三菱化工機、微細藻類回収用の「三菱ディスクセパレータ」を受注
新開発「可変インペラ」で効率的な回収を実現
三菱化工機株式会社(代表者:田中 利一 所在地:川崎市、以下「当社」)は、このたび株式会社ファイトリピッド・テクノロジーズ(代表:太田 啓之、所在地:神奈川県横浜市)より、培養液中の微細藻類回収用として、当社の分離板型遠心分離機「三菱ディスクセパレータ」を受注しました。
今回受注した「三菱ディスクセパレータ」は、SJ-Fシリーズを基本に、培養液から微細藻類濃縮液を効率よく取り出すために新たに開発した「可変インペラ」を搭載した製品です。

開発の背景
微細藻類から抽出される成分は、医薬品・化粧品原料、バイオ燃料、飼料、食品など、幅広い分野での活用が期待されており、今後、多様な産業基盤を支える重要な資源になると予測されています。
微細藻類を利用するにあたっては、培養液中から微細藻類を効率よく濃縮・回収することが重要であり、一般的に遠心分離機が用いられています。しかし、濃縮度を高めた場合、微細藻類を含む濃縮液が遠心分離機内部のフレームやカバーに付着し、回収が困難になるという課題がありました。そのため、実運用においては一定以上の濃縮度までしか高められないという制約がありました。また、濃縮液を回収する際に洗浄水を使用すると、濃縮度が低下してしまうという問題もあり、高濃度回収と作業性の両立が課題となっていました。
「可変インペラ」を使用した藻類濃縮液の回収
これらの課題に対応するため、当社は遠心分離機に「可変インペラ」を搭載しました。
従来の弁排出方式では、藻類濃縮液が回転体の排出口から遠心力によってフレーム内へ噴き出す形で排出されるため、濃縮液の付着や滞留が発生していましたが、可変インペラによって濃縮液を吐出することで、藻類濃縮液を濃縮液出口から直接かつスムーズに回収することが可能となりました。
これにより、(1) 高濃度の藻類濃縮液でも回収性が向上、(2) 洗浄水使用の抑制による濃縮度の維持、(3) 運転および回収作業性の改善を実現し、微細藻類利用プロセスのさらなる高効率化に貢献します。
「三菱ディスクセパレータ」について
「三菱ディスクセパレータ」は、主に船舶用燃料油、潤滑油用の油清浄機として80年以上の歴史と12万台以上の納入実績を持つ、分離板型遠心分離機のベストセラーです。船舶用に加えて、陸上各分野においても用途を拡大しており、化学・電子材料の分級やSAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)原料として着目されている廃食油の清浄などにも使用されています。
2021年に策定した「三菱化工機グループ2050経営ビジョン」の中で、当社は解決すべき5つの社会課題と、それに対応する4つの戦略的事業領域を設定し、この事業領域の成長を推進するため、2025年に「GX事業」を立ち上げました。当社独自のコア技術である「固体・液体・気体の分離」を応用した「微細藻類」の利活用は、GX事業領域における新エネルギー創出や循環型社会の推進に向けて大きな可能性を秘めています。今後も当社は「遠心分離機」や「固液分離」の新規用途開拓と販売拡大を積極的に進めてまいります。
■本リリースの取り組みを通じて、当社はSDGs(持続可能な開発目標)における次の目標に貢献します。
・目標7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
・目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう
・目標13 気候変動に具体的な対策を

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 商品サービス
- ビジネスカテゴリ
- 電気・ガス・資源・エネルギー環境・エコ・リサイクル
- ダウンロード
