攻撃者視点のアクティブサイバーディフェンスソリューション「ULTRA RED」に新たな生成AI機能「VITA AI」を追加

~継続的な脅威エクスポージャ管理(CTEM)をより迅速に~

東陽テクニカ

株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高野 俊也(こうの としや)、以下東陽テクニカ)は、ULTRA RED Ltd.(本社:イスラエル・テルアビブ、以下 ULTRA RED社)が提供するアクティブサイバーディフェンスソリューション「ULTRA RED」について、生成AIを活用したセキュリティアシスタント機能「VITA AI」を、2023年9月1日に新たに追加いたしました。

「VITA AI」イメージ

  • 背景/概要

昨今、DX推進の加速とともに、企業においてはリモートワークが普及し、より多様化・複雑化するサイバー攻撃に対する迅速なセキュリティ対策が求められ、サイバーセキュリティに対応する人的リソース不足など課題を抱えています。

東陽テクニカは、このような課題解決を目指し、イスラエル・ULTRA RED社と国内代理店契約を締結し、2023年7月にアクティブサイバーディフェンスソリューション「ULTRA RED」の販売を開始しました。「ULTRA RED」は、CTEM(Continuous Threat Exposure Management:継続的な脅威エクスポージャ管理)※1を完全自動化したプラットフォームです。サイバー攻撃者が使う実際の手法を用いて組織ネットワークへの侵入シミュレーションを行うことで、攻撃される可能性の高い脆弱な箇所を正確に特定し、攻撃を受ける前に対策を講じることが可能です。検知結果と、独自の脅威情報データベースの情報を組み合わせ、より正確でセキュアな対策につなげます。

このたび新たに追加された機能「VITA(Vulnerability Intelligence & Threat Analysis) AI」は、「ULTRA RED」のGUI上にて提供される生成AIアシスタントです。自然言語処理機能を備え、脆弱性や攻撃ベクターに関する情報を対話形式で提供します。公に検証されたデータやユーザーからのフィードバックを基に、常に精度を高めながら、企業や組織に対してアクションに結び付くインサイト、修復のガイドライン、新たな脅威へのプロアクティブな対策を提案します。脅威や脆弱な状況に対し、簡潔な技術分析結果やコンテキスト化されたガイダンスにより、セキュリティアナリストの迅速な対応を支援します。「VITA AI」の機能は、組織のインシデント対応機能、意思決定、リソース割り当てを強化し、サイバーセキュリティのレジリエンシーの向上に貢献します。

東陽テクニカは、新たな機能を加えた「ULTRA RED」の提供を通して、今後も、高度化するサイバー攻撃に対処し、セキュアで安定した社会の実現に貢献してまいります。


※1 米国ガートナーが2022年に提唱したセキュリティの概念。攻撃者視点を取り入れ企業の情報資産の脆弱性を把握して脅威を評価し、継続的かつ一貫性を持って対策を実施するプログラム。

Gartner “Implement a Continuous Threat Exposure Management (CTEM) Program”
https://www.gartner.com/doc/reprints?id=1-2APCAC3H&ct=220729&st=sb

  • 「ULTRA RED」について

世界でも有数のサイバーセキュリティ⼤国のイスラエルを拠点に開発されており、イスラエル軍のなかでも8,200部隊に及ぶサイバー部隊出身のエンジニアが開発した国防レベルのセキュリティソリューションです。エンジニアがサイバー部隊で培った経験や知識を活⽤して、攻撃者視点での、ASM(Attack Surface Management:外部攻撃面管理) ※2と自動侵入・攻撃シミュレーション(ABAS: Automated Breach Attack Simulation)およびサイバー脅威インテリジェンス(CTI: Cyber Threat Intelligence)を組み合わせ、CTEMを完全自動化したプラットフォームです。

製品サイト:https://www.toyo.co.jp/slc/products/detail/ultrared/


※2 経済産業省:「ASM(Attack Surface Management)導入ガイダンス~外部から把握出来る情報を用いて自組織のIT資産を発見し管理する~」(2023年5月29日)

https://www.meti.go.jp/press/2023/05/20230529001/20230529001.html

「ULTRA RED」 概念図

  • 「VITA AI」主な特長

・生成AIを活用した画期的なサイバーセキュリティスペシャリストアシスタント

―セキュリティアナリストが手作業で行っていた分析タスクを自動化。

―詳細なレポート作成に加え、企業が使用しているセキュリティソリューション(検知システムやマネージメントシステム)用の設定やルールの作成も可能。

・MTTR(Mean Time to Repair:平均修復時間)を短縮

―問題点の識別とリスク分析を正確かつ迅速に実施。

―自然言語処理機能を備え、必要な脆弱性や攻撃ベクターに関する情報を即座に提供。


※2023年12月末までに「ULTRA RED」を導入した場合、「VITA AI」を契約後1年間無償で利用可能

 

「VITA AI」での回答サンプル例: https://www.ultrared.ai/jp/platform/vita-ai

 

<ULTRA RED Ltd.について>

2020年にイスラエルで設立した、サイバーセキュリティソリューションサービス型ソフトウェア(SaaS)を提供する会社です。外部の公開資産を把握し、自組織の脆弱性を検出するだけでなく、外部の侵入を防止するためにどのような措置をとるべきかについての情報を提供することで、顧客が攻撃を受けうるリスクを軽減します。

ULTRA RED Ltd. Webサイト:https://www.ultrared.ai/jp/home

 

<株式会社東陽テクニカについて>

東陽テクニカは、1953年の設立以来、最先端の“はかる”技術のリーディングカンパニーとして、技術革新に貢献してまいりました。その事業分野は、情報通信、自動車、エネルギー、EMC(電磁環境両立性)、海洋、ソフトウェア開発、ライフサイエンス、セキュリティなど多岐にわたります。5G通信の普及、クリーンエネルギーや自動運転車の開発などトレンド分野への最新の技術提供に加え、独自の計測技術を生かした自社製品開発にも注力し、国内外で事業を拡大しています。最新ソリューションの提供を通して、安全で環境にやさしい社会づくりと産業界の発展に貢献してまいります。

株式会社東陽テクニカ Webサイト:https://www.toyo.co.jp/

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会社概要

株式会社東陽テクニカ

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URL
https://www.toyo.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都中央区八重洲1-1-6
電話番号
03-3279-0771
代表者名
高野俊也
上場
東証プライム
資本金
41億5800万円
設立
1953年09月