経費不正の"兆候"をAIが検知。Stena Expense、不正リスクの高い申請者を自動で特定する新機能をリリース
経費利用傾向を分析・ランキング化し、要注意な申請者を可視化
AIとセキュリティで官公庁と大手企業の挑戦を支える株式会社ChillStack(本社:東京都渋谷区、代表取締役:伊東 道明、以下「ChillStack」)は、不正経費自動検知クラウド「Stena Expense」の新機能として、「リスクランキング機能」の提供を開始しました。
本機能は、AIが経費データを解析して申請者ごとのリスクスコアを算出し、不正リスクの高い申請者をランキング形式で可視化します。これにより、監査担当者は優先的に確認すべき対象を特定でき、不正の早期発見と監査業務の効率化を同時に実現します。

開発の背景:深刻化する内部不正と「発見の遅れ」
経費精算における不正は、明細単位の目視確認では露呈しにくく、1件あたりが少額なことも相まって多発・長期化しやすい傾向があります。公認不正検査士協会(ACFE)の調査によれば、不正発覚までの期間は平均18ヶ月におよぶとされています。(※1)
長期化する被害を最小限に抑えるには、早期発見に向けた迅速かつ正確な検知技術が求められます。しかし、膨大な経費データを限られた時間で目視確認するには限界があるとともに、人間による明細単位のチェックだけでは、統計的な違和感まで見抜くことは困難です。結果として、監査の形骸化や不正の常態化を招く一因となっています。
このような課題を解決し、経費利用の健全性を高めるため、Stena Expenseは新たに「リスクランキング機能」を開発しました。本機能は、申請者の経費利用パターンを複数のリスク指標で定量化し、不正リスクが高い申請者をランキング形式で可視化します。明細単位の目視チェックでは困難だった統計的な利用傾向の分析を行い、監査対象の優先順位付けを自動化することで、不正の早期発見と監査の高度化を同時に実現します。
(※1)出典:公認不正検査士協会(ACFE)「Occupational Fraud 2024: A Report to the Nations」https://www.acfe.jp/wp-content/uploads/2024/07/RTTN_2024_JP1-.pdf
「Stena Expense」のリスクランキング機能について
「Stena Expense」は企業の個人立替経費の申請・承認データを元に、自動的に不正や異常・不適切な明細を検知するシステムです。「リスクランキング機能」では、独自のAIアルゴリズムにより膨大な経費データを解析し、過去の不正パターンや不自然な申請傾向をもとに申請者ごとのリスクスコアを算出します。このスコアをもとに不正リスクの高い申請者をランキング形式で可視化することで、優先的に確認すべき対象を特定できます。
主な機能
レーダーチャートによる多角的なリスク評価
申請者の経費利用パターンを「9つのリスク指標」で評価し、レーダーチャートで可視化します。部署内での申請傾向を多角的に捉えることで、数値だけでは見落としがちな不正のパターンをひと目で識別することができます。

判定結果に基づく対策の提示
算出された9つのリスク指標と検知結果に基づき、申請者ごとにリスクの評価結果を生成します。リスクの性質に応じた3段階のアラートレベル(高リスク・要注意・情報)が付与され、確認すべきポイントと具体的な対応策(例:領収書原本との照合、特定取引先との取引内容の精査)を提示します。これにより監査担当者は確認項目の特定だけでなく、初動対応の判断までスムーズに行うことができます。

ウェビナーのご案内
本機能のリリースに際し、多数の企業で内部統制を支援してきたリックアンドカンパニー代表CEOの齊藤氏をゲストに迎え、パネルディスカッションを開催いたします。
DX時代の内部統制アップデート|「攻めと守り」の経費管理
開催日時:2026年4月20日(月)11:00〜12:00
形式:オンライン開催(Zoomウェビナー)
参加費:無料(事前登録制)
登壇者:リック・アンド・カンパニー合同会社 代表CEO 齊藤 佳明(公認会計士・税理士)
株式会社ChillStack 取締役COO 中道浩之
株式会社ChillStackについて
会社概要
会社名 :株式会社ChillStack
所在地 :東京都渋谷区千駄ヶ谷五丁目16番10号 代々木エアハイツ 206
創業 :2018年11月
代表取締役:伊東 道明
コーポレートサイト:https://chillstack.com/
事業内容
「社会のイノベーションを、AIとセキュリティの最先端技術で支える。」
ChillStackは、AIやDXの発展にともなうリスクを包括的に解決する、世界トップレベルのAIセキュリティ技術によるソリューションを提供しています。企業向けには、不正・異常分析や安全なAI活用を支えるサービスを展開。官公庁とも連携し、より複雑で高度な社会課題の解決に向けた研究開発や社会実装も進めています。
受賞歴:EY Innovative Startup 2026
<サービス>※一部抜粋
・経費の不正・不備を自動で検査するAIシステム「Stena Expense」の開発・提供
https://expense.stena.chillstack.com
・不正利用の自動検知で生成AI活用を促進するサービス「Stena AI」
https://ai.stena.chillstack.com
・サービスのセキュリティリスクを洗い出す「セキュリティ診断」の開発・提供
https://pentest.chillstack.com
・AIのセキュリティ対策に関する研究開発、教育事業「AIディフェンス研究所」
代表取締役CEOプロフィール

伊東 道明(Ito Michiaki)
AI×セキュリティの研究に従事し、国際学会IEEE CSPA2018にて最優秀論文賞、IPAセキュリティキャンプ・アワード2018 最優秀賞を受賞している。
自身が国際セキュリティコンテストでの優勝経験をもち、セキュリティ・キャンプ2019 - 2025にてAIセキュリティ講義の講師を担当するなど次世代のAIセキュリティ人材の育成にも従事している。「Forbes 30 Under 30 Asia 2025」選出。
採用情報
現在ChillStackでは、ミッション&ビジョンに共感し、共にチャレンジしてくれる仲間を募集中です。ChillStackを知っていただくための情報交換やカジュアル面談も随時行っておりますので、お気軽にご連絡ください。ご応募お待ちしております。
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ChillStackのnoteでは、社員インタビューや「Stena Expense」の誕生秘話などを掲載しています。ぜひご覧ください。
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