DigitalBlastの博士人材によるクラウドファンディングプロジェクト、academist Prize for Deep Techに選出

“コケ”を通じて地球と宇宙の課題解決を目指すため、ネクストゴールに挑戦中

株式会社DigitalBlast

小型ライフサイエンス実験装置の開発や宇宙産業の活性化・新事業創出をサポートする株式会社DigitalBlast(東京都千代田区、代表取締役CEO:堀口真吾)は、このたび、学術系クラウドファンディングサイト「academist(アカデミスト)」にて行われている基礎研究・Deep Tech(ディープテック)領域に特化したプロジェクト「academist Prize for DeepTech」に選ばれ、初期目標を達成したことをお知らせいたします。

■ クラウドファンディング挑戦の背景

DigitalBlastでは、宇宙環境を利用したバイオ・ライフサイエンス実験や材料開発といった研究開発(R&D)をサポートするための事業とともに、人類の活動領域が宇宙に広がるうえで必須となる食や居住環境の課題への対応を目指し、テラフォーミングに関する基礎研究を進めています。

2024年4月には宇宙での植物栽培の可能性を探るため、北海道大学大学院理学研究院・藤田知道研究室との共同研究を開始しており、本共同研究では、宇宙での食料生産につながる植物栽培に必要な基礎的知見を得るための研究が進行中です。

このたび、研究活動のより一層の加速を目指してクラウドファンディングに挑戦することとなり、「academist Prize for DeepTech」の10のプロジェクトの1つとして選ばれました。

「academist Prize for DeepTech」は、基礎研究に情熱を注ぐ研究者・大学院生の挑戦を加速させることを目的としており、本プロジェクトは、当社宇宙開発事業部所属の畑中龍平(博士〔生命科学〕)と、北海道大学理学部所属の藤田知道教授が実施しています。

■ クラウドファンディングの概要

本プロジェクトでは、砂漠や洞窟、南極といった他の植物が生息することが難しい環境でも分布している「コケ(苔)」に注目し、コケがもつ優れた環境耐性を品種改良によってさらに向上させ、緑化に活用することを目指しています。過酷な環境でも生息でき二酸化炭素(CO2)の吸収源や食料としてのポテンシャルを秘めているコケの品種改良を進めることは、世界中で深刻な課題となっている砂漠化や塩害の緩和などに役立つ可能性があります。また、研究の過程では月や火星といった宇宙環境でも栽培可能なコケの品種の開発にも挑戦し、未来の宇宙開拓へも貢献したいと考えています。

本プロジェクトでいただいたご支援は、特に「乾燥耐性」に焦点を当てたコケを作り出す研究基盤の整備と、コケの大量培養技術の確立のために活用いたします。具体的には、乾燥地を想定した湿度20〜30%、温度20〜40℃といった環境を再現する栽培システムの構築を検討しています。

2月4日に開始された本プロジェクトは、基礎研究やディープテック領域に関心をもつ方々にご注目いただき、すでに当初の目標である1,200,000円を達成いたしました。現在は、より充実した研究を遂行するための実験機器等の購入に充てるため、3月27日を期日として、ネクストゴールを3,000,000円に設定し、引き続きご支援を募っております。

クラウドファンディング詳細ページ:

https://academist-cf.com/projects/375

■ 今後の展望

カーボンニュートラルや砂漠化への対応に向けた植物の活用、さらには宇宙開発・宇宙ビジネスの進展を見据えた宇宙における植物栽培の知見獲得は、長期的な人類の生存を考えるうえで重要な取り組みであり、基礎研究によって基盤を築いていくべき領域です。

基礎研究では時間をかけて知見を積み上げていくことが必要ですが、クラウドファンディングという仕組みを通じて地球と宇宙の課題解決を少しでも加速できるよう取り組みを進め、ビジネスとして課題解決に取り組むためにDigitalBlastからスピンオフした会社設立も予定しています。

 またDigitalBlastには、本プロジェクトに取り組む畑中以外にも複数の博士人材が所属し、業務に取り組んでいます。当社では今後も、社員の挑戦を後押しすることで社会とクライアントに貢献する人材を輩出してまいります。 

■ 株式会社DigitalBlast(デジタルブラスト)について

国際宇宙ステーションでの活動実績にみられるように、重力の制約を受けず自然対流や沈殿などの現象を排除できる軌道上では、効率的かつ高品質な材料や創薬研究、バイオプリント臓器や光ファイバーケーブル、半導体製造などが可能であることが知られています。

弊社では、このような特徴を活かした地球軌道上での研究開発、材料開発、創薬、製造などを実現する軌道上R&D / 製造プラットフォーム事業を展開しています。さらに、宇宙環境や他の惑星(月、火星等)に人類が住める環境(テラフォーミング事業)の開発を推進しています。

DigitalBlastは、“宇宙に価値を”提供するため、常に挑戦し、宇宙産業の変革を実現していきます。

会社名:株式会社DigitalBlast(英文表記:DigitalBlast, Inc.)

所在地:〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング19階

代表者:代表取締役CEO 堀口真吾

設立:2018年12月

ホームページ:https://digitalblast.co.jp/

事業内容:宇宙開発事業

関連会社:株式会社DigitalBlast Consulting

【お問い合わせ先】

株式会社DigitalBlast

担当 :末次

TEL :03-4500-2426

MAIL:pr@digitalblast.co.jp

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会社概要

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URL
http://www.digitalblast.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区神田神保町1-105 1-105 神保町三井ビルディング19階
電話番号
-
代表者名
堀口真吾
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年12月