「GXの産業界への影響と対応」研究プロジェクトにレポートを掲載
カーボン・クレジットが産業界へ与える影響 ~シリーズ③「GX-ETS義務化による企業経営への影響とカーボン・クレジット戦略へのインプリケーション」~
東京海上ディーアール株式会社は、2024年10月から調査研究プロジェクト「GXの産業界への影響と対応」を実施しています。このたび研究成果として、「カーボン・クレジットが産業界へ与える影響 ~シリーズ③「GX-ETS義務化による企業経営への影響とカーボン・クレジット戦略へのインプリケーション」~」を発行いたしました。詳細は本プロジェクトの概要ページをご覧ください。
レポート概要
本シリーズでは、国内のカーボン・クレジット市場の動向や産業界に与える影響について、多角的・俯瞰的に考察する連載を実施してきました。第1回では排出量取引をはじめとするサステナブルファイナンスの推進に尽力されてきた吉高まりさん(一般社団法人バーチュデザイン代表理事)にGX-ETS本格稼働に向けたポイント等についてインタビューを行うとともに、第2回では本研究会メンバーの大場がカーボン・クレジット創出の第一人者である有識者へのヒアリングを踏まえた考察を行ってきました。
本シリーズ最終回の第3回では、東京海上グループでカーボン・クレジットに関するサービス開発等を実施しているGX室柴田氏にご寄稿いただき、GX-ETS義務化による企業経営への影響とカーボン・クレジット戦略へのインプリケーションに関する考察を行っていただきました。
「GXの産業界への影響と対応」研究プロジェクト概要
GX(Green Transformation)とは、化石燃料をできるだけ使わず、クリーンなエネルギーを活用していくための変革やその実現に向けた活動のことを指します。
現在の産業・社会構造は化石燃料の使用を前提に最適化されたものです。従って、GXは、単なるエネルギー政策の転換にとどまらず、社会の様々な分野に変化をもたらし産業界にも大きな影響を及ぼします。
本プロジェクトは、そのようなGXの与える影響をエネルギー、産業・競争、金融・資本市場、貿易・通商、技術、等の多様な観点から分析し、産業界に必要な対応を検討します。
研究の成果については当社ホームページにレポートとして発信する他、セミナー等も予定致しております。