民意で広がる治水対策へDotcon+の施工見学会を日本大学工学部で開催
デザイン・強度・コストで選ばれる舗装が路面ダムに約100 名が来場し 自治体・ゼネコン関係者が視察 NHKなどが取材
PUMPMAN株式会社(本社:東京都あきる野市、代表取締役社長:小澤辰矢)は、2026年10月27日(火)、福島県郡山市の日本大学工学部において、雨水の貯留・浸透機能を備えた舗装技術「Dotcon+(ドットコンプラス)」の施工見学会を開催しました。

今回の実証施工は、日本大学工学部土木工学科の子田康弘(こだ やすひろ)教授の技術協力のもと、同学部コンクリート工学研究室と連携して実施しました。子田教授は、コンクリート構造物の耐荷性・耐久性を専門に研究しています。

当日は、郡山市役所をはじめとする自治体関係者、ゼネコン関係者など約100名が来場。NHKをはじめ、地元新聞社や建設専門紙などの報道機関による取材も行われました。

今回の見学会で発信したのは、デザイン・強度・コストなどの価値から選ばれる舗装が、結果として地域の雨水対策にもつながるという考え方です。
民間の駐車場や身近な歩道を「ダム」として活用し、一人ひとりの選択から広がる「民意による治水対策」を提案しました。
舗装として選ばれたものが地域の治水対策になる
Dotcon+は、民間の駐車場や外構などで採用されている舗装技術です。当社は、景観に合うデザイン、車両の利用を支える強度、施工性やコストなど、施主や事業者が自分たちの舗装として選ぶうえでの価値を重視しています。
治水を主な目的としていない場合でも、こうした価値を評価して選ばれた舗装が、雨水を受け止め、ため、地中へ浸透させる役割を担う。民間の駐車場や敷地で採用が広がるほど、地域で雨水を受け止める場所が増えていくことを目指しています。
舗装として選ばれたものが、結果として治水対策になっている。当社は、このように施主や事業者の自発的な選択を通じて広がる仕組みを、「民意で広がる治水対策」と位置づけています。
駐車場ダムや歩道ダムとして日常の場所で雨水を受け止める
Dotcon+は、舗装面から雨水を内部へ導き、地盤へ浸透させるとともに、浸透しきれない雨水を舗装内部や路盤の空隙に一時貯留する仕組みです。雨水の急激な流出を抑えながら、その場で地中への浸透を促します。
車を停める場所は「駐車場ダム」に、人が歩く場所は「歩道ダム」に。普段どおりに使う舗装面に雨水を受け止める機能を持たせる「路面ダム」として、住宅、店舗、事業所などの身近な場所を雨水対策に活用します。
一つひとつの施工面積は小さくても、各地の舗装面で雨水を受け止める取り組みが積み重なることで、地域全体の分散型治水対策への貢献を目指します。
※貯留・浸透性能は地盤、路盤、降雨などの条件によって異なるため、現地条件に応じた設計を行います。
鉄筋でつながる柔構造を持つ新しい舗装
Dotcon+は、目地で区切られたコンクリート部分を鉄筋で連結し、舗装全体で荷重を受け止める構造を備えています。技術協力を行う日本大学工学部土木工学科の子田康弘教授からは、従来の一体的なコンクリート舗装とは異なる、柔構造の特徴を持つ新しい舗装として評価をいただいています。
コンクリートを区画に分けながら鉄筋でつなぐ構造によって、荷重の分散とひび割れの抑制を図ります。雨水を通す機能と、車両が乗り入れる舗装としての強度を両立させることが、Dotcon+の特長です。

日本大学工学部では、子田教授らの指導・監修のもと、Dotcon+の耐荷試験も行われています。今回の実証施工とあわせ、舗装としての構造性能と、雨水の貯留・浸透機能の検証を進めています。
コンクリートの耐荷性と耐久性を研究する子田康弘教授が技術協力
子田康弘教授は、日本大学工学部土木工学科教授、博士(工学)。専門はコンクリート工学です。同学部コンクリート工学研究室で、車両荷重を支える道路橋の鉄筋コンクリート床版などを対象に、耐荷性や疲労耐久性、材料劣化、補修・補強、施工品質を研究しています。
共同研究による2016年度土木学会論文賞などの受賞歴があり、2026年には、寒中コンクリートの品質と養生方法に関する共著論文が日本コンクリート工学会東北支部論文賞を受賞しています。
当社の技術顧問も務めており、Dotcon+の構造特性や長期的な耐久性に関する技術検証に協力いただいています。今回の実証施工でも、舗装としての構造性能と雨水の貯留・浸透機能を検証する取り組みを、産学連携で進めています。
約100名が来場し施工中の構造と工程を公開
見学会は、日本大学工学部47号館北側で実施しました。先行する第1期試験施工に続く区画で、パネルの敷設状態からコンクリートの打設・仕上げまで、実際の施工工程を公開しました。
参加者は、完成後には見えにくくなる舗装内部の構造を間近で見学。施工済み区画では散水も行い、舗装面から水が内部へ入る様子を確認しました。

自治体、ゼネコン、報道機関など幅広い分野の関係者が集まり、舗装としての実用性と雨水対策の機能をあわせ持つDotcon+に関心が寄せられました。
浸水被害を経験したキャンパスで流域治水への活用を検証
日本大学工学部は、2019年10月の台風19号に伴う河川氾濫によって、キャンパス内に浸水被害を経験しています。水害のメカニズムの解明や効果的な対策の提言を目的とする「キャンパス強靭化プロジェクト」にも取り組んできました。
豪雨や浸水への備えは、日本各地に共通する課題です。国が進める「流域治水」では、河川や下水道の管理者に加え、企業や住民など、流域に関わるさまざまな主体が協力して水害対策に取り組むことが重視されています。
今回の実証施工も、日常の舗装面で雨水を受け止め、地域全体の分散型治水対策につなげる可能性を検証する取り組みです。PUMPMAN株式会社は、日本大学工学部コンクリート工学研究室との連携を継続し、民間の駐車場から歩道、公共施設まで、舗装の選択を通じて雨水対策が広がる社会の実現を目指します。
PUMPMAN株式会社 代表取締役社長 小澤辰矢 コメント
「私たちが目指しているのは、デザインがよく、必要な強度があり、コストにも納得できるから選ばれる舗装です。自分の駐車場に使いたいと思って選んだものが、実は地域の治水対策にもなっている。そこに、Dotcon+が広がる大きな意味があると考えています。
駐車場をダムに、歩道をダムに。日常の場所で雨水を受け止める取り組みを、一人ひとりの選択から広げていきたい。日本大学工学部と検証を重ね、民意で広がる治水対策を実現します。」
会社概要
会社名 PUMPMAN株式会社
代表者 代表取締役社長 小澤辰矢
所在地 東京都あきる野市下代継25-3
事業内容 透水性コンクリートパネル「Dotcon」の開発・製造・販売
公式サイト https://dotcon.com/
本件に関するお問い合わせ
PUMPMAN株式会社
電話:042-519-9484
お問い合わせフォーム:https://dotcon.com/contact/
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