【Z世代の就業意識調査】残業観、学生と社会人で意識のギャップが顕著に。
学生は「残業回避」傾向、社会人は「対価があれば許容」へ意識が変化。入社後のミスマッチ要因にも。

株式会社ペンマーク(本社:東京都目黒区、代表取締役:横山直明、以下ペンマーク)は、全国のZ世代を対象に、Z世代の就業意識調査の一環として「残業に対するスタンス」に関するアンケート調査を学生・社会人別に実施し、比較分析を行いました。
働き方改革が叫ばれる中、Z世代が「残業」というテーマをどのように捉えているのか、また、学生と社会人という立場の違いでその意識にどのような差が生まれるのかを明らかにすることを目的としました。
調査の結果、学生は「なるべく避けたい」といった残業回避の傾向が強い一方、社会人になると「残業代」や「自己成長」といった対価を求める意識が強まることが分かりました。この意識のギャップは、採用時のコミュニケーションや入社後のエンゲージメントに影響を与える可能性があります。
※本記事を引用する場合には、出典の明記をお願いいたします。
URL:https://corp.penmark.jp/news/20250611
出典:【Z世代の就業意識調査】残業観、学生と社会人で意識のギャップが顕著に。
■調査概要
調査方法:自社インターネット調査
調査対象:Penmarkを利用中の全国の学生および、過去にPenmarkを利用していた若手社会人
有効回答者数:学生 407人、社会人 176人(※設問により異なる)
定義:本調査では、Z世代を「1996〜2005年」生まれと定義
■調査サマリー
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残業を回避したい意識(「なるべく避けたい」「全くしたくない」)は、学生が社会人を上回る。
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社会人は「残業代が出るなら積極的」(14.8%)が学生(6.9%)の2倍以上となり、金銭的対価を重視する傾向。
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「成長・成果のためなら許容」する割合も社会人の方が高く、残業の目的や意味合いを重視する意識へ変化。
■調査結果詳細
「残業に対するあなたのスタンス」という設問に対し、Z世代の学生と若手社会人の回答は以下の通りとなりました。

■総括・考察
入社後の“価値観アップデート”を前提としたコミュニケーションの必要性
今回の調査では、学生と社会人の間で「残業」に対する価値観に明確な違いがあることが浮き彫りになりました。学生は残業そのものに対してネガティブなイメージを持つ傾向が強いのに対し、社会人は実務経験を通じて、残業が自身の報酬や成長に繋がりうるという現実的な側面を理解し、価値観が変化していく様子がうかがえます。
このギャップは、企業が採用活動を行う上で注意すべき点です。学生に対して単に「残業は少ない」とアピールするだけでは、入社後に必要な残業が発生した際に「話が違う」という不満やエンゲージメント低下を招きかねません。
企業に求められるのは、残業の有無や時間数といった事実だけでなく、「なぜ残業が発生するのか」「発生した残業はどのように評価され、報酬や成長に繋がるのか」といった、残業に付随するルールや意味合いを透明性高く説明することです。
学生時代のイメージと社会人としての現実の間に横たわるギャップを企業側が理解し、その変化を前提とした丁寧なコミュニケーションを行うことが、入社後のミスマッチを防ぎ、健全な関係を築く上で不可欠と言えるでしょう。
■ペンマークについて
当社は「学生の一生を豊かにする」ことをミッションに掲げ、「大学生活のDX」を推進しているスタートアップ企業です。大学生向け学習管理SNS「Penmark」を開発・提供しています。
アプリのダウンロードはこちらから
・アプリHP:https://penmark.jp
・AppStore(iOS):https://bit.ly/3NrsKNN
・GooglePlay(Android):https://bit.ly/3LrDQSq
■会社概要
会社名:株式会社ペンマーク
設立:2018年12月21日
代表取締役:横山 直明
所在地:〒153-0063 東京都目黒区目黒1丁目3−16 プレジデント目黒ハイツ1003
■各種リンク
お問い合わせ窓口
法人向け広告掲載窓口「Penmark Ads」
https://corp.penmark.jp/program/ads
■お問い合わせ先
一般:info@penmark.jp
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