細胞腫なのか判断します。
※肥満細胞の表面に存在し、増殖の信号を出すKITたんぱくというたんぱく質の設計図にあたる遺伝子
治療法
犬の肥満細胞腫の治療方法には、外科手術、放射線治療、化学療法があります。
・外科手術
十分なマージン(がん細胞が存在しないと想定される範囲)を確保して、腫瘍を切除します。
・放射線治療
強力なX線を当ててがん細胞を傷害し、腫瘍を小さくします。
・化学療法
抗がん剤を投与します。特にc-kit遺伝子に変異があるタイプには、分子標的薬が効果的です。
消化管潰瘍や血圧の低下が見られる場合は、必要に応じて抗ヒスタミン薬が処方されます。
予後
転移なしで腫瘍の悪性度も低く、完全に切除できた場合、予後は良好です。悪性度が高い場合や切除しきれなかった場合は、数か月から数年かけて化学療法を行います。
まとめ
肥満細胞腫の外観はさまざまで、見過ごしてしまう飼い主さんも少なくありません。早期発見・早期治療が重要ですので、愛犬にしこりや病変を見つけたら、動物病院を早めに受診しましょう。
2022年5月度の高額保険金お支払い事例をご紹介します。
事例 | 種類 | 病気・ケガの種類 | お支払い金額 |
1 | 犬 | 歯周炎 胆嚢粘液嚢腫 |
約75万円 |
2 | 犬 | 乳腺腫瘍 皮膚腫瘤ほか |
約45万円 |
3 | 犬 | 脳腫瘍 | 約45万円 |
4 | 犬 | 膿皮症 胆嚢破裂など |
約45万円 |
5 | 犬 | 肥満細胞腫 | 約45万円 |
※お支払い金額は1回の請求ベースで掲載しています。
※個別の契約に関してはお答えいたしかねます。個人が特定できない範囲で情報を掲載しています。
※2022年5月1日~2022年5月31日に保険金支払手続きを行った事案について掲載しています。
一日も早いご回復を心よりお祈り申し上げます。
■平均的な保険金お支払い事例
保険金のお支払いは、上記のように高額なものに限りません。次に、平均的なお支払い事例としてペットのマラセチア性外耳炎の診療をご紹介します。
マラセチア性外耳炎の事例
事例 | 種類 | 病気・ケガの種類 | お支払い金額 |
1 | 犬 | マラセチア性外耳炎 | 約24,000円 |
上記金額は、1,000円未満を切り捨てています。
■高額診療「犬の肥満細胞腫」を獣医師が解説
2022年5月度の高額保険金お支払い事例で取り上げた「犬の肥満細胞腫」の診療内容について、当サービス『獣医師ダイヤル』を担当されています「電話どうぶつ病院Anicli24」院長、三宅亜希先生にご解説いただきました。
肥満細胞腫とは、どんな病気なのか
肥満細胞腫は、体のいたるところに存在する肥満細胞ががん化する病気です。単発で発生する場合と、多発する場合があります。
犬の肥満細胞腫は皮膚にできるケースがほとんどです。皮膚の腫瘤(しゅりゅう:しこりのこと)やリンパ節の腫れ以外の初期症状はほぼありません。しかし、触った刺激などで肥満細胞からヒスタミンが放出されると、周囲が急に腫れたり、赤くなったりする「ダリエ徴候」が現れ、消化管潰瘍や血圧の低下が起こる場合があります。
犬の肥満細胞腫は、ボクサー、ボストン・テリアなどが好発犬種(病気にかかりやすい犬種)です。
事例の犬の肥満細胞腫の通院日数、入院日数、手術回数について
種別 | 犬 |
傷病 | 肥満細胞腫 |
通院日数 | 13日 |
入院日数 | 15日 |
手術回数 | 1回 |
※上記の数値は、PS保険加入者さまから請求されたものであり、ペットメディカルサポートが補償する範囲を示すものではありません。また、平均や水準を示すものでもありません。
犬の肥満細胞腫の診療内容
※下記の内容は、犬の肥満細胞腫の一般的な診療についての記述であり、PS保険にご請求いただいた事案の診療内容とは異なります。
検査
・問診、視診
飼い主さんに皮膚病変を見つけた時期やきっかけなどの問診を行います。
・触診
あごの下、脇の下など皮膚のすぐ下のリンパ節を触って、腫れの有無や腫瘍の大きさを確認します。
・血液検査
貧血や各臓器への影響や肥満細胞腫の有無を確認します。
・画像検査
レントゲン検査や超音波検査により、臓器やリンパ節への転移の有無を確認します。
・細胞診
腫瘍から採取した細胞を顕微鏡で観察し、腫瘍の原因や悪性度を鑑別します。リンパ節や各臓器の細胞診では、転移の有無を確認します。
・遺伝子検査(c-kit遺伝子検査)
腫瘍から採取した細胞の遺伝子を検査して、c-kit遺伝子※が変異したタイプの肥満細胞腫なのか判断します。
※肥満細胞の表面に存在し、増殖の信号を出すKITたんぱくというたんぱく質の設計図にあたる遺伝子
治療法
犬の肥満細胞腫の治療方法には、外科手術、放射線治療、化学療法があります。
・外科手術
十分なマージン(がん細胞が存在しないと想定される範囲)を確保して、腫瘍を切除します。
・放射線治療
強力なX線を当ててがん細胞を傷害し、腫瘍を小さくします。
・化学療法
抗がん剤を投与します。特にc-kit遺伝子に変異があるタイプには、分子標的薬が効果的です。
消化管潰瘍や血圧の低下が見られる場合は、必要に応じて抗ヒスタミン薬が処方されます。
予後
転移なしで腫瘍の悪性度も低く、完全に切除できた場合、予後は良好です。悪性度が高い場合や切除しきれなかった場合は、数か月から数年かけて化学療法を行います。
まとめ
肥満細胞腫の外観はさまざまで、見過ごしてしまう飼い主さんも少なくありません。早期発見・早期治療が重要ですので、愛犬にしこりや病変を見つけたら、動物病院を早めに受診しましょう。
【会社概要】
商号 : ペットメディカルサポート株式会社
代表者 : 代表取締役社長 米満 明仁
所在地 : 〒107-0052 東京都港区赤坂8-4-14 青山タワープレイス2階
営業開始日: 2008年5月2日
事業内容 : 少額短期保険業(登録番号 関東財務局長(少額短期保険)第24号)
資本金 : 3億3,275万円(2022年3月時点)
URL : https://pshoken.co.jp/
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