凸版印刷、類似商品画像検索サービス

キーワードでは検索しづらかった、デザインテイストや雰囲気による商品検索を実現する『パラリービジュアル検索サービス』の提供を開始

　凸版印刷株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：金子眞吾、以下　凸版印刷）は、商品画像の色や形状、タグの情報を組み合わせた独自の検索ロジックにより、対象の画像と似ている画像を検索できる「パラリービジュアル検索サービス」の提供を2018年9月3日より開始します。
　ユーザーはこの機能を取り込んだオンラインショッピングなどで、自分の端末に保存された画像や、WEB上にある画像を使って簡単に似ている商品を検索できるようになります。凸版印刷では、運営するショッピングメディア「Paraly Channel (パラリーチャンネル) ※1」において、既に本サービスを導入しており、約2万点の商品を画像から検索できるようになっています。

■サービス概要
従来、ECサイトなどで商品を検索する際は、テキストや音声入力によるキーワード検索が一般的でした。そのため、デザインテイストや全体の雰囲気など言葉として表現しづらいものは検索が難しい状況でした。
「パラリービジュアル検索サービス」では、カメラで撮影した写真などを使って、登録されている検索対象の画像の中から似ている画像を簡単に検索することができます。検索は色や形状だけでなく、画像に自動付与されるスカート、バッグなどのタグの情報を組み合わせた独自の検索ロジックにより、高精度の検索を実現します。このサービスを企業向けにASPで販売する事になりました。企業は検索対象の画像データを登録することでサービスを開始する事ができます。
凸版印刷は本サービスを拡販し、2019年度末迄に、100社の導入を目指します。

<類似画像検索の仕組み>
ユーザーが検索する画像と、予め登録された検索対象データとをマッチングさせることで検索結果を表示します。検索対象データの登録時とユーザーの画像検索時には、自動で画像の特徴量（色や形状等を数値化したもの）およびタグが付与されます。検索時は画像の特徴量から類似度の高い画像を選出し、更にタグが一致している画像のみを対象とすることで、高い類似画像検索精度を実現しています。

※色や形状での検索は、株式会社日立ソリューションズ（本社：東京都品川区、取締役社長：星野達朗）の「画像検索ソリューション」を利用しております。

■提供する機能（ASPで提供）
・画像から探す
カメラで撮影した写真や、お手持ちの画像から検索が可能です。検索結果からはECサイトの詳細ページへ誘導します。文字化が難しい検索シーンでも、イメージ検索ができるようになります。

・SNSの投稿ページURLから検索
SNSで気になった写真は投稿ページのURLをコピーして貼り付けることで検索が可能です。WEBサイト上に公開されている画像URLからも検索ができます。

・新しい商品レコメンド
ECサイトの商品詳細ページ内に、新たな商品レコメンドを追加することができます。従来の購入履歴や閲覧ログに紐付くレコメンドとは異なる、色や形状にフォーカスした新しい商品レコメンドが可能です。

■パラリービジュアル検索の利用料
<1.初期費用>
・初期設定費用：100,000円/式

<2.ASPサービス月額費用>
・基本利用料：50,000円/式
・画像登録点数：10円/点
・ユーザーによる検索回数：1円/回

※パラリーチャンネルにも掲載が可能な場合は、画像登録点数の単価は5円/点

■今後の展開
通販企業、EC事業者を中心に販売をスタートし、今後はイメージ検索を必要とする業界に幅広く展開していく予定です。

<今後拡大予定の業界>
●旅行業界…風景写真から似ている観光スポットを検索
●飲食業界…調理例写真から似ているメニューを検索
●住宅設備業界…施工例写真から似ている施工例を検索

※1) Paraly Channel (パラリーチャンネル)について
凸版印刷が2017年7月より運営する、通販企業各社のスマホ向けカタログ（ビジュアルカタログ）を集めたモールサイト。パラリーチャンネルでは、ファッション、アクセサリー、インテリアなどの商品を企業別で表示したり、凸版印刷が独自に作成したカテゴリー（チャンネル）別で企業を横断して表示して、商品訴求を行うことができます。
パラリーチャンネルURL https://prch.paraly.net/

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