JBCCHD、スパイスコードと業務提携し長期記憶による「SIエージェント」を共同開発
AI駆動の大型開発を先駆けて実践、スピードと品質の飛躍的な向上を目指す
ITサービス業のJBCCホールディングス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:東上征司、以下JBCCホールディングス)は、AIスタートアップ企業のスパイスコード株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:中河宏文、以下スパイスコード)と業務提携し、スパイスコードが有するAIの長期記憶技術により現状分析や要件定義を自律的に行う「SIエージェント」を共同開発します。これによりJBCCグループが強みとするシステム開発手法「JBアジャイル」をAI駆動でさらに進化させ、基幹システムの開発スピードと品質の飛躍的な向上を目指します。

■業務提携の背景
JBCCグループはAIでお客様の変革を実現し、その定着を支える新たなサービス体系(AIサービスモデル)を構築しています。この取り組みをさらに発展させるため、2025年12月にAIテクノロジーと現場業務の知見を併せ持つスパイスコードと資本提携を行い、同社が持つ先進的なAI技術「長期記憶」の活用可能性を検討してきました。
AIは、膨大かつ複雑な業務情報を扱う際にハルシネーション(虚偽回答)を起こすリスクがあることから、基幹システム開発での全面的なAI活用は困難とされてきました。一方、長期記憶は、文書や音声、各種データなど大量の情報から業務に重要と判断したものを長期的に蓄積し続けられる技術です。システム開発においては、顧客の業務知識や仕様変更の経緯、設計上の判断を蓄積し、要件や決定事項を設計・開発・テスト・運用まで一貫して引き継ぐことが期待されます。今回、業務提携を通じて、JBCCグループは同技術の本格活用に乗り出します。
■「JBアジャイル」のさらなる高度化に向けて
JBCCグループは、基幹システムの開発期間の短縮と品質の高さを両立する「JBアジャイル」を強みとしています。顧客の要望を洗い出しながら5回の反復開発を行う独自のアジャイル開発*手法で、大型開発では一般的なウォーターフォール開発と比べて、後工程での手戻りリスクを最小化できる特長があります。
*アジャイル開発:設計と実装を短期間で繰り返して段階的に構築する手法。対してウォーターフォール開発は全工程を一度に進める手法
JBアジャイルで重要なのが、顧客の業務プロセスや社内ルールなど、顧客特有の情報を正しく理解し、仕様に反映することです。現在は、反復開発の過程で「実際に動く画面」を見せながら潜在要件や期待値のずれを最小限にしていますが、AIを活用することで、膨大な顧客情報の整理・分析が大きく進み、開発をさらに高度化できるとみて、まずはJBアジャイルの上流工程に長期記憶を本格導入します。
■取り組みの概要:SIエージェントの共同開発
両社は、2026年9月末を目標に、長期記憶を活用した「SIエージェント」の共同開発をスパイスコードと進めます。SIエージェントは、現状分析や要件定義などを自律的に行う個々のAIエージェントの集まり(エージェント群)です。想定しているSIエージェントの主な機能は、次の通りです。
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現状分析
既存システムの仕様書や業務フローをAIが読み込み、現状の業務の流れやシステムの構造を人間が理解しやすい形に整理・可視化する。
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構想策定
顧客が抱える経営課題をヒアリングした内容をもとに、AIがシステムで解決できる仕組みや機能の提案を行う。また、本当に必要な機能とそうでない機能を整理し、開発範囲を絞り込む提案も担う。
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要件定義
打ち合わせで決まった内容をもとに、新しい業務の流れ・データの設計・システムに求める条件・機能の一覧などの仕様書をAIが自動で作成する。
長期記憶には、現行システムの仕様書やソースコードのほか、業務マニュアルや顧客辞書、過去の仕様変更の経緯がわかるドキュメント、ベテラン社員の操作ログ、メール・チャットの記録など、大量のデータを取り込みます。
これら上流工程を自動化するSIエージェントの構築から始め、開発や運用保守といった下流に対応する機能や、全工程を通じて顧客との合意事項の経緯を記録する機能なども、追加開発する計画です。
■ 今後の展望
SIエージェントの共同開発を通じ、AIネイティブな基幹システム開発を先駆けて実現することで、開発スピードと品質の飛躍的な向上を目指します。
将来的には、スパイスコードの長期記憶をシステム開発のほか、AIエージェントやデータ分析など、企業が継続的にAIを活用するための各サービスに展開し、JBCCグループのAIサービスモデル全体の優位性強化につなげます。
■ 関連情報
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お客様の変革をAIで実現し、定着まで支えるAIサービスモデル構想(2026年4月7日発表)
https://ssl4.eir-parts.net/doc/9889/tdnet/2787621/00.pdf -
スパイスコード株式会社との資本提携に関するお知らせ(2026年3月3日発表)
■ スパイスコードについて
ERP*/業務AIエージェントプラットフォーム「ロカルメ・オーダー」の開発・提供を通じ、業務最適化に取り組むスタートアップ企業。自社で食品流通事業を運営しながらAIプロダクトを開発するアプローチにより、机上の技術ではなく現場の業務課題を熟知した実践的なAI技術開発が特長。長期記憶に加え、AIを安全に動作させる実行環境や複数のAIエージェントを束ねる制御技術など、AIエージェント全般にわたる先進技術を自社開発しています。
*ERP:販売・会計・人事など企業のデータや資産を一元管理するシステム
■ JBCCホールディングスについて
JBCCホールディングスは、お客様のDX・AXを実現するITサービス企業。マルチクラウド環境に対応したクラウド・セキュリティサービスと、「JBアジャイル」による基幹システムの超高速開発が特長。超高速開発によるシステム構築は500社以上の実績を持つ。AIを前提としたサービスモデルのもと、最新のテクノロジーを活用し、お客様の変革を構想から実装、現場定着まで一貫して伴走します。
<本件に関するお問い合わせ>
JBCCホールディングス株式会社 広報 長谷川/加藤
Tel:03-6262-3233 E-mail: jb_info@jbcc.co.jp
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