【建設×DX】女性も楽々。建設現場における電動一輪車のユーザーテストを実施

CuboRexの電動一輪車によって、重量物の運搬効率を大幅に効率化

株式会社CuboRex

2024年3月26日 10時00分

株式会社CuboRex（本社：東京都葛飾区、以下「当社」）は、建設現場の運搬作業の効率化を実証するユーザーテストを実施いたしました。

テストユーザー：清水建設株式会社（本社：東京都中央区。以下「清水建設」）

今回のユーザーテストでは、当社の「一輪車電動化キット E-cat kit2」を利用した電動一輪車の使用による作業効率向上を確認しました。特にぬかるみなど足場の悪い現場での労力負担が軽減されました。

また、女性職員が使用した際にも作業効率の向上が確認され、肉体的な負担の大きい作業における性別間の差も軽減されるという効果が明らかになりました。

ユーザーテスト実施の背景

・建設・土木業界の市場と課題

国土交通省の調査によると、建設業界の就業人口は年々減少し、高齢化が進んでいます。

現在60歳以上の技能者が全体の約1/4を占めており、10年後にはその大半が引退すると見込まれています。現場の急速な高齢化と若者離れが深刻化する中、人材の有効活用と現場の生産性向上のためのDX推進が急がれています。

(*https://www.mlit.go.jp/tochi_fudousan_kensetsugyo/const/content/001493958.pdf)

・建設作業現場のDXを目指す

CuboRexでは、現場作業の省力化・省人化を推進することで業界課題に貢献したいという思いで製品開発を行っています。

今回清水建設にも当社の想いにご賛同いただき、テストユーザーとしてE-cat kit2を取り付けた電動一輪車を複数の実際の現場で使っていただき、効率向上の度合いを計測しました。

ユーザーテスト概要

目的：運搬作業における電動一輪車と一般的な一輪車の使用感を比較

作業内容：実際の現場にて、運搬作業に当社の「一輪車電動化キットE-cat kti2」を利用した一輪車を使用

検証方法：電動一輪車を利用した際の肉体的負担軽減効果を5段階で評価。作業効率の向上を実感した割合を包括的に調査

現場①

現場②

ユーザーテストの結果

評価コメント

・ぬかるみなど足場の悪いところでの運搬が特に楽になった。

・バケットを立てるときにブレーキ機能が役に立った。

・大袈裟な機材でなく一輪車での取り回しの良さで楽に運べるのがとても便利。

・災害現場での泥や瓦礫の運び出し、土木工事や狭あい道路での資材運搬に役立つ。

→ユーザテスト実施後に取ったアンケートでは、参加した作業員全員が「通常の一輪車と比べて疲れにくい」と回答しました。また、女性職員からも「とても疲れにくく、効率が非常に向上した」と肯定的なフィードバックがあり、建設現場における電動一輪車の導入は、年齢や性別を問わず大変効果的であることが実証されました。

今後の展望

今回のユーザテストを通じて、電動一輪車の導入が建設現場での作業効率向上と作業員の負担軽減に大きく貢献することが明らかになりました。この成果は、現場の「キツい」をロボティクスで軽減するという当社のミッションを体現するものです。今後も、当社は建設業界と協力を深め、建設作業現場のDXを促進し、より安全で効率的な作業環境の実現を目指します。