奈良県生駒市萩の台住宅地自治会館に設置した太陽光パネルの発電を開始し、グリーンスローモビリティ「はぎくる」の運行に活用
再生可能エネルギーを活用した電力の地産地消に取り組みます
生駒市は、令和5年4月に環境省から「脱炭素先行地域」に選定されました。その取組における自治会集会所の第1号として、太陽光発電設備と蓄電池を設置した萩の台住宅地自治会館の発電が5月30日に開始されました。発電した電気は、地域ボランティアの力で自治会内を運行する小型電動カート、グリーンスローモビリティ「はぎくる」の運行に活用するほか、自治会館の電気を賄うなど、再生可能エネルギーを活用した電力の地産地消が始まります。
つきましては、本事業の概要等を説明する報道関係者向けの説明会を開催します。

現地説明会の概要
「脱炭素先行地域」の取組第1号となる萩の台住宅地自治会館の現地において、本市の脱炭素先行地域の取組や萩の台住宅地自治会の取組に向けた思いなどをお話しします。
◇とき・ところ 6月12日(木)、9:15~10:00頃、萩の台住宅地自治会館(奈良県生駒市萩の台4-8-23)
◇参加者 生駒市脱炭素まちづくり推進課、萩の台住宅地自治会(山口会長、山下相談役)
グリーンスローモビリティ「はぎくる」

住宅開発から40年が経過し、高齢化率は約50%と、オールドニュータウン化が進む萩の台住宅地では、地域に適した新たな移動手段の検討として、令和6年10月からグリーンスローモビリティ「はぎくる」を活用した地域ボランティアによる輸送の実証実験を行っています。
この取組は、住民の移動手段の確保にとどまらず、地域で進められているさまざまなまちづくりと連携し、「はぎくる」で地域拠点をつなぐことで、各事業の相乗効果を高め、地域活力の向上と持続可能な次世代住宅地の形成を目指すものです。
※ 運行主体:萩の台住宅地自治会を中心とした地元住民(ボランティア輸送)
運行車両:ヤマハ発動機 AR-07(電動カート公道仕様の7人乗り車両)
国が進める「脱炭素先行地域事業」に住宅地公募モデルとしては全国初の選定(令和5年)
本市は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、他地域のモデルとなる先進的な取組を行う地域として、令和5年4月に「脱炭素先行地域」に選定(既存の住宅地をモデル地域として設定し、公募により特定する取組は全国初)されました。萩の台住宅地とひかりが丘の2つの自治会を先行地域に設定し、既存住宅地の脱炭素化を進める事業モデルが高く評価されました。
◇公共施設…令和6年度内に、8小中学校をはじめとして、10施設に計861kWの太陽光発電と計120kWhの蓄電池を設置完了しました。
◇集会所…令和6年度は、萩の台住宅地自治会館に5kWの太陽光発電と5kWhの蓄電池を設置しました。市内の各自治会に太陽光発電等の設置を呼び掛けており、同自治会館が発電開始第1号となります。
◇家庭…先行地域である、ひかりが丘・萩の台住宅地自治会の各家庭に太陽光発電等の設置を進めるため、登録事業者の協力を得て、4月から受付を開始しています。国の交付金を活用し、設置費用の3分の1の自己負担で設置できます。今後、さらに他の地区にも拡大を目指します。
集会所等に設置する意義
本市は「まちのえき」などの取り組みを進めています。「まちのえき」とは、「歩いて行ける場所」に「移動の目的」を集めた場づくりとして取り組んでいる事業で、集会所などは地域の集まり、生活支援の場などとしての受け皿となると考えます。地域住民が歩いて行ける距離にある集会所に太陽光発電等を設置することで、平時は「はぎくる」の運行に活用するほか、自治会館の電気を賄い、災害時には一時的な避難場所としての活用が期待できます。
※ 萩の台住宅地自治会館の導入設備容量:太陽光発電設備 5kW、蓄電池 5kWh
※説明会への参加を希望される際は、6月9日(月)までに脱炭素まちづくり推進課へご連絡ください。
連絡先:zerocarbon@city.ikoma.lg.jp
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