木造建築推進を後押し。手間・費用を軽減し、環境負荷を抑える画期的な再塗装技術「リオペーク」を開発!
特許出願中
ログハウスのBESSを展開する株式会社アールシーコア(本社:東京都、代表取締役社長:壽松木康晴)は、屋外木部の再塗装において既存塗料の残留物等を除去する必要がない、画期的な技術「リオペーク」を開発しました(特許出願中)。
「リオペーク」で用いるBESSオリジナル素地調整剤は、環境・人にやさしい機能性のある塗料を開発するキャピタルペイント株式会社(本社:大阪府、代表取締役社長:村上亮子)のご協力により商品化を実現しました。
これにより、木造建築におけるメンテナンスの手間・費用を軽減しつつ環境負荷を抑え、政府が推進する木材利用促進を後押しします。
従来技術の課題を解消
木造建物は耐久性の観点から、屋外木部に対して塗装等定期的なメンテナンスが必要です。再塗装の際、従来の工程では既存塗料を除去するためのケレン作業やブラスト処理が不可欠でした。また状況により、剥離剤を使用する場合もあります。
ケレン作業やブラスト処理では粉塵や騒音が発生するという難点と、一定程度の費用・労力を伴います。剥離剤を使用する場合には、環境上好ましくない物質を含む場合があり、使用後の回収や廃棄処理が必要でした。
これに対し、アールシーコアは、ケレン作業・ブラスト処理・剥離剤使用を行わず、既存塗料を除去せずに、耐候性や耐摩耗性の高い再塗装を実現する画期的な再塗装技術「リオペーク(BESSオリジナル素地調整剤と独自施工方法)」を開発しました。「リオペーク」により、従来の再塗装時の費用・労力軽減と、環境負荷の抑制を実現します。
開発の背景には、約40年にわたり、ログハウスなど木造住宅を展開してきたアールシーコア/BESSの豊富な経験とノウハウがあります。
アールシーコアでは、BESSの木造住宅で2023年よりリオペークを導入し、再塗装の工程は、一般のケレン作業と比較すると、費用、労力ともほぼ半減しました。
公共施設等の木材利用の促進に寄与
昨今、木造による施設建築が注目される一方、公共木造施設の維持・管理コストに関する課題が浮き彫りになっています。低コストかつ環境に配慮した木造施設のメンテナンス方法の必要性が高まる中、屋外木部の再塗装技術「リオペーク」は、これらの課題を解消する革新的なソリューションを提供します。
さらに、本技術は、令和3年10月1日に施行された「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」(通称:「都市(まち)の木造化推進法」)を含む、政府が推進する木材利用促進の基本方針を後押しするものです。「リオペーク」は木造施設のメンテナンスを効率化するだけでなく、持続可能な社会の実現に貢献します。
実証実験で高い耐摩耗性を確認
アールシーコアでは、BESSの木造住宅でリオペークを実施していることに加え、複合型商業施設の外部木部歩道の一角を使用した実証実験も行い、「リオペーク」を施した部分が高い耐摩耗性を示しました。この結果は、木造施設の長期的なメンテナンスコスト削減と耐用年数の向上に貢献する可能性を示唆しています。(※使用環境や使用状況により効果は異なります)。この実証実験結果を受け、本複合型商業施設は「リオペーク」を実際に採用することとなりました。
BESSの建物以外にも「リオペーク」を試験提供開始
屋外木部の再塗装技術「リオペーク」について、BESSの建物以外の木造施設においても、キャピタルペイント社と共同で試験提供を開始します。行政機関や法人、木造施設の管理者、建築業界関係者の皆さまからのお問い合わせをお待ちしております。
※木部の状態、使用塗料、施設規模、施工条件等により対応できない場合がございます。詳しくはお問い合わせください。
【お問い合わせ先】
株式会社アールシーコア 技術部
Email: reopaque@rccore.co.jp
〔株式会社アールシーコアとは〕
人の感性を大事にしたマーケット創造を目指し、「住む」より「楽しむ」BESSの家を事業展開しています。経済合理性や文明偏重にならず、日本的価値観を伴って文化を大切にした事業創造を目指します。
●株式会社アールシーコア ホームページ https://www.rccore.co.jp/
〔BESSとは〕
“「住む」より「楽しむ」”をスローガンに、暮らしをとことん「楽しむ」文化を日本に広げる住宅ブランド。ログハウスをはじめ6シリーズの個性的な木の家で、外とつながる、自然とつながる暮らしを提案。全国に単独展示場「LOGWAY」を展開し、非日常を日常に取り入れた暮らしを体感する場の提供とともに、暮らしを楽しむ文化創造を目指しています。
●BESSの家 ホームページ
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