【イベントレポート】「動く」の先へ。FDE(Forward Deployed Engineer)に問われるのは、危険な1件を止める設計力

ソフトバンク・バイドゥ・Visnuの登壇者が語った、AIに任せる範囲と止める仕組み

AXR株式会社

AXR株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:前田一成、以下AXR)は、2026年10月19日(月)に当社の拠点NeuroHubで開かれたエンジニア・経営者向けイベント「AI駆動開発勉強会」(#秋のFDE勉強会)のレポートを公開しました。

本イベントは株式会社サードスコープ 取締役COOの伊東和成氏が主催し、AXRは会場協力としてNeuroHubを提供しました。3名の登壇とパネルディスカッションから、FDE(Forward Deployed Engineer:企業の現場に入り、課題を捉えてAIで解決策を作るエンジニア)に何が求められているのかをまとめています。

背景

・AI駆動開発で、動くものを短い時間で作れるようになった。一方で企業の現場では、AIに何を任せ、何を任せないのか、誰が止めるのかが議論になっている。

・登壇した木村氏は「使えるっていう話は、むしろ当たり前になっちゃってて」と話し、いまは「任せられる」かどうかが問われていると述べた。

・AXRは、横のつながりを広げる、参加者どうしで学び合う、新しいビジネスの機会をつくる、の3つを目的に、NeuroHubでイベントを受け入れている。

開催概要

日時:2026年10月19日(月)

会場:NeuroHub(東京都渋谷区渋谷2-20-11 渋谷協和ビル10階)

主催:株式会社サードスコープ 取締役COO 伊東和成氏

会場協力:AXR株式会社

対象:エンジニア・経営者

登壇内容

1. 音声入力で、要件を削らずにAIへ渡す

(バイドゥ株式会社 プロダクト事業部プロダクト部 プロダクトマネージャー 古谷由字氏)

キーボードアプリ「Simeji」の責任者を務める古谷氏は、エンジニアではない立場から、家族向けの学習アプリを音声入力だけで作った経験を紹介しました。

手を動かしたのは3日間、AIを回した時間は約8時間です。「手入力だと頭の中で整理して要件を削ってしまう」ため、思いついたことをまず話し、整理はAIに任せたといいます。

2. AIに任せる前に「読める・測れる・戻せる」を確かめる

(Visnu株式会社・ERAS株式会社 創業者 千葉涼介氏)

千葉氏は「AIにどこまで任せられるかは、仕事の要件を固めているかで決まる」と話しました。

お客様と合意しているのは、AIが社内の情報を「読める」か、効果を「測れる」か、失敗したときに「戻せる」かの3つです。詐欺の口座への送金のように、戻せない仕事はAIに任せないといいます。

3. FDEの本質は「翻訳」。成果・行動・責任を設計する

(ソフトバンク株式会社 カスタマーサクセス本部 デジタルワーカー推進部 担当部長 木村信幸氏)

木村氏は「FDEの本質っていうのは翻訳だと思っています」と話し、お客様の本当の目的を、AIの目標・行動・評価基準に置き換えて実装するのがFDEだと述べました。

請求書を500件自動で処理するAIを例に、499件を正しく処理しても、危険な1件を止められるかどうかで企業の評価が変わると指摘しました。

パネルディスカッション:FDEの現場で起きていること

モデレーターは伊東氏、ゲストはAXRの技術顧問 渡會拓馬が務めました。

一人で、企画から運用まで回す:事業会社のCTOとAXRの技術顧問を兼ね、5〜6件の案件を並行して進める渡會は、いまはAIエージェントに任せたほうが早く、企画からデプロイ、運用、改善までを一人で担うことが多いと話しました。

品質は「専門のエージェント」で守る:セキュリティ・性能・運用のしやすさを、それぞれ専門のエージェントで確かめており、プルリクエストの差し戻しがかなり減ったと紹介しました。

FDEに求められるスキル:採用では、コードを書けるかよりも、コンピュータサイエンスの基礎や品質・セキュリティの考え方、経営課題を目標と指標に分けて考える力を見ていると述べました。

組織でAI駆動開発を始める第一歩:スキル・エージェント・仕様の定義を「型」として整え、パイプラインで動かせるようにすることから始めると説明しました。

FDEを事業として届ける立場から

最後に、AXRの営業責任者 神山翔が、AXRのAX(AIトランスフォーメーション)事業を紹介しました。

神山は「今やっていることに何かを足すのではなく、やめるという選択肢を提示できる」ことがFDEとAXRの強みだと話しました。精密機器メーカーの案件では、古いコードから設計書を作り直す作業を、2か月の予定から1か月で終えた事例を紹介しました。

今後の展開

今回の発表に共通していたのは、AIに作らせる速さより、任せる範囲と止める仕組みを先に決める、という考え方でした。AXRは、これからも現場で使える知見を持ち寄れる場を、NeuroHubでつくっていきます。

次回は2026年12月16日に「AI駆動開発忘年会」を開きます。事業会社の登壇者を迎えて、AI駆動開発の最前線を学びながら、1年を振り返る会です。

日時:2026年12月16日(水)19:00〜21:30

会場:NeuroHub(東京都渋谷区渋谷2-20-11 渋谷協和ビル10階)

参加費:無料

対象:AIを使った開発に取り組んでいる方、これから始めたい方

申込方法:https://creator-square.connpass.com/event/408933/

会社概要

・商号:AXR株式会社

・英文社名:AXR Inc.

・代表者:代表取締役 前田一成

・設立:2014年7月

・資本金:1億円

・事業内容:AX支援 / AI・AXプログラム / 業務プロセスの再設計 / プロ人材の提供

・本社所在地:〒150-6139 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア39F

・URL:https://axr.inc/

本件に関するお問い合わせ(報道関係の方)

AXR株式会社 広報担当

E-mail:info@axr.inc

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AXR株式会社

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URL
https://axr.inc/
業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア 39階
電話番号
-
代表者名
前田一成
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2014年07月