「渋谷サクラステージ」にエレベータ・エスカレータ102台を納入

～オリジナリティーの高い昇降機でここにしかない移動体験を実現～

フジテック株式会社

2024年9月25日 10時00分

フジテック株式会社（本社：滋賀県彦根市、社長：原田政佳）は、7月25日に街びらきした東京・渋谷の大規模複合施設「Shibuya Sakura Stage（渋谷サクラステージ）」にエレベータ・エスカレータ計102台を納入しました。100台を超える国内プロジェクトは当社として2例目です。

カルチャーを育む拠点ならではのオリジナリティー溢れる特注デザインでエレベータ・エスカレータを納め、他では体験できないワクワクする移動空間を実現しています。また、渋谷の谷地形を克服する6層吹き抜けの縦軸動線アーバン・コアにエスカレータを納め、縦の移動に貢献しています。

【納入のポイント】

1. 渋谷の大規模再開発にエレベータ・エスカレータ計102台を設置

渋谷サクラステージは、100年に一度と言われる渋谷駅周辺の再開発において、駅隣接街区のラストピースと位置付けられる大型複合施設です。当社は3棟のビルにエレベータ・エスカレータ計102台を納入しました。100台を超える国内のプロジェクトは当社として2例目です。

〔納入内訳〕

	エレベータ	エスカレータ	計
SHIBUYAタワー	19台	39台	58台
セントラルビル	9台	8台	17台
SAKURAタワー	20台	7台	27台
合計設置台数	48台	54台	102台

2. オリジナリティー溢れる特注デザインのエレベータ・エスカレータ

オフィスエレベータに光の鏡像を無限に映し出すミラー天井を採用したほか、オフィスエントランスのアートインスタレーションにスカートガードLED照明付きのエスカレータを納めました。

3. 縦軸導線「アーバン・コア」で移動をサポート

渋谷の地形の特徴である高低差を克服するため、地下2階から地上4階に6層吹き抜けの縦軸導線アーバン・コアが設けられ、ここにエスカレータ10台を納めています。縦の移動と他エリアとの回遊性を高める歩行者ネットワークとして機能しています。

【特注エレベータ・エスカレータの概要】

カルチャーを育む拠点ならではのオリジナリティー溢れる特注デザインでエレベータ・エスカレータを納め、他では体験できないワクワクする移動空間を実現しています。

■当社初！光の鏡像を無限に映し出すミラー天井のエレベータ

エレベータは、光の鏡像を無限に映し出すミラー天井を採用しました。

鏡とマジックミラーで2層の吊り天井を作り、間にLED照明を照らす構造です。2層の天井間で繰り返される反射がマジックミラー越しに利用者の目に映ります。マジックミラーを用いたミラー天井は当社初の事例です。

天井から降り注ぐ光と映し出される鏡像は、エレベータがタイムカプセルとなって未来へワープするかのような異世界感を醸し出しています。

■アート体験ができるスカートガードLED照明付きエスカレータ

オフィスエントランスに設置した高さ11.9mのハイライズエスカレータは、アートユニットNONOTAK Studioによる常設アートインスタレーションの一部として機能しています。

エスカレータには足元を照らして安全性と意匠性の向上を同時に叶える「スカードガードLED照明」を装備。このLED照明の光がエスカレータを囲む天井と左右の壁面に反射するとともに、壁面に埋め込まれた照明のライティングモーションとエレクトロニックミュージックが連動し、没入感のあるインスタレーションとなっています。

オフィス来訪者は3階から5階のロビーフロアに移動するおよそ1分間にエスカレータに乗りながら光と音の特別なアート体験ができます。

▼参考動画：NONOTAK STUDIO公式YouTubeチャンネル

「NONOTAK Permanents art installations for Tokyu Sakura Stage Building in Shibuya, Tokyo JAPAN.」

演出作品提供：NONOTAK演出計画・演出設計：株式会社丹青社

インテリアデザイン：ILYA建築設計：KAJIMA DESIGN

【施設概要】

「渋谷サクラステージ」は日本を代表するターミナル駅である渋谷駅の南側に隣接し、代官山や恵比寿へのアクセスも良い桜丘エリアの約2.6 ヘクタールの敷地を一体的に整備した大型複合施設です。先行する渋谷駅中心地区の他施設とともに、交通基盤の拡充、さまざまな機能の導入による拠点性向上と防災機能の強化を行いながら、国際競争力をさらに強化します。

建物名	Shibuya Sakura Stage（渋谷サクラステージ）
施行者	渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合
所在地	東京都渋谷区桜丘町123番ほか
施行面積	約2.6h
施設用途	事務所、店舗、住宅、サービスアパートメント、駐車場等
街区	A街区SHIBUYAサイド（SHIBUYAタワー、セントラルビル） B街区SAKURAサイド（SAKURAタワー、SAKURAテラス） C街区日本基督教団中渋谷協会
完成	竣工：2023年11月街びらき：2024年7月